「ローマの休日」と私

一昨日の金曜ロードショーは「ローマの休日」だったんですね。
ラストシーンだけ見ることができました。

私が「ローマの休日」を見たのは小1か2の時、母と2人で行った映画館のリバイバル上映か何かでした。
当時の私は理解するには早過ぎたと思うのですが、今思えば私の好みの原点になった気がする…。
ラストシーンのどうにもならない切なさは、いつ見ても胸が詰まる。

ちなみに私が好きなシーンは、いくつかありますが、ほとんどラストシーン。
・ラストの記者会見で印象に残った街を聞かれて、教科書どおり「どこも素晴らしく…」と言いかけたけど「ローマが一番印象的!」と言って「体調崩していたのに?」と突っ込まれて、強引に「それでもローマ!」みたいに言い張るところ。かわいい。
でも彼を見て込み上げてきたんだろう気持ちの発露が切ない。
・記者会見の写真撮影で、カメラマンのアービングさんがライターの隠しカメラで撮った時のお茶目な表情。
・最後にどうしてもと舞台を降りて挨拶に行った時、船上パーティーの大立回りの写真を渡されるところ。
その時の2人のやりとりと表情。
・他はジェラート食べちゃったからお花が買えないと手持ちのお金見せて断ったあと、花屋さんが一輪だけお花をくれるところ。

ちゃんと見返すともっとあると思うけど、うろ覚えの記憶の中で好きなところです。
真実の口とかベスパとか船上パーティーとかもいいんだけど、ささやかな茶目っ気と粋な感じが好き。

ちなみに初めて見たときは
「寝る前にベッドでビスケットとミルクがもらえるなんていいなあ!」
と思いました。
小学校低学年だから…!
ちなみに母は、料理をしたがるシーンが、好きな人に手料理を食べてもらいたい、いじらしい乙女心が切なくて好きだそうです。
人生経験の差…?

しかし改めて、ヘプバーンてチャーミングですね!
完璧に整った美人というわけではないけど、なんとも言えない魅力が溢れ出していて、確かに「銀幕の妖精」だ…!と思いました。

来週は「ショーシャンクの空に」ですか。
間違いなく面白い一作ですね!
ほんと、こういうクラシックや懐かしい名作を
もっとやってくれないかなあ。
「雨に唄えば」とか「スティング」、「遠い空の向こうに」、「アポロ13」とか、学生時代レンタルしてよく見たなあ…。
他にも見たことない名作もいっぱいあるはずだから、気軽に見られるテレビでも放送してほしいなあ。
いつか見たいと思っていても、実際見る機会を作るのは結構強い意志が必要なので、「あ、今週放送されるなら見るかー」って言うのはありがたい機会だと思います。
ハリウッドだけじゃなく、ヨーロッパ映画もよろしくお願いします!
でもやっぱり映画館でいい映画観たいなあ〜!!