少々退屈だつた。原発・2020年東京オリンピック非難といつた露骨に思想的なカットには興醒めした。だが、全体として悪くはなかつた。少なくとも雰囲気は好かつた。
男同士の友情を描いた作品は、女同士のそれと比べると、一見ドライでハードなやうでゐて、しかし、実際は、ねつとりとしてゐて、テリー・レノックスのギムレットのやうに甘つたるい。そんな風なことを感じた。
「ギムレットには早過ぎる」といふ科白は無かつた。
☆
全話を通して、浅野忠信、綾野剛、小雪は、残念ながら、何れも一寸づつミスキャストだつたやうに思ふ。もつとテキパキと話を進めた方が好かつたかもしれない。物凄くロマンチックでキザな作品を期待してゐたのだけれど、これはこれで好い雰囲気のドラマだつた。
20140517土
簾越し蓮子が素敵だつた。
掃除もできない醍醐さんが
「この際小間使でも何でもします」て、
「何、寝言、言つてんだよ」て感じだ。
かをる子様が山梨出身といふのは後付けかしらん。それともはじめから設定されてゐたのかしらん。どつちにしても酷いけど。
代用教員て、幼馴染みに頼むとなれるものなんだね
役人の髪がぼうぼうで乞食みたいだつた。台詞が狂言風だつた。番組初の鎌倉時代ださうな。
恥しかつた。『刑事110キロ』を録画すればよかつた。
面白かつた。山本陽子の大女優ぶりが素敵だつた。福本先生の台詞が多めだつたのもよかつた(笑)。
相棒 season12 第15話「見知らぬ共犯者」に
「犯人の舞台俳優が犯行の前後で芝居の演出を変へる」
「そのことを主人公が客席で知る」
といふのがあつた。
ところで、犯行後本物のネックレスを使つたといふことは、舞台用のネックレスに予備は無いといふことなのか? 元々の演出ではネックレスを引きちぎつて床にばらまくんだよね? 毎回バラバラになつたネックレスのをかき集めて次の上演までに元通りに直して使つてゐたといふことなのか?
ダークブルームーン戦。喫煙が黒塗り。“未成年者”でなく“不法者(?)”。自主規制なのか? 何かなあ。
承太郎の瞳の色がブルーなのは、アニメの演出ではなく、設定上さうだといふことなんだらうか。
蓮子と伝助が出ないとつまらない。村岡と編集長が見られて嬉しいけれど、村岡と編集長だけでは物足りない。
伝助、可愛い〜
愛する妻のために頑張つてるんだねえ。蓮子も頑張れ。応援するよ!
地主様は、横恋慕が報はれることは、話の都合上、ないんだらうね。地主様と婿殿、どちらかを選ぶんなら地主様の方だ。
蓮子、可哀相。石炭王は彼なりに蓮子に気を遣つてはゐるやうだけど。
山元タミ(筒井真理子)は女中なのか知らん。其とも、石炭王の妾の一人なのか知らん。
安達祐実、可愛い。
名高達男とか升毅とか実力派俳優のヲツサンが恥しいポーズの儘緊縛されてゐる姿は、ちよつぴり、見てはいけない物を見て了つた様な気にさせる。でも、吉田鋼太郎の緊縛された姿は見てみたい(笑)。
《尾美としのり≧オダギリジョー≫岩城滉一》
尾美としのりのヤサグレ元弁護士が素敵だつた。自分を失脚させた記者を睨み付ける尾美としのりを視て
「いやあ〜ん
、カツコいい〜!
」
と身悶えしちやつたよ(笑)。でも、あつさり死んでしまつて残念だつた。
第1話と比べると漫画的な演出がなくなつた。その分インパクトがなくなつた。その代り見易くなつた。でも突込所が結構あるのは余り変らないやうな気がする(笑)。
石炭王の会社は丸で美術館か都道府県庁舎の様だつた。どういふコンセプトでああいふ社屋を建てたのかしらん。
次週、蓮子は何をどう騙されたのか。心配だ。気になる。
反物コロコロ、巻直すのが大変さうだけど、やつてみたい(笑)。
w
似顔絵が父親の顔だつたといふのが、バレバレだつたけど、一寸切なくて好かつた。
現役の刑事が被疑者を脅迫して殺人を教唆して挙げ句に殺人未遂の被害者を出すつて、駄目でせう。「子供を虐待する母親は殺されかけても構はない」といふのは、ドラマ思想としては構わないけど、作中人物が積極的に行ふのまづいと思ふ。
犯人逮捕後のお涙頂戴の展開が酷い。特に母子家庭内暴力の下りは糞。
福くんの雀斑が可愛かつた。
@
『トトリ』『福家』に続き今期も倒叙物が見られて嬉しいのだけれど、『トトリ』『福家』に続き『刑事110キロ』も出来映えが今一つであるのが残念だ。
つまらなくはないけど、タルい。連ドラ向きではなかつたのでは?
湿つぽい話だつたけど、沁々と好かつた。番頭さんのありがとさんで泣けた。