2010年12月30日、31日。
LUNA SEA REBOOT
-THE LAST COUNTDOWN-

1994年のあの日以来、私にとってLUNA SEAは神様です。
大好きで大好きで、私の思考や感情の根源だった。
96年、IN SILENCEで初めてタイアップとった時、
言いようのない不安に駆られた。
そのドラマの初回放送を見ながら、小学生だった私は泣いたんだ。
INOスレだけどJ信者だったから、Jが言ってた事はよくわかった。
昔からLUNA SEAを1番愛してたのはJだと思ってたな。
活動休止が決まって、リューの心が離れてると感じた。
SHINEで戻って来た時、もう私の好きなLUNA SEAじゃなかった。
でも大好きだった過去は歴史として現存してたから変わってしまっても神は神だった。

終幕の東京ドームはDVDで見たけどメンバーはあまり淋しそうじゃなかった。
心が離れたから終わるんだなって思った。
仲良しバンドでおちゃらけてやってるんじゃないことはよくわかってたけど、
それにしてもここまでバラバラになってしまうもんかってショックだった。

だから…。
だから12月23日の東京ドームで大好きな曲FOREVER & EVERをやってくれた時、
色んな思いによって涙が止まらなくなったのは確かだけど、
何故かJのことばかり考えてたんだよ。
Jやっと本当の意味で、本当の気持ちでこの曲を歌えるね、って。
私はJが宇宙一のコンポーザーだと思ってる。
FOREVER & EVERは『大丈夫だよ、ずっといるよ』じゃなくて、
『お願い、消えないで』って風前の灯を一生懸命守ってるイメージだったの。
だからリリース当初聴いた感じ方と再起動した瞬間に聴いた時の感じ方が全然違った。
再起動にあたりどういう利害が絡んでるか知る由もないし知りたくもないけど
もうそこにあるのは脆くて今にも消えてしまいそうな五人じゃなくて、
LUNA SEAという存在がLUNA SEAとして生き続けることを強く示してくれてるように見えたの。
あの曲をJがどんな気持ちで作ったのか、ここに来るまでどんな思いだったか、
そして今何を感じながらステージに立ってるのか。
そんなことを漠然と考えていたら嗚咽してしまう程涙が止まらなかった。
本当に圧倒された。

私にとっての神はキリストでも仏陀でもない。
幼い頃から、絶対的な存在だったくせに未完成で脆くて不器用な
LUNA SEAっていうバンドを信じて勝手に裏切られた気になって、時には導かれ。
完璧じゃないけどずっとずっと色褪せない。

昨日リューが言っていた。
『LUNA SEAは俺らが知らない間に勝手に独り歩きしてた。
伝説とかも言われた…俺らはまだ生きてるのに。』
不本意な状況があるのもわかるんだけど、やっぱりLUNA SEAは生ける伝説だよ。
昔から圧倒的に上手いけど、人間として成熟してた今、さらに上手くなってると思う。

REBOOTの最後の地に神戸を選んでくれたこと、本当に感動した。
神戸に対する思い入れを語ってくれて、やたら神戸を褒めてくれて、
私は神戸に住んでてこんな嬉しかったことはないよ。
元々大好きな街だけど、ますます大好きになったし神戸を誇りに思う。
2010年の最後を神戸で神様と過ごせたこと、
2011年一番最初に聴いた曲が世界で1番好きな曲WISHでしかもライブだったこと、
奇跡のように思えるし一生の宝物になりました。
下手にいたからINOのフレーズが超聞こえて来て半泣きだったよ。
またいつか、会えることを祈ってます。

神戸に来てくれてありがとう。
本当にありがとう。