※ユーリ死亡します。苦手な方は見ない方がいいと思います。
大丈夫な方のみ、どうぞ。
「約束を忘れた訳じゃないだろうな、ユーリ……」
「エステルも捕らえた、アレクセイのヤローも倒した。世界はこれでまとまった……始めるか、計画の最終段階を……」
◇
―――ご覧下さい、皆様。ザーフィアスを、テルカ・リュミレースを統一した唯一無二の絶対覇者、ユーリ・ローウェル皇帝陛下です!その手には皇帝の証、宙の戒典を……
「あれ……本当にユーリなの?嘘じゃ、ないんだよね……うぅ、ユーリィ……!」
「カロル!首領や師匠達が来たわ!!」
―――皇帝陛下に逆らい続けた帝国騎士団の裏切り者、ギルドの反乱分子、アスピオの魔導士……
「待て、ジュディス。ここで向かった所で今の我々ではユーリを倒す事はおろか、皆を奪還する事も出来ん」
「――っ、分かってはいたつもりだけれど……デューク、貴方ほど冷静にはなれないわね……」
―――そして、我らが皇帝陛下に最後まで反旗を翻していた元ザーフィアス皇帝ヨーデル・アルギロス・ヒュラッセイン、副帝エステリーゼ・シデス・ヒュラッセインです!彼等こそ……
(ユーリ……どうして変わってしまったのですか?ユーリ……)
「エステル!……ユーリ、あんた本気なわけ!?一緒に旅した仲間じゃない!エステルの気持ち、分かってんでしょ!?ちょっと、あんたも何してんのよ、おっさん……レイヴンっ!!」
「――っとぉ、元気余って騒がしいねぇリタっちはさ。若さかねぇ……」
「そうだろうな、事実おっさんはいい歳したおっさんな訳だし」
「キビシ〜って、大将――じゃなくって陛下〜……んじゃ、そろそろ真面目に行きますか、陛下っ」
「あぁ、じゃあ処刑を始めるか。シュヴァーン、俺の剣を」
「はっ、こちらに……」
―――皇帝陛下直々に大罪人の処刑が行われます。これで世界が完全な平和へと……
(ユーリ……)
「悪く思うなよ?エステル。俺は、この道を進む事を決めたんだからな……」
―――最初に処刑されるのは前副帝で……
「やめてよ……やめてよユーリ!」
「行っちゃダメ、カロル!」
「ナン、止めないで!僕が、僕が―――っ、え?」
―――既に処刑台へと運ばれた前副帝へとゆっくり階段を登り……
「このまま見てるなんて、私には出来ないわよ……!」
「―――ユー、リだと?」
「……そんな、だって、あそこに――」
―――待って下さい、あれは……既に死んだ筈の、黒の聖騎士!?
「黒の、聖騎士?だって、ユーリはそこに―――」
「……この俺を侮辱するか?黒の聖騎士。シュヴァーン、その不届き者を消せ」
「……御意に。全員手を出すな!皇帝陛下の命により、私が斬る!」
―――騎士団長シュヴァーンが黒の聖騎士に向かい突進……
「ハアァァァ!!」
「………!」
(………行きな、大将の元へ)
―――と、突破されました!!皇帝陛下の元へ黒の聖騎士が……
「逆賊風情が!女より先に斬り捨ててくれ――グゥッ……!!」
―――皇帝陛下が、黒の聖騎士によって……カ、カメラ!アップだアッ……
(ユーリ……ユーリっ!?)
「……っ、は、――む、」
(ユーリ、ユーリ、ユーリ……!!)
「わ、る……た、エス……ル……」
(エステリーゼ様……少し我慢を)
「(っ、フレン!?なん――)んんっ……っ、ユーリ、ユーリ!!」
「わる、かっ……こわい、おも……させ―――」
「ユーリ……ユーリ?起きて下さいよ、ユーリ――ユーリィィィ!!」
◇
「……フレン、でしょう?」
「違います。もう僕はその名を捨てました……僕は、黒の聖騎士です」
「っ!何でユーリを……ユーリを!!」
「約束です、ユーリとの」
「――約、束?」
「ユーリは闘い続けて、この世界の悪を倒し、悪を以て力による統一を果たしました……今のこの世界に悪はユーリ1人。彼が倒れる事で、争いはなくなりました。ユーリの望んだ、貴女が夢見た優しい世界に……」
「そん、な……」
「……僕は、親友をこの手で殺した。僕は、新の平和を築いた"黒の聖騎士"として、生きていきます……」
fin.
◇
台詞は大幅に変更しておりますが大筋からは離れてないから分かりやすいかと。
いかんせん見たのが結構前で……
という訳で、
コードギアス 〜反逆のルルーシュR2〜
のパロディでしたー……
………予想以上に長くなりすぎな上にグダグd(ry←Σ