ハイキューを読み返したのですが、赤葦君がかっこよくてかっこよくてつらい。なんであんなにもイケメンなのか。無気力バレー可愛い。本当可愛い。
トビオちゃんがツー決めた時に顔が怒っていた所も可愛い。本当可愛い。なんであんなにも可愛いんでしょうか????
んで
んでもって岩ちゃんがかっこいい。
もしネタバレになってしまったら申し訳ないです。
ちょっと妄想します。
はい、常に脳内妄想パレード。
13巻の春高予選前の体育館で日向がトイレに行く前に、阿吽に会うわ、牛若にも会うわ、青根にも会って「でらわっしょおい!!!」って感じになってましたが、そこに、鴉原の桐谷君と七瀬君の幼馴染組も現れたら最高なんじゃね?と思った頭の弱い柑浪。
彰弥は試合前音楽を大音量で聴き心を落ち着かせています。
二人で歩いていると、トイレの前で、青葉城西と白鳥沢。
うわと顔を引きつる七瀬。勘弁してくれよ。と来た道を戻ろうとしたが、あれ?鴉原じゃね?すげぇ、宮城1,2、3位が揃った。と大声で言うもんだから、勿論ばれる。
別世界にいる桐谷でさえ、周囲に空気がなんだか重いと感じ前を向くと、牛若と及川の姿。顔を思いっきり引きつる。
あの桐谷がここまで表情筋を動かすとは。隣にいる七瀬は少しばかり感心。
イヤホンを耳から外し、誰にも聞こえる大きな舌打ちをする、周囲から見ればただのヤンキー。
「ちょっと威嚇しないで」と隣でピーピー言っているがお構いなし。
「鴉原の桐谷と七瀬」
「っち」
「また舌打ちしたよ、この子。本当勘弁して」
「何故白鳥沢の推薦をきってまで鴉原に行った?お前等なら白鳥沢で活躍できる」
「毎回毎回その話ですか?俺は俺の実力を試したかったんです。貴方を倒して全国に行く。城西、白鳥沢に興味なんてない。俺が興味あるのは鴉のみ。せいぜい予選が最後の試合にならないように気を付けて下さい。鴉に首持ってかれないように」
「お前えええ。先輩方になんでそんなでかい態度とれるの?岩泉さんもいるんだよ、お前の大好きな岩泉さんでさえおこだよ、激おこだよ。」
「まだあの事怒ってるのか?」
「え?あのこと?」
「怒ってないです。過ぎた事は気にしないタイプなんで。てか過去の古傷を抉るのはやめて下さい。及川さんもいますし」
「ちょっと待って。詳しく聞きたいんですけど、彰弥ちゃん。何があったの?及川さん怒らないから詳しく聞かせて?何?及川さんに隠し事は駄目だよ」
「何でもありませんから離してください。公共の場で抱きしめないで下さい。周囲の視線が怖い、本当怖い。耐えられないです」
「もしかしてさぁ、この前の試合でちらっと見えたんだけど、キスマークつけられたこと?お前すんげぇ荒れてたもんな」
「はーい、彰弥。正直に言おうね。あのデカい図体した男に何されたのかなぁ?もし七瀬ちゃんが言ってた事が本当なら俺手加減しないぞ」
「・・・られただけです」
「ん?聞こえない」
「(可哀想、桐谷本当可哀想)」
「(岩泉さん、お宅の主将止めて下さいよ。極度の人見知りの彰弥が公共の場でこんな事されたら暫く引きこもりますよ。しかも及川さん声でかい。もっとボリューム抑えられないんですか?周囲にだだ漏れですけど)」
「(俺には止められねぇよ、ああなったクソ川を)」
「(あぁ、終わったな)」
「ちょっと首筋吸われただけです」
「そうなんだー」
ちゅ
「やり返すなああああああああ!!!!!!!クソ川ああああああああ」
「よーし、これで彰弥は俺のもの。あのでかい図体した奴には負けないよ、勿論バレーでもね。」
「受けてたとう」
的な感じになってそうです。
鴉原のメンバーは白鳥沢から推薦来てたのですが、強豪校には興味を示さなく、今の監督が鴉原に来るという理由で様々な強豪校の推薦を蹴った。
さて、本題に入ります。
今回は梓のお話です。
中学の頃セッターをしていた梓。
同じ中学、桐谷、七瀬以外は別々の中学。
梓と影山は少し似ている所があるなぁと思って衝動で書いたものです。
小学校から始めたバレー。
元から身長が低くかった僕が唯一活躍できた場所はチームの司令塔「セッター」身長が低くともできると周囲に見せつけた居場所。小学校、中学校の頃は常に全国レベルだった。だけど、目の前に立ちふさがる北川第一中。彼及川徹は僕の上を行く人間。
初めて味わった絶望。
力の差を見せつけられた試合。
ここまで試合がつまらないと思ったのは初めてで、同時にバレーを辞めたくなった。
僕より上はいなくてもいい。
がむしゃらに練習をした、及川さんを超える為に。
僕は常に上にいる人間なんだ。
少し話がずれるが、僕と影山は似ている所がある。
影山のように暴言とかは吐かないけど、コート上の王様。そう言われていた影山と僕は似ている。及川さんに負けた時から僕はチームを見なくなった。自分勝手なトス、相手の事なんて考えない。勝つ為には僕が描いたシナリオ通りに動いてもらわないと困るから。
僕を見るチームの目が変わった。
軽蔑されてもいい。君達には分からない、この悔しさが。
「君って、わがままなトスだね。どこに誰がいるかを分かっていない」
よく見て、彼等はそこにいるかい?
試合中に言われた一言。
「現実を受け止めず自分勝手な君に誰もついてきてはくれない。」
分かってる。分かってる。
頭の中では分かりきっているんだ。
他人の君が口を出さないでくれ。
これは僕自身の課題なのだから。
我儘と言われてもいい、勝つ為に僕は
「君にとって勝つは1人で勝つもの?チームで戦って得つ勝利は楽しい。君は誰よりも上手、及川さんよりも影山よりも。だから仲間を信じてトスを上げなよ。俺は君がチームの為にあげるトスが見たい。このコートは君ひとりの舞台ではない」
おーい、蒼空。とチームに言われ蒼空と呼ばれた男は僕に背を向ける。
振り返り、チームを見る。
そうだ、僕にはこのチームがいる。
「また、僕についてきてくれる?」
2年前、絶望を味わった。
そして2年後、僕はリベロとしてコートに立つ。
リベロ経験はない。
しかし、入部して次に日からはレシーブの練習ばかりしていた。
監督は僕に言う、君はリベロかな。
視野が広い、しかも負けず嫌い、人並み以上の反射神経。セッターとしての実力はあるが、リベロとして鴉の地で暴れてみないか?
それから僕は高校のベストリベロ賞をもらえるぐらい強くなった。
でも、でも。
もう一度だけでいい。
もう一度チームの中心としてバレーがしたい。
これは僕の我儘。
今のセッター、彰弥君は正直言って及川さん以上で、全国に名を轟かせる実力者、でも、彼は元はリベロで、セッターは高校に入ってから。常に冷静で、相手の穴を見つけられる天才。どこに穴があるかはすぐに分かる。そこが相手の弱点だから。じわじわと相手を追い込むセッター。
僕は彼に敵わない。
分かっているが、次の公式戦で僕はセッターとしてコートに立ちたい。
「監督」
次のIH予選間近。
僕を
「次のIH予選セッターとして使って下さい」
頭を下げる。
周囲は練習する手をやめ監督と頭を下げる男、蒼崎梓を見る。
あの梓が頭を下げている。
つまり梓がセッターになるという事は彰弥はセッターから降ろされる。彰弥は表情ひとつ変えずに梓を見る。
もう一度及川と戦いたい。
鳥野の影山と戦ってみたい。
彰弥ではなく僕で勝ちたい。
「無理だとは分かってます。でもどうしてもセッターとして僕はもう一度及川さんと戦いたい」
「でも今のあんたは桐谷以下よ。桐谷は成長してしまったわ。追い付けるの?貴方は確かにセッターとしての実力はあるけど、桐谷を超えられる」
「超えてみせます。彰弥君がセッターとして成り立っている事は分かってます。だけど彰弥君よりも強くなって鴉原を全国に導きたい」
僕はもう逃げない。
及川さんからも、そして王様と呼ばれた影山にも。
僕の居場所はネット際。
もう、みんなの背中だけを見るのは嫌だ。
「俺からもお願いします。」
「茶葉ちゃん」
「トス練に付き合います。2週間で彰弥さんと同じレベルにします。なので次のIH予選、梓さんをセッターとして使ってくれませんか?」
監督は笑い
「何故セッターとして使わなかったか分かるか?コートの守護神として成長してもらう、視野の広いお前は桐谷同様相手の弱点が見えている。しかしコート際だけじゃ広く見えないだろう?後ろから見て、あ、あそこ穴がある。すぐさま見つけて視線で桐谷に合図を送っていたじゃないか。」
監督が何を言いたいのか分からない
僕は単細胞だから、難しい言葉が理解できない
「今度はネット際で暴れてみろ。お前の広い視野を生かし、城西を潰してみろ。」
「は、はい!」
鴉原の5番を背負い人間は天才しかいないと言われている。
鴉原の5番は僕が背負う。
「まぁ、そういう事だから鈍った身体を無理矢理にでも動かしてみらうぞ?蒼崎、桐谷」
「俺もですか?」
「何言ってるんだ?お前はリベロになるんだ。中学の頃ベストリベロ賞獲った実力を見せてやれ」
「煽りますね、まぁ、西谷には負けたくないんで」
おら、練習付き合えと蒼空の頭を叩き、違う体育館に移動しようとしている2人を追いかける。こんなにもあっさりセッターを譲ってもいいのか?セッターとしてのプライドがあるはずなのに。同情?
彰弥は何考えているか分からない。
内心に秘めているかもしれないが本当は悔しいかもしれない。
表に出さないだけで、一人になった瞬間悔しさをどこかにぶつけるかもしれない。
「彰弥君」
ごめんと言おうとした口を手で塞がれる
「ごめんじゃないでしょう。確かに悔しいかもしれないけど、俺は元はリベロの人間、あの殺人サーブを打つ彼等を見て正直興奮した。なぜ西谷はあのサーブで手こずっている?俺だったらセッターに戻す。とか考えちゃってるんだ。1点でも相手にとらせたくない。だから君は俺が上げたボールは叔や蒼空、瑛太、茶葉、大倉に上げて。俺はお前等の背中を見て、コートを守る」
コートは俺に任せろ。
そう言い立ち去る
「かっこいい事言うねぇ」
「叔君」
「強がっちゃって。悔しいだろうに。でも表に出さない。それは梓に心配かけたくないから。だから梓も強くなりなさい。彰弥を超えなさい。それが鴉原のセッターの役目。誰にも負けちゃいけないんだ。俺達は」
「うん」
「俺等は強い」
「そうだね」
「鴉は最強でなければならない。プレッシャーかけるかもしれないけど、鴉は全てお前にかかってるからな」
「分かってる」
そう、僕は司令塔。
コートを動かす、司令塔。
もう、負けない。
身長低い事なんて関係ない。
僕は誰にも負けない武器を持っているから。
「おい!鴉原のセッター桐谷じゃないぞ」
「まじかよ、てか桐谷リベロじゃん」
「彰弥がリベロ」
「そう簡単に点とれねぇな」
「蒼崎さんがセッターか。やりづらい。彼と俺合わないんだよね。彼に飲み込まれたら俺は負けるかもしれない。そんぐらい恐怖を抱く」
中学の頃、1度戦った事あるが、彼はすべてを見えていた。
全て彼の計算内に入ってしまっていた。
彼のシナリオ通りに動くバレーほど怖いものはない。
「僕が君たちを勝利に導く」