ジイジ「部長! 部長! 出ました。」

部長「なんだ 騒々しい! 出たって 何だ? 便秘かね?」

ジイジ「嫌だなあ 違いますよ。私は いつも快便で サラサラ出てますよ。」

部長「サラサラ? それって下痢か?」

ジイジ「だから 違いますよ〜 出たんですよ〜 トイレに」

部長「トイレ? やっぱり便秘だろ?」

ジイジ「だから 幽霊ですよ 幽霊

おかしいな?我が社では 初耳だよ?」

ジイジ「いやね 私が 用を済ませて 手を洗ってたんですよ そして フッと顔を上げて 鏡を見たら 私の後ろを ス〜っと 通ったんですよ〜
それで 手元を見て 顔上げたら もう 影も形もない

その後 うなり声まで 聞こえたんですから

部長「そっか どんな幽霊だった?」

ジイジ「そうですね 髪は白髪まじりで 銀縁メガネの奥に いやらしい目つきの 身も凍るような 視線の幽霊でしたよ」
部長「そっかそっか ところで バケツは 2つあるかな?」

ジイジ「は? バケツ? 今は 幽霊でしょう

部長「まあ いいから あるか?」

ジイジ「ありますよ!掃除でも するんですか?」

部長「じゃあ 2つのバケツに 波波と 水を入れて それを持って トイレの入り口に 立ってなさい! お前が見た幽霊は 私だ(;`皿´)」

ジイジ「・・・ ヤバい また出張に なりそう(^。^;) 」