銀時は土方の部屋の戸を勢いよく開けた。
「トリックオァトリート!」
「…なんだって?糖分摂りすぎでついに日本語忘れたのか?」
「ちげぇよ!ハロウィンだよハロウィン!
トリックオァトリートってのは、お菓子くれなきゃイタズラしちゃうぞって意味だって知らねぇの?
だから、お菓子ちょーだい」
土方は手のひらを上に向け差し出してきた銀時の手をパチンとはたいた。
「俺が菓子なんか持ってると思ってんのか?」
「えぇっ持ってねぇの?残念だな〜。じゃ土方くんはイタズラ決定ね」
「ちっとも残念がってねぇだろ!…つかイタズラだけか?」
「何それ誘ってんの?まさか、お前相手にイタズラで済むわけないだろ」
(本当はトリックオァトリートの意味ぐらい知ってるつーの。きっとそう言ってくるだろうと分かってて、菓子用意してないってのは内緒にしとこう…)
銀時の腕の中で土方はそう思っていた。
ここ2、3日で急に寒くなり、
我が家にコタツが登場しました♪(^▽^)/
入ったら最後動きたくなくなるし、気持ちよくてついうとうとしてしまって、目覚めたら喉がカラッカラに干からびてて後悔したりするけど
コタツがない生活なんて考えられない位コタツを愛する私(笑)
布団に隠れて見えないのをいいことに、土方になにやらゴソゴソと怪しい動きをする銀さん、、とか
コタツでうっかり寝てしまい銀さんに襲われちゃう土方vv…
妄想も膨らんじゃいますムフフ(^w^)
やっぱいいなぁ〜、コタツ☆
土方と付き合い初めて数ヶ月。今日はうちにお泊まりの日。
俺の手料理を食べ終え、ソファーに二人並んでまったりしていて、ふとあることに気が付いた。
「土方くん」
「ん?」
「ボクとデートしてください!」
「ハァ?なんだよ今さら改まって」
「いや、だってね、俺たち所謂デートらしいデートっつうもんしたことねぇだろ?
せっかく明日非番なんだしさ、どっか一緒に行きたいとことかない?」
「別にねぇよ」
「即答!?もうちょっと考えてくれてもいいんじゃねーの?
はぁ…そんなに銀さんとデートしたくねぇのかよ…」
「ちっ違う!そうじゃなくて俺は…お前と一緒だったらどこでもいいって…」
「土方っ!」
ーーガバッ
土方があんまりかわいいこと言うももんだから、思わず抱きしめてそのままソファーに押し倒しちまった。
「うわっ!おい、ぎん…」
「明日も一日中こうしてよっか?」
「うん…。それがいい…」
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休みの日はひたすらイチャイチャしてればいいと思います♪d(*^∇゜)/
携帯ゲームで空いているところにカタカナを埋めるクロスワードみたいなクイズをやっていたら、一つの問題の答えに「マヨネーズ」と「生クリーム」が出てきた!
それだけで、これって運命なんじゃね!?
銀さんと土方は赤い糸で結ばれてる的なvv(≧ω≦)
…とか電車の中でニヤニヤしそうになるのを堪えたり;;
職場で識別管理するための表示看板に
『GHH』
と書かれているのを見て、GHといえば銀土…でもH(土方)が多いな…
土方は銀さんのものだと思ってるけど、余ってるなら私がもらってもいいよねっ!
とか、訳分からんこと考えてたり←仕事中ですよ(苦笑)
銀土妄想はもちろんですが、気付けばそんなことばっかり考えてます…(^_^;A
――今頃あいつ何してんだろう…
…あぁ…逢いてェな……
真夜中の真選組屯所。土方十四郎の部屋の戸が静かに開き、一人の男が入ってきた。
「よォ」
「お、おまっ…なんで…」
「ん〜、なんか土方くんに呼ばれたような気がしたから来たんだけど」
「そ、そんな訳ねぇだろ!誰がお前のことなんか呼ぶかよ」
「なんだ気のせいか。
まっ、そりゃそうか。仕事仕事で毎日クソ忙しい副長さんが俺のことなんか考えてる暇あるはずねぇよな。
ほんとは…ただ俺が逢いたかっただけだから。
…邪魔して悪かったな」
今来たばかりだというのに、帰ろうとする銀時の着物の袖を土方は慌てて掴んだ。
「待てッ…気のせいじゃねぇ…!」
「えっ?」
「さっきお前のこと考えてたら逢いたくなって…名前呼んだんだ…心の中で」
気付けば土方は銀時の腕にふわりと包み込まれていた。
「すげぇ嬉しい…
なぁ…また逢いたくなったら呼んでくれよ。そしたらいつでもすぐに飛んでくるから」
真剣な顔で話す銀時に土方はクスリと笑った。
「ホントだな?」
「ああ。そん時はきっと俺もお前に逢いたいと想ってるからさ」
笑いながら見つめあった二人の影が一つに重なった。