どうか私を捨て置いて。

壊れた道具をまだ使おうなどと、そんな酷なことしないで。それならばいっそのこと一思いに葬って欲しいのです。

昨日は今年一年を集約したかのような、それはもう濃い一日でした。
実は今月12日に、支配人に今年度いっぱいで辞める旨を伝えておりました。それがいろんな経緯で上層部へ届き、案の定引き止められたわけですが、私はもう何を言われたところで全く響かないのです。すべてが今更。遅いのです。

昨日は何人かいる親会社の理事のうち、理事長とN副理事が私を説得するために来ました。Nさんにはクリスマスプレゼントと称した賄賂を頂きました。食べ物に罪はないので、職場の人と美味しくいただきました。
個室に連れていかれ、偉い人2人と、理事長の部下の人(11月から応援で来てくれている人。結局フロントの手助けにはなっていないけれど、とっても面倒見がよくいい人。)とに囲まれガクブルな私…。
・とにかく私に抜けられては困るから、なんとか思いとどまって欲しい。
・少しずつではあるが軌道修正するメドが立ってきて、これから良くなっていくから待って欲しい。
・これからは君たちの意見も出来る限り取り入れて改善していくから意見を聞かせて欲しい。
・今まで苦しい思いをさせてきて、それに気づくのが遅くなってしまって申し訳ない。
みたいなことを言われました。それをもっと早く言って欲しかったとキレて泣きました。遅いんだよ畜生。
でももう、何を言われたところで今更なのです。
・今年、来年は難しいけど、2年後には完全に改善してみせるから、それまで、あと2年待って欲しい。
呆れて言葉も出ませんでした。私はすでに1年以上待ってるの。ずっと待ってたの。この期に及んでまだ待てと?今すぐにでも助けて欲しいと悲鳴をあげている人を目の前に、平気でそんなことを言い放つ無神経さ。目の前が真っ暗になりました。
私、頑張ったでしょ。もう十分でしょ。私の心はあなた方に使い尽くされて空っぽなので、もう何も差し上げることはできません。どうかこれ以上求めないでください。私はもう頑張れない。
これでも精一杯の誠意を尽くしてきたつもりです。ずっと大切なものを犠牲にしてきました。たくさんの無理をして、たくさんの我慢をしてきました。だからせめて最後くらい、自分を優先させてくれてもいいじゃないですか。今までたくさんの人が選んだ道が、私に許されないのは何故ですか。

もう限界ですと言ったのに、まだ頑張ってと言われて、すごく悲しくて絶望的な気持ちになりました。
今回は私がまともに会話できなくて話が進まなかったから、またこのようなお呼び出しを受けるのでしょう。それを思うと気が重くて目眩がします。
私が望むのは一つだけなのにな。早くここから私を解放してください。それ以外は欲しくないの。もううんざり。疲れた。

私という道具を使い潰したのは他でもない、貴方たちでしょう。