つづり日和

突然の欲求

奈良行きたい。
法隆寺界隈行きたい。
夢殿から中門に続くあの石畳を歩きたい。
全て見終わって満足感と寂しさを覚えつつ歩く夕暮れ。
奈良行きたい。
奈良ー奈良ー！
禁断症状。
ぎゃおー。

パラリンピック開会式に徒然に思うこと

正直、今でもパラリンピックの開催には賛同せず、今すぐやめた方がいいと思っていますが、開会式だけは見ようと思いました。
また家事をしながらの流し見で、途中まででちょこっとしか見られませんでしたが、素敵な式だったと思います。

オリンピックに比べてコンセプトが明確だったからかな、「WE HAVE WINGS」に沿って空港を舞台にしていて、すごく分かりやすかったと思います。
リオの閉会式を思い起こすクールでスタイリッシュな演出で、出演者の生き生きした演技も映えていました。
スタッフの衣装もオリンピックよりははるかにマシ。
(でもいいとも思わない…。
帽子のタケコプター要る…？
無理やり翼関係を付けなくても…と思いました)

国旗入場の曲がキラキラした美しさで、「何の曲？」と思ったら辻井さん！道理で…！！
パラに最もふさわしい音楽家！
もっと聴きたかった…！！
全部辻井さんの曲だったらもっと良かった！！！(個人の嗜好です)

選手入場、ちゃんとは見られなかったけど、やっぱり衣装も素敵で、選手の方の表情も明るくて、国旗の色の演出とかも良かったと思います。
国の紹介もオリンピックとは少し違うんですよね。
どこの国か忘れちゃったけど、「〜は義足の世界的なメーカーがあって、日本の〜選手も使用しています」みたいな説明があって、「へえ！」と思いました。
(忘れていたら意味ないけど…)
そして障害の理由が生まれつきや病気や事故ではなく、紛争なども紹介されていて、平和な日本だとなかなか思いつかないことにショックを受けました。

選手入場もちゃんと見られなかったし、挨拶も全然聞けなかったけど、ネットでも評判が良くて「やっぱ良かったよね！」と思いました。

ただ、後でデコトラが出てきて、さらにその中から布袋さんが出てきて(何故？)、勇気をもらって片翼の飛行機が飛ぶという展開だったと知り、すごく気になりました…。
何そのシュールな展開…。

オリンピックとパラリンピックは分けずに行うことこそが真のダイバーシティだ、という意見は最もだと思います。
が、少なくとも今は精神的、そして物理的な準備などもまだそれに向かって努力していく段階で、現時点での実現は難しいと思います。

また、商業主義のはびこるオリンピックと比べて開会式も平日(しかも週初め)だし、正直「カネにならない」んでしょう。
でもだからこそ純粋にスポーツの素晴らしさ、楽しさが伝わるのではないかと思います。
開会式が素晴らしかったのも、そんな商業主義に侵されなかったからかも…。
個人的にはオリンピックの開閉会式に出演した人より、パラに出た人の方がカッコ良く思えてくるな。
「パラだったら出ます！」とか言って断ったら痺れるな〜。

恐らくNHK以外ではろくに放送もされないと思いますが、見たらパラの方が面白そうな気がします。
せっかく地元でするのに、直接見られないのは本当に残念…。
コロナの影響でパラ競技の体験コーナーとかも充分に活かせないし、直接見たり体験することにより、その凄さや面白さがより伝わって盛り上がれたと思うのになあ。
東京都が児童に見せたがる気持ちも分かるよ。
ほんと、こんなコロナの感染状況じゃなければ絶対に見せたい。

だからこそ本当に悔しい…。
コロナじゃなければ…。
せめてコロナの時期を外して開催して欲しかった。