「プロポーズ」

面白かつた。

脚本がちやんとしてるから当然なんだけど、キャラの言動に不自然さが無い。『IQ246』なんぞとは大違ひだね。

平匡は、頭がいいし、恋愛・性交を体験して世界に対する認識を新たにしたし、今回の思考過程も十分理解されるものではあるのだけれど、やつぱり、分つてないのだよねえ。求婚といふロマンチックな場面で合理性を前面に出しちや駄目だらうに。せめてテーブルに広げる書類は試算表ぢやなくて指輪のカタログにしろよ(笑)。こんなんぢや、みくりが小賢しさフィールドを展開するのも仕方ない。

次回最終回、分つてない平匡と小賢しいみくりとは、果たして入籍するのかしらん。

ところで、避妊が描かれたことにちよつと感心した。「このテレビドラマ世界には避妊といふ概念が存在しないのだらうか」と思つちやふ作品もあるのに。

それと、『新婚さん、いらっしゃい!』妄想中の新婦のファンシーグッズのラッピングみたいな衣装がいかにもそれつぽかつた(笑)。

あと、百合ちやんの部下の男の子が「生きて会へるんだから」と思はせぶりなことを言つてゐたけど、あれは何だつたのだらうか。