例えば少女漫画で、ヒロインがちょっとしたチンピラ(もしくはヤンチャしてる男の子ら)に絡まれた際、そこへ現れたヒーローが、チンピラをぶん殴るふりして後ろの壁をガチ殴りする……みたいな場面ってあるじゃないですか。壁がパラパラ〜ってなって、チンピラがマジびびって退散的な(ひと昔前の少女漫画でいいです)。そういう時ってさ、痛いよね?ヒーローの拳、絶対痛いよね?

いや絶対痛いわ……(そんな真剣に)。


例えば、新八くんがチンピラに絡まれて、銀さんが上記のように新八くんを救ったとしましょうか。そしたら銀さん、普通に痛がってると思いますよ。

新八くん「銀さん、ありがとうございました!だ、大丈夫ですか?」(恐る恐る)
銀さん「いや大丈夫じゃねーわ、普通に痛かったから」(真顔)(普通に負傷)
新八くん「おいィィィィ!!それヒーローのせりふ?!カッコつけて全力で拳叩き込んでんじゃねーよ!これコンクリの壁ですよ?!バカかアンタ、正真正銘バカ!!」(全力)
銀さん「あークソ痛ェ、てか血ィ出てきた。あー血出た。どうしよっかなコレ、新八助けたせいで銀さん出血?みたいな」(チラッチラッ)
新八くん「(イラァ)……普段木刀で何でも壊したり、真剣を掌で受け止めてる人の言う事じゃないと思いますよ、僕ァ」(眼鏡のブリッジ押し上げつつ」
銀さん「はーやだやだ、こんなんなったら一週間は何もできねーな。一週間は飯とか食わせてもらう感じになるわコレ、ついでに一ヶ月は飯当番もままならない感じだわコレ。はー、マジ辛」(チラッチラッ)
新八くん「どさくさに紛れて家事を僕に押し付けようとしてんじゃねーよ!!アンタのやり口はもう当たり屋だよ!」(怒り心頭)


↑こうやってどさくさに紛れ、向こう一ヶ月は新八くんに甘える権利をもぎ取るヒーロー(いや待って)

銀さん「待てオイ新八、普通アレだろ?看病つったら、『はい銀さん、あーんして?(はぁと)』的な場面あんじゃねーの。お前分かってんの、その辺の読者サービスは」(真顔)
新八くん「常識みたく言われても知らねーよ?!そんなモンあるわけないでしょうが、てかアンタピンピンしてんじゃねーかァァァァ!!」(眼鏡透過率0%)

↑こんな場面が、その後万事屋で日常茶飯事に見受けられる訳ですよ。しかし、何でうちの銀新ってこんななんですかね(こっちが聞きてーよ)