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マジに暇な方のみどうぞ

こちら、幸福安心委員会です。(日常)



*24だと流れるのでこっちに書いておく*


今日、つか昨日ニコニコの超パに行って来ました。妹の旦那さんが毎年行く!ってほどガチなボカロオタなので、チケ取って貰って連れて行っていただいた次第ですね。いや〜面白かったね。何もかも初めて経験だと感動するね、てか周りの皆がミクさんの曲でガチ泣きしてるのにまず私は感動してたもんね(そこで?)。皆が本当に楽しんでるのを見て感慨深かったよね、こういう世界もあるからいいなあ(日本安心だなあ)って感じだったもの。超パは楽しかった!

が、しかし。それはプロローグとして、ここからがうちのブログっぽくなっていきますが、件の超パのゲーム実況してみた。のコーナーにてね、2チームがスプラトゥーンで競ったのですよ。そして負けた方が罰ゲームだったのね。負けたチームにいたメガネの男子がめっちゃいじられてたんだけど、もみくちゃにされたメガネ男子、視界の方にマイク向けられてまず何を言ったかと言うと、

「眼鏡返して……」

ですよ。必死な顔で(萌え)。
そしてそれに対して、

「メガネが本体だもんね」

と後ろのチーム仲間から声がかかり(ももも萌えェェェ)、

そしたら超パってステージ脇のスクリーンでも視聴者のコメントをずっと流しっぱなしにしてるのでコメントもリアルタイムでもちろん伺えますが、

そこのコメ欄に、

「新八じゃんwww」
とか、
「新w八wwww」

とか瞬間風速でぶわって出てたのを、私は決して見逃さなかったッッ!(カッ)
見逃す筈ないじゃない!!メガネが本体言われたら目を見開いて血眼になって、ステージを凝視せずにはいられない!

いや〜まさかの銀魂ネタ、しかも新八くんネタキタコレ状態ですよ。私なんて一人で祭りですよ、隣りの妹に、

「しししし新八くん!新八くんネタきた!」

ですよ、ペンライトを振りつつ(落ち着けよ)

てか私も視聴者だったら絶ッッッ対ツッコミ入れてるもんね、さすが皆はわかってますね。しかし超パでかまされるとはね、つーかもうアレっすねこれ、

新八くんの親しみやすさは国民レベルってことでいいですかね(いいです)




高杉さん家におけるご長男の入学式(高新♀)





高杉家のご長男こと蓮助くんですが、彼が名門私塾などにご入学される際はきっと、ご夫婦が揃って入学式に行ってると思いますね。八恵ちゃんのみならず、何故か晋助も居るっていう。入学式が行われている講堂の保護者席にふんぞり返って座ってますね、明らかに他の保護者のパパさん方とは一線を画している。だって晋助は明らかに堅気じゃない保護者感を醸し出している(その意味の一線かよ)
隣りのメガネ嫁との対比がパねえ、むしろ二人の出会いから結婚までの詳細をkwskしたい、そんな疑問を周囲の保護者さん達に巻き起こす高杉ご夫妻。


まあしかし、晋助も嬉しいのだと思うよ。口ではどんだけ辛辣に言ってようが、やはり息子の成長が嬉しいのですよ。言わないだけでね、でもちゃんと入学式には来てるからね。
ただ前夜の酒がまだ抜け切ってないから、すっげえ不機嫌そうな二日酔いヅラして、無駄に威圧感漂わせながらの参列だけどね(晋助っ)。

そんで隣りの八恵ちゃんに、


「ちょっと、しっかりして下さいよ晋助さん。蓮くんの入学式なんですよ、もう。また二日酔いでしょ」

などと小言を言われております(八恵ちゃんはキチンとめかして正装)(晋助はいつもの着流し)

晋助はそんな隣りの嫁をギロリと睨み、

「俺に口出しすんじゃねェ、単なる八恵の分際で」

チ、と舌を打つが、入学式だからと張り切ってめかしてきた嫁のキャワイイ姿に、

「……ほう、たまにはテメェもめかすのか八恵。悪くねェ。馬子にも衣装たァこの事か」

なかなか上機嫌でくつくつと笑っている。それにはたちまち気恥ずかしそうに頬を染めた八恵ちゃん、

「いやアンタの為じゃねーし!全部蓮くんのためっスよ!ほらあの子、6歳にして変にこじらせてるから。晋助さんのせいでこじらせてますからね。その上で変な母親まで居ると思われて、お友達ができないと蓮くんが可哀想じゃないですか」

ゴニョゴニョと隣りの旦那に小声でツッコミ入れるという。そんなご夫妻です。

しかし全くもって晋助が八恵ちゃんの事見過ぎ、八恵ちゃんも旦那にてれてれし過ぎ、てかまずは前方の息子の式を見ろよアンタらはァァァァァァッ!!(ビシィッ)(セルフビンタ)

も、どんだけ?この夫婦どんだけ仲良し?しかも蓮くんが6歳という事は、八恵ちゃんのお膝には指でも咥えてるくらいにしたあぶあぶのキャワイイ紫乃ちゃん(2)がおりますしね、

「ととうえ、あれ、にーに!にーに、いるっ」

などと言葉出始めのカワイイ片言で晋助の着流し引っ張って、前方の兄の姿に注目してる紫乃ちゃんだしね(紫乃ちゃんが一番蓮くんに注目してやがる事実っ)

しかも紫乃ちゃんが2歳って事は、八恵ちゃんまた妊娠してますしね。既にこの頃は次女の翠ちゃんを身ごもってますからね。八月の予定日に向けて徐々に八恵ちゃんのお腹もせり出してきた頃?そんくらいでしょうか。

てか八恵ちゃん自体は少女然としてる分だけ、晋助の犯罪臭ハンパねえな……もう私ですら庇えねえな(そりゃあかん)。だってさ、見た目からして何かイケナイ想像を喚起される夫婦だよこいつらよォ(言っちゃダメっ)
てか順調に繁殖してくよこの人たちィィィィ!!もっとやれよ!(ん?)


だがなあ、息子の入学式に嫁と娘と来てるとか、お前は、その、高杉晋助として色んな意味で大丈夫か?っていう光景ですね(本当ですね)

え、あの、皆もしかして引いてる?(急に疑問符)
え、引いてんの?
これヤバいの、高杉晋助的にはなしって事なの?

……まあいいか、うちのをどんだけ弄り回そうと今更か(いいのかよ)



晋助は限りなく新八くん(八恵ちゃん)を愛していると、要は文章にするとそれだけですよ。もう何アイツ、かっけえ。あのツラで嫁命、どんだけ非道な事やってる時も嫁命、お船で培養してる紅桜を村田さんと悪どい顔で見てる時も嫁命、ホラを実現する奴が英傑と呼ばれるのさ、そんな時も心には嫁命。え、それかっけえ(ちょ待っ、紅桜の頃からずっとか!?)

まあいいんですよ、そんな晋助ですからね、もうね。そりゃあもう私の中では十年一昔ですから、晋助だって息子の入学式にも参列っスよ。



でもカワイイと思うんだけどなあ。私なら全然アリだな。だってご夫婦のみならず、この入学式には絶対に鬼兵隊メンツも来てるからね(何しに来てんの893事務所)
そんでまた子ちゃんとか、巨大な横断幕をぐわぁっと保護者席の後ろで広げて(もう片方は万斉さんが持つ)、

しかもその横断幕にはデカデカと、

『高杉家御長男 高杉蓮助様 祝ご入学!!』

といかにもなヤンキー達筆で書いてあり、その横断幕は黒い布に白字なのは仕様だし、滴った白いインクが半ば血飛沫みてーになってっし(ヤンキー的かっこよさ)、
そんでまた子ちゃんなんてもう入学式の進行や静粛な雰囲気なんて知らねーって感じで(知れよ)、

「蓮助様ァァァァァァ!!も、今日もマジかっけーっス!!サイコーっスよ、さすが晋助様のご子息!ほんっとおめでとうございまっス!この学校を仕切ってくのは蓮助様しかいねーっス!また子はババアになっても蓮助様のためなら弾丸ブチかますっスぅぅぅ!!」

などと親子二代に渡って高杉家に仕えて行く気満々の雄叫びを、横断幕掲げたままチャカ片手にブチ叫んでいるのですが(そんなもん片手って)、

果たして他の入学生らと共に講堂の前方にいる蓮くんはと言うと、傍迷惑な鬼兵隊メンツとイチャこいてるご両親&可愛い妹に見守られている蓮くんはと言いますと、

ざわざわとざわめく入学生に囲まれ、


モブ1「えええ、何だよアレ。何あの金髪のネーちゃん、誰の父兄だよ?ヤンキーだろアレ?えー何かやだ俺、ああいうの……(ドン引き)」
モブ2「うわー、イタいなあ。あんだけ大声で目立ってさあ。ここってそういう底辺校だっけ?一応名門私塾だよなあ。てか高杉家?って聞いたことあるよ俺。何か凄えヤバいって……」
モブ3「え、何がヤバいの?」
モブ2「何か……怖い人が大勢居るんだって。ピストル持ってたり、刀持ってたり、ろりこん?とかさァ……特にそこん家のパパだよ。かっけーけど、すげー怖いってさ。俺のママが言ってたよ」(←既にご近所でも有名)
モブ1「えええ?じゃあそこの家の子供が今年の入学生ってこと?や、やべー……なっ、皆してそいつに近付かないようにしような!特にお前とかさ、弱そうだからそいつに絶対ェカモられんぞ!(隣りの席の児童に肩ポン)」


全く罪もなきモブくんに、知らず知らずのうちに肩ポンされております蓮くんです(偶然)

しかし肩ポンされた当の蓮くんはと言うと、最大限に不機嫌になりながら、気安く触れてきた隣りの同級生の手をバシッと払う。そしてその翠のお目目をギロリと鋭く光らせ、

「オイ、てめえら俺の父上と父上の部下達の悪口言ってんじゃねェ。……殺すぞ、あ?(ゴゴゴ)」

ハンパないメンチ切り顔で隣りの罪もなきモブくんの胸ぐらを掴む(おいィィィィこれだからDNAっ)

「もう一回俺の前で父上達の悪口言ってみろ。てめえ……もう金輪際満足に口聞けねえようにしてやらァ」

って、ものっそメンチ切ってる蓮くんの悪童ぶりがハンパねーよ!普段あんだけ晋助に反発してんのに、どんだけパパっ子だよ!可愛いかっ!

そしたら胸ぐら掴まれて脅された児童はと言うと、目ん玉見開いてプルプルしながら、

「ぎゃあァァァ!!せ、先生ィ!この子ヤバいヤバい!僕殺されるぅぅぅ!!」

素直に教師に助けを求める(何たって一年生)

突然の喧嘩にざわめく講堂。『今年の一年やべえ!イかれた奴入ってきたァァァ』と色めき立つ上級生。保護者席からもクレームがやんややんやと飛ぶ事態。

だけど今まで後方で見てた筈の八恵ちゃんに、つつつっと音もなく前方に出て来た母にゴンッとゲンコツされて、

「ちょ、ちょっと蓮くんんんんん!!??アンタ何やってんの!喧嘩っ早いとこも晋助さんにそっくりだよアンタ、てかアンタの父上がヤバいのは今に始まった事じゃないでしょうがァァァァァァ!!謝んなさいっ!」(←本当にな)

キレツッコミをかまされた蓮くんは、渋々おとなしく椅子に座る。すげー最悪な態度で椅子にガタンッと座る(クソガキ)

「……チッ、母上に言われたら仕方ねェ……」

そして不貞腐れる息子を尻目に、ペコペコと周囲の学童に謝って回る母。

「ごめんね、この子素直じゃないから!ほら、ちょっとだけ、ちょこっとだけこじれてる子なんだよね、でも根はいい子だからァァァ!!マジだから!(必死)」

そうやって八恵ちゃんに謝られた周囲の学童は目を見合わせ、とりなしてきた教師の助言もあり、皆して渋々椅子に座る。八恵ちゃんの介入もあり、ようやく再開されようかと言った雰囲気を見せる入学式。


そして、


「…………(パシャーパシャー)」

その一部始終を余すところなく一眼レフで撮っている武市先輩(やっぱり居る記録係)。むしろ三脚構えて撮っている。そして隣りの晋助に、

「オイ、何だって式が中断してやがる。単なるガキの喧嘩だろうが。いい加減に始めろ」

とキレ気味に尋ねられ、自分のガキが起こしてる騒ぎに全くもって無関心なその態度に、

「……あーはいはい、これですか。噂のモンスターペアレントですか、晋助殿」

とヌルい顔で応える武市先輩(いや気持ちは分かるけども)




そんなこんなで騒めきまくった入学式も終わり、いよいよ新入生オリエンテーションが各教室にて始まる。ここからは保護者しか教室に立ち入れないと言うので、


「嫌っス、また子も蓮助様の教室に行くぅぅぅ!!蓮助様がクソガキ共に絡まれたら今度はまた子が守るんス、また子が蓮助様の盾になるぅぅぅぅぅぅ!!」

とジタバタするまた子ちゃんの首根っこをひっ掴み、ズルズルと引きずって行くのは武市さん。

「いけませんよまた子スァン。と言いますか、さっきのは若が絡まれたのではなくて、むしろ若が最初にキレてましたからね。そして貴女がその騒ぎの発端ですからね。若だって迷惑です、貴女のようなイノシシ女に付いて来られたら」

そんな二人の後ろを、横断幕と三脚を抱えて、大荷物を何も言わずに自ずと抱えて静かに付いて歩いて行く万斉P(いい人か)


「また子、落ち着くでござる。蓮助は大丈夫でござろう、何しろホラ、晋助が付いてるし」(←適当か)
「いや、だからこそ心配なんですがねえ。若もアレ、混じりっけなく晋助殿の血筋と言うか……まあ若には奥様も居ますしね、麗しの紫乃スァンもね。大丈夫でしょう。しかし身重なのに大変ですね、奥様も」(←苦労人武市さん)
「嫌っスぅぅぅぅぅぅ!!晋助様、蓮助様ァァァ!!(ジタバタ)」




そんなお騒がせ三名が帰った後、さてさて、蓮くんの新しいクラスはどうなっているのかと言いますと、

教壇に立つは金髪のリーゼントをかっちりと固め、ワイシャツのボタンを二つ三つ開け放し、そこから薄っすらと伺えるサラシ……総合して何だか限りなくヤンキー臭のする男。だがしかしひょっこりと伸びた出っ歯は彼の紛れも無いチャーポインツ。そんな担任教師は、

「はじめまして、ここのクラスを受け持つことになった高屋です。気軽にタカチンって呼んでくれやガキ共ォ!」

高屋八兵衛さん(23)です。ってオイオイ、ここのクラスの担任がよりによってタカチンだったぜ。オッス久しぶりだなタカチン!(オッスじゃねえよ)

あー、まあね。まあまあ、こんなんもあるよね、ヤンキーが改心して先公になってるとか、そんなんタカチン的には憧れの的だよね。アイツも熱い男だしねえ。だってタカチンなんて新卒だからね。希望に燃えてる新任教師ですよ。


そしたら教壇に立つタカチンなんて見たあかつきには、思わずガタンッと立ち上がる八恵ちゃん(紫乃ちゃんは旦那の膝におります)。そして、びっくりしてあんぐり開けたお口にお手手を当てながら、

「ええええ、タカチン!?先生になったんだ!」

驚きと感動でついつい叫んじゃう。そんな懐かしいあだ名で呼ばれたタカチンが、

(んんん?!それ俺のあだ名!てか八恵ちゃんの声に似てんな……)

と教室の後方を眺めれば、そこには立ち上がったメガネの幼馴染の姿が。

「ま、マジかよォ!?そのメガネに三つ編み、マジに八恵ちゃんかよ!?えええすっげえ、こんなとこで会えるとか!」

思わず素に戻って、幼馴染との再会を喜ぶタカチン(23)

「だよねだよね!凄い偶然!タカチンったら先生になってたんだね!すごいね、ヤンキー的な王道行ってる!似合ってるよ、タカチンが教壇に立ってる姿」

キャッキャッと朗らかに笑う八恵ちゃん。
タカチン的にもこの出会いは予期していなかったもので、八恵ちゃんに褒められた彼は『へへへ』と鼻の下を擦り、てれてれと擦り、

「ちょ、やめてくれよ八恵ちゃん。俺もヤンキー上がりだけど必死で勉強したんだぜ?もう必死だよ、ヤンキーのくせにさ(てれてれ)」
「そうだったんだね。最近すっかり姿を見ないから、僕もどこに行ったのかと」
「いやまあ、俺って頭悪ィからさ、江戸の大学には受かんなくてよォ。滑り止めで受かった武州の方の学校行ってて……へへ、でもまた八恵ちゃんに会えたな。江戸の教員試験に合格して良かったぜ(てれてれ)」
「凄いなあ!タカチン的には王道のサクセスストーリーじゃない、不良が先生になってるとか。あ、それじゃあタカチンはもう聴いてない?僕らのアイドル、永久不変の萌えを捧げたお通ちゃ……」
「ばっか!!八恵ちゃん、そりゃねーぜ!聴いてるに決まってんだろォ!?俺忘れてねーよ、八恵ちゃんと踊ったお通ちゃんの曲!こうだよな、このフリっ!(思わず打つオタ芸)」
「そそそ、そうそう!そこでターンだタカチン!そしたら、こうっ!(思わず熱くなる指導)」
「なっ、なっ!さすが八恵ちゃんだぜ!未だにキレッキレじゃねえか、寺門通親衛隊隊長の名はダテじゃねえよ!」

どの児童も保護者も置き去りで、一気に二人の世界に入るアイドルオタク共。一気に二人の世界に舞い飛び、一緒に熱い青春を捧げたアイドルの振り付けに喜び、キャッキャッと楽しげにオタ芸を打つタカチンと八恵ちゃん(何してんの先生と保護者ァァァ)


だがしかし、そこでフと新任教師は気付く。

「てかよ、八恵ちゃん。八恵ちゃんは何でこんなとこに居んだよ?ここは一応ガキ共の来る学校なんだぜ?八恵ちゃんの甥っ子や姪っ子でもいんのかよ?もしかして……無さそうだけど、すげー無さそうだけど、アレだよ、お妙さんが結婚して産まれたガキでもいるとか?」(←高屋お前あとで体育館裏来い)

キョロキョロと居並ぶ学童たちを見渡す高屋先生。しまいには後ろに立っている保護者らまで順繰りに確認している。そして見渡す中に、己を物凄い目で睨んいでる保護者男性を発見した。
その物凄い眼力に圧倒される元ヤン。一気にブワァッと立った鳥肌が、己の動物的な勘が、その視線の持ち主のヤバさを物語る。

その保護者は明らかに堅気の男ではない。何故なら周りの善良なる保護者達とは全く違った雰囲気を纏っている。
鋭く光るは右の隻眼、左目を覆うように巻かれた包帯(入学式に包帯で来たのかよ)。蝶の飛ぶ洒脱な紫の着流し。


──むしろ彼のどこが保護者?だって包帯巻いてんぞあの男、しかしあんな風に包帯巻く必要がどこに?何のための包帯?別に怪我してる風でもないよね、もう分かんねえ、包帯の概念が行方不明だよオイ……って、え、やっぱり不審者?いや不審者ですよね、どう見てもね。あの、誰かさすまた持って来てェェェ!不審者用に職員室に常備してあるやつ、早くッ!


そんな疑問と救済措置を善良な皆さんの脳内に巻き起こす、そう、男は明らかにその筋の人だった(拭いきれない893オーラがァァァ)

そして男は高屋をギロリと睨み、ツカツカと教壇まで歩み寄り、高屋のワイシャツの胸倉をグイと鷲掴み、ドスの効いた低い声で、


「オイ……テメェは一体八恵とどういう関係だ?答えによっては殺すぞ、あ?」


年季の入った凄みを効かせたメンチを切る。その語尾なんざさっき講堂で暴れてた悪ガキとそっくり、て言うか八恵ちゃんの旦那ですけどもね(分かってた)

そしてその男の片手には、父に抱かれ、

「にーにっ!にーに!」

あぶあぶと教室の兄に向かって手を振る愛娘(紫乃ちゃん・2歳)。そして顔を引攣らせる兄(6)。だが妹にはコッソリと手を振る、そんな兄(腐っても一年生)

しかし片手に愛娘をしかと抱いてるのに、もう片手では担任教師の胸倉をぐわしと掴む晋助。しかも凄いメンチ切り顔で掴む、むしろ人を脅すのにとても慣れている(商売柄)。そんなイカれた893野郎の登場に、もちろんキョロヤンキーだったタカチンは即座にビビリ果てる。


「ひっ、ひいィィィィ!!さーせん!金なら今持ってないっス、金なら職員室ですぅ!(ガタガタ)」
「あん?いや、金なんざ要らねえ。俺が聞きェのは、八恵とテメェが……」

怯える新任教師をついと見て、晋助はそこで初めて訝しげに眉をひそめる。そして彼の頭部からせり出したリーゼントをぐわしと掴み、

「オイ、何でテメェは頭にフランスパンなんて付けてやがんだ。テメェ……ふざけてんのか?」(←お前こそふざけてんだろうが)

真顔で凄む。ギリギリとリーゼントを捻じ上げる。

「ひぎゃあァァァァァァ!!俺の命ィ!やめてェェェこれセットに二時間かかってる、今日は勤務初日だから気合い入れてんのにィ!!」(←真面目)

しかし思わずタカチンが涙目になったところで、

「ちょっ、何してんの晋助さん!やめろってば、タカチンのリーゼントはタカチンのものでしょうが!確かにフランスパンっぽいけどォ!!」

八恵ちゃんの制止がようやくかかる。それには旦那も渋々手を離す。本当に渋々手を離す、だけどもまだ八恵ちゃんの背中越しに凄い顔をしている(コラコラ)

そんな旦那にくるりと向き直り、紫乃ちゃんをバトンタッチで受け取る八恵ちゃん。ニコニコしてる紫乃ちゃんの背中を優しく叩きながら、

「もー……ちょっと目を離すとこれですからね。ダメでしょうが。タカチンは蓮くんの先生になるんですよ?そんな態度でどうすんですかアンタ、モンペもいいとこですよ」
「……フン。この男とやけに親しげじゃねえか、八恵(プイッ)」
「あれ?言ってませんでしたっけ、タカチンは僕の幼馴染なんですよ。寺子屋も一緒でしたしね。一緒にお通ちゃん追いかけてましたし……懐かしいなあ、夕日を見ながら親衛隊の皆でオタ芸打ったなあ」
「ああ、テメェのあの趣味か……おかしな音楽に合わせて気味悪ィほど正確に飛んだり、跳ねたりするアレか」(←合点のいく旦那)
「いや気味悪いとか言うなやァァァァァァ!!アンタはオタクを何も分かってないっ!あれはね、キャワキャワな神アイドルを讃えて、心から応援する為の愛の儀式なんですっ!僕らの萌えが高まって溢れ出る奇跡のイリュージョンなんですから!ねっ、タカチン!」


タカチンにまで話を振る八恵ちゃんだけど、

タカチンはもう目の前の光景が信じられなくて、だって今八恵ちゃんの手に抱かれてる女の子って小さな頃の八恵ちゃんのミニチュアってくらいそっくりな面差しをしているし、そのそっくりな面差しで親指チューチューしゃぶってるし(カワイイ)、
それで八恵ちゃんの目の前にいる左目包帯の男はやけに八恵ちゃんに馴れ馴れしいし、てか筋モンにしか見えないのに八恵ちゃんへの態度は普通だし、

何より、さっきは包帯男が腕に抱いてた筈の女の子を、今し方ごく自然に八恵ちゃんが受け取ったこの事実!

しかも八恵ちゃんの全体図をよくよく見てみれば、ほんの気持ち分だけとは言え、八恵ちゃんはタカチンが見てた少女の時の姿と全く変わらないとは言え、その腹部は微妙にふくよかになってるぅ!?


──え?!ここにもう一人入ってんの、ねえ!?嘘だよね、嘘と言ってくれよ誰かァ!!お通ちゃんんんんん!!
どどどどどういうことォ!?この包帯男……八恵ちゃんの旦那かよォ!?



アワワワワ……と泡食ったようなツラをして、即座に顔面蒼白になる高屋先生(そりゃそうです)

そしてそんな先生の前に、ニコッと笑顔を翳して、


「あっ、僕今は結婚してるんだ!今は高杉八恵です。今日は息子の入学式で来てるんだよ。改めてよろしくね、タカチン」

まだ何も言えないタカチンの前にすいっと晋助を押し出し、

「この人、僕の旦那さん。ホラ自己紹介してください、晋助さん」
「テメェが既に言ってんじゃねえか」
「あれ?ほんとっスね、すみません」

またしても衝撃の事実を核爆弾並みの威力でニコニコと落とすメガネの奥様。奥様はメガネ(奥様は魔女のデザイン文字で)。旦那さんは晋助。

そんな仲良しご夫妻を前にして、驚きを禁じ得ないのはタカチンです。まだまだ泡食ってます。

「はっ、はあああァァァ!?八恵ちゃんが!?この男とって、嘘だろ!?こういうのって昔の八恵ちゃんが大っ嫌いなタイプだろォ!?(晋助を指差しつつ)」
「あ?……だから殺すぞテメェ、このフランスパン野郎(ギリィ)」
「いや僕もよく分からないけど、最初は晋助さんがマジ無理だったけど、マジ絶対この人無理って思ってたんだけど、気付いたら何故かこうなってて……それで、あの、付き合ってたら結婚しなきゃダメな事態に」
「な、何だよ?その怒涛の展開って何だよ八恵ちゃん!中間部をはしょりすぎてるよ!?なあ、脅されたのかよ、この包帯男に!実家の道場の借金のカタに八恵ちゃんが人身御供になったとか、そんなん俺は許さねえよォ!!(ぐわぁっ)」(←タカチンはロマンチスト)
「いやァ……その、ほら、えっとさ。タカチン、あのさ、僕……(あせあせ)」
「八恵が孕んだもんは仕方ねェだろうが、くどくどうっせェんだよ。鼻にフランスパン捩じ込むぞテメェ(ギリィ)」

やはり核ミサイル級の衝撃をドドンと追加され、背後にぴしぃっとヒビの入るタカチン。
真顔で晋助にメンチ切られているけれども、もはやそん事は知った事じゃない。いよいよ慌てて八恵ちゃんの肩を掴み、懇々と諭しにかかる。

「ええええ、ちょっ待っ、八恵ちゃんってデキ婚してんのォォォォォ!!??あの八恵ちゃんが!?奥手でオタクっ娘でアイドル命な八恵ちゃんがァ!?(顔面蒼白)」
「いや僕もびっくりしたけどね。でも今は普通だよ、タカチン。お通ちゃんは今も大好きだよ、子供達にも聞かせてるよ」(←英才教育)
「普通じゃねえよォ!も、やべえってこの男が普通じゃねえもん!分かってくれよ八恵ちゃん!八恵ちゃんの感覚まで毒されてるよ、八恵ちゃんはこの男に騙されてんだよォォォ!!(必死)」
「テメェ……人の嫁に気安く触ってんじゃねェよ。何遍も馴れ馴れしく呼びやがって。本格的に殺してやらァ(ゴゴゴ)」


その後はタカチンのフランスパン部分がシュパァァァァ……と華麗に飛んだとか、飛ばないとか(タカチンに何した晋助ェェェ)


そしてそれを見ていた蓮くんはと言いますと、すっかり自習の様を呈した教室を見渡し、新入生の段階から自習になった己がクラスをチラと眺め、教壇に立ってギャーギャー騒いでる大人たちにハアァとため息を吐く。



「……入学初日から転校してェぜ、全くよォ……」


そんな事を呟く少年の声が、ざわめく教室の中に掻き消されていく午後だった(だからかわいそうかっ)




この入学式の後、蓮くんとタカチンは何気にソウルメイトになります(お通ちゃんや八恵ちゃんの話で盛り上がる奴ら)




type



私の血液型はABなのですが、血液型占いの本などでよく書いてあるような事項、即ち『AB型は二重人格』とか『突然に突拍子もないことをやる(言う)』などなどの、その手のマジAB型あるある的な事項はですね、そのまったく非科学的な、お遊び感全開的な、どこか胡散臭ささえある血液型占いによるAB型論の内容はですね、

大抵当たってるよ?(え?)

いや、私がそれに相応する人物ってだけで、ほとんどのAB型の人間がそうとは言わない。言わないから、そんな根拠どこにもないから、だから私は嫌ってもいい、どうか私以外のAB型の人間を嫌いにならないでください(懐かしいよ総選挙ネタ)

だってわりと結構な書かれ方ですよ、AB型はさ〜。いい事も書いてあるけど、やっぱりちょっとおかしな面を強調されがちと思います。でもそんなAB型、献血でもそれほど求められてないAB型(A型の需要の多さ)、「私、AB型だよっ☆」って誰かに言うと大抵「……ああ〜」って言われがちなAB型(それユカリだけじゃないかな)、そんな世間に溢れるマイナスなAB型感が私は好きだ(無駄にいつもポジティブ)

妹と持ってる漫画の種類がとても異なる



そりゃあCPも被らんよ、っていう(タイトル)

金曜の午後から実家に行ってて、今日自宅に帰ってきました!妹の漫画をたくさん借りました。テラフォーマーズと、新宿スワン。
たっくさん借りたので、私も貸したよ!オオカミ少女と黒王子とラブ★コン。いや、マーガレットコミックスが大好きなんで(私が)
でも、もちろんフラワーコミックス特有のちょっとえっち感も大好きですけども?(私が)(お前なのかよ)

テラフォーマーズは正直、火星にて進化してるゴキブリの形状にとてもひいてて、読んでないのにドン引きしてて(だって元々ゴキが、私……)どうしても読めませんでした。ジャンプで読み切りやってた時も、怖くて読めなかった。ひええ、アレやってるぅぅぅぅぅと思って。
しかし読んでみたら私ですね、とても感動した。純粋にとてつもなく面白い漫画だったから。まったくこれは尊敬する漫画だ!!こりゃあ面白い!!と思いました。自分の浅はかさと無学っぷりを思い知る。やはり食わず嫌いは良くない。

しかしやはり、あのマッチョなゴキブリは……巨人は可愛くてウフフとか思うユカリでも(進撃ね)、あのゴキ達は……とてつもなくグロテスクでこわい(でも読む)

新宿スワンは妹が『コレ読んでみ?』って紙袋持ってきたので、とりあえず自宅に借りてきた。闇金ウシジマくんとかカイジとかアカギとか、青年漫画は結構妹から借りてますな。いや私、アカギ読んでても麻雀分からんけどな?(でもアカギはかっこいいので)
SQだけども青の祓魔師もとても面白かった!実家行くと漫画読み耽ってしまう。

私も妹に結構漫画貸すけども、この前L・DK貸して、「柊聖くんカッコいいんだよ!読んで!」ってゴリ押しして貸しておいたら、返してもらう時に、

「ユカリってさ、いくつになっても男子高生にキャーキャー言ってるね」

って、ごく普通のテンションで言われたことはいい思い出である(姉妹ってやつは)。いや、その、そりゃ柊聖くんは高校生だけど?そんなん言うならユカリの大大大大好きな恭くんだって高校生だし?花くんだって皆ね、高校生ですけど?でもいいですよね、だって男子高生は最高だ!!!
ただしユカリ、男子高生は二次元にしか興味は湧かない(ある意味清々しいな)

男子高生は次元を一つ落としたところから、トキメキが始まる(男オタと思考が反転したver.ですな)

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