スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

海の底

***

あの日に沈めた、おもちゃ箱
全てを詰め込んだつもりでいた

鎖に絡み付く海草さえ、絶望の色をしていた


だけど開けた箱の中は奇妙なものばかり

尖ったガラスの破片、月の本
なくした指輪と、怖い夢の絵

一体何におびえていたのだろうと

今日もまた小さな扉の鍵を閉める

***



寝る前に書いていて気付いたら寝ていた。

家に帰るといろんなものを忘れてしまう。
考えたはずの事柄を。


この家には貘がいるんだろうか。
前の記事へ 次の記事へ