海二日目。今日は海に入りました。去年の二日目の場所が良かったのですが違う所でした。でも、まあ飛べる岩場があったので良いですが。着いてから海に入って早速、父に放り投げられました。この光景、去年も見たわ。これ、他の人から見たら私の体は一体どうなってるのでしょうか。あられもない状態になってないでしょうか。岩場から普通に飛んだり、後ろ向きに飛んだりはしましたが中々、他の飛び込み方が出来ない。回ったり、水泳選手宛ら、頭から入水したいのに。両腕を広げたまま後ろ向きで落ちようとして妹壱号に押してもらえる様に頼んで押してもらい体が傾いた瞬間、咄嗟に壱号の腕を掴み、一緒に落ちようとしたのですが、腕を払い私だけが海に落ちました。何してんだ御前。無理心中を失敗した人の気持ちが少しだけ解った気がします。そんなもん解ってどうすんだ。後、飛び込みを楽しんでる間にまた父に投げ飛ばされてました。公開処刑。それから海月を網で捕まえていました。人生で初めて海月に刺されたかもしれません。しかし、あの様な感覚は慣れていたので、刺された皆の様子ほどではなかったです。それから浮輪に座り、ぼんやり揺蕩ってました。父が波打際からパイナップルを投げ、飛び石の様に跳ねたのを見て投げるなと言ってからパイナップルを食べました。食べんなよ。勿体ない。温いししょっぱかったです。だろうな阿呆が。


海から戻り御風呂の順番待ちをしている間にアイスを買って食べていまして、私が食べていたチョコバリを父が少し欲しいと言うのであげたのですが、残り1/3を父が一口で食べたので憤慨しました。私は激怒した。必ず、彼の邪智暴虐の父を除かなければならぬと決意した。器の小さいオッサンめが。


御昼は帰りにあった喫茶店に寄り、私と壱号は仲良くバナナジュースを二つとミックスサンドを一つ頼みました。その時に何故そんな話になったのかは忘れましたが、父が「スーパードMの俺がお前等を調教してやる。」と言っていました。スーパードMの人に調教されるとか一体どうなってしまうんですか。それはそうと父はドMではない。Mですが。一家全員Mだと思います。そんな事を暴露するな。


御風呂も入らずに寝ました。疲れた。疲れた。荷物が多いのが嫌だ。





(詳録八月五日)