ありがとうジャンプ
ありがとう黒子のバスケ
ありがとう、作者
来た、きたぜ、赤司ーーーー。
お母さんと一緒に立ち読みしたよ、お母さんの隣でニヤニヤしてたよ、だってかっこいいんだもん。
「あれ出てたね、キセキの」
「赤司様ね」
「やっと出たねー」
「あ、ちなみに柑浪の大好きなキャラだよ。きゃふーい」
「あぁ、好きそう」
コンビニで叫びました。
だって赤司様肩じゃー。どこかの魔王を思い出す。何処かの魔王も肩じゃーだったような、うん、気のせいではない。もう柑浪が好きな人はみんな肩じゃーか?あ、臨也君は肩じゃーじゃなかったか。分かった、柑浪の好きなキャラは中2っぽいキャラだ。うん、納得。
いやいや来週は洛山対秀徳ですか?ってことは赤司様のバスケが見れるって事か。やっべ、来週から柑浪はジャンプを買う事になるのか?きゃーー池袋に行きたい。
さてさてネタに行こうじゃないか。
毎週恒例になってるジャンプを見て妄想。よっし、頑張る。
黒子と火神がバッシュを求めて歩いてる。
黒子が桃井に電話をし公園に向かうとそこには青峰、桃井、篠久保といった桐皇の幼馴染がいた。こんにちはと挨拶をし、青峰と火神が同じ靴のサイズだって事が分かり青峰からバッシュを受け取る。
青峰と火神が1対1を行ってる中篠久保と桃井、黒子はベンチに座り喋る。次の相手は黄瀬と蒼崎がいる海常と。海常とは1回勝っているがあの時の海常とは全く違う。海常は強くなった。特に黄瀬と蒼崎が。蒼崎は桐皇での敗北をきっかけに己を見つめ直し、さらに強くなっていた。もう彼を止められる人はいないと言ってもおかしくない。そして黄瀬、黄瀬も成長している。成長した2人を止めなくては誠凛には勝利は見えない。そしてもう1つ気になる試合、洛山対秀徳。
桃井は聞こえるか聞こえないかの声で呟く。
「勝利に飢えた猛獣が牙をむき出す」と。意味が分からない黒子、篠久保と桃井は苦笑いをし「桐谷」と答える。どういう意味なのか?洛山はここ最近ずっとWCを優勝していて、高校最強と呼ばれてる。赤司が入学する前は桐谷がキャプテンを務めてたと聞く。だが桐谷は勝利に飢えてる。
「彰弥君、去年は1回も試合に出てないの」
時が止まったかのように黒子が固まる。
「去年のIHの予選で腕を駄目にしたんだ。結構やっちまって医者にはバスケは無理って言われたぐらいだから」
「どうして」
「霧崎第一と戦って腕を思いっきり折られたの。審判には見えないようにやられちゃって。でも彰弥君無理してまでも試合に出たから悪化しちゃってIHから試合に出れなくなっちゃた」
以前桐皇対洛山のIH決勝のビデオを見た。
その時彰弥は腕にサポーターを付けていたのを思い出す。彼は中学の頃サポーターは動きにくいから嫌いと言っていた。だが腕を守る為、無理をしない為に嫌でもサポーターをしている。
「しかも利き手やられちゃって、しかも足も痛めたらしく去年はボロボロだったの」
「敗北以上にでけぇ絶望を味わったわけよ」
バスケが出来ないという絶望を去年味わっている。
今年のIHが復帰戦となっていた、1年ブランクがあるとはいえ、去年以上に強くなっているには桐谷の意地だろう。負けたくない、腕を折られた事で試合に出れない、そして今年も出なかったら今年の桐谷は駄目かと周囲から言われてしまう。それが嫌だった。駄目かと言われるのが許せなかった。
これは桐谷のプライド。
暫くの沈黙
すると後ろから声掛けられる、振り返ると洛山のジャージを着た人物。最初眼鏡かけていた為誰だが分からなかったが分かった瞬間声をだそうとしたが止められる。
「話中悪いんだけど道に迷っちゃって、試合会場って何処だっけ?」
「お前は馬鹿か。試合当日迷う馬鹿いねーぞ?」
「迷わないと思ってたんだけど駄目だったわ」
桐谷はごめんねと言う。
そして視線を青峰と火神に向ける、そして一言「青峰元気そうだね」と言う。
「大ちゃん呼んでくる?」
「いいや、今会っても何も言う事ないし。まぁしいて伝えて欲しいって事は頑張れだけかなー?」
瑛太の襟を掴み「案内しろ」と言う。
「はぁ?」と言うが桐谷に逆らえないのか立ち上がり桃井と黒子に「会場で」と伝える。2人が去ろうとしたとき黒子は言う。
「調子はどうですか?」
振り向いて言う
「絶好調」と。
そして会場に向かう。
「あれ?瑛太は?」
「先に会場行ってるって、特等席用意してくれんじゃない?」
能ある鷹は爪を隠す
1年待たされた舞台、猛獣は今動きだす。