私は貴方の一生もの。探し出してくれてありがとう(東京事変)って凄く素敵な発想と思う。


これからはきっと、晋助は新八くんに甘えん坊さんになっちゃう気がするんですよね。てか晋助=甘えん坊さんって発想が出ること自体がもう色々凄いんですけど、そんなんはユカリのいつもの妄言と思ってサラッと流してくださいね。

晋助はね、寒い時とか新八くんから暖を取ってるよ〜絶対!新八くんに引っ付いて体温上げてるよ!でも逆に暑い時に新八くんに引っ付かれたら、夏場に新八くんに腕を絡ませられようものなら、

「今すぐ止めろ……暑苦しい」って容赦なく新八くんを引き剥がすよ、絶対に。すっっげえ嫌そうな顔だよ、なんたって晋助だもん!どんだけ好きでも自分のペースは絶対に崩さないし、新八くんに譲る事もないし。マジ彼氏としてはどうなの?ってかホント晋助は容赦ねえな〜

しかし新八くんはめげない。あれだけ過去に別れるだの別れないだの、もう会わないだの会いたくないだの(そう言いつつも会ってしまう)、高杉さんなんて大嫌いだの、高杉さんなんて絶対に好きにならない!(でも好きになってる)だのとすったもんだがあったので、もはやそんな事くらいじゃめげないのです。

「でも僕らって遠距離恋愛だし、普段は中々会えないじゃないですか!だから会っている時くらい……少しでも高杉さんの近くに居たいんです(ぐすん)」

などとあのミラクル可愛いお顔でしおらしく言いましたらね、晋助もホラ、少しだけほだされて、

「……チッ。仕方ねえな、目ェ瞑れ」

なぁんてね、視線を外しつつも言ってくれるんじゃないですね。そしたら新八くんは嬉しいよ〜。

「(高杉さんがキスしてくれる!)」

って思っちゃうもん。パァッと弾けるような笑顔!つか前からもっと凄いことを山のようにされてるのに、今さらそんな事でも尻尾ブンブン振って素直に喜んでくれる子(可愛い)
でも、そうやって素直に胸をときめかせる新八くんがきゅっと目を瞑りましたら、そこは晋助の事だからさ、敢えて新八くんのお口にさっき買ってきた棒飴を突っ込んでみたりして(お土産だったらしい)。
晋助が新八くん用にお土産で買ってきたんだからさ、これは見た目も可愛い飴ですよね。水色と白で綺麗に練られてる、京都あたりの飴屋さんで買ってきた涼しげな飴棒。

んで、それをいきなり口に突っ込まれて慌てる新八くん。

「っ!な、なんですかこれ(もごもご)」
「ガキが昼間っから盛ってんじゃねえよ。ガキはガキらしく飴でもしゃぶってろ。そっちの方がよっぽど似合いじゃねえか(フン)」
「えええ!そりゃ甘くて美味しいですけど!でも……(シュン)」

そして分かりやすく意気消沈する新八くん、てか本当に新八くんはどんだけ晋助が好きなの?(自分でもよく思う)
でもでも!ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ優しげな顔をした晋助に、

「別なもんでも期待したか?」
などと聞かれたら、新八くんはやっぱり素直に頷くのです。
「ハイ。そりゃあ……」なんて、ドキドキと胸を高鳴らせております。しかし、ほんとちょろいな君は!攻めさんのこと大好きな新八くんが大好き!(相関関係)


「フン。てめえの期待通りに、この俺が動くとでも?」
「……それは、思いません。これっぽっちも思いません」(←慣れてる)
「そうだろうが。いい加減てめえも頭を使う事を覚えろ。生まれつき容量がすくねえなら、少しでも回転率を上げる工夫をしやがれ(ふふん)」
「あ、またそういう事言いますか!?どんだけ僕のこと馬鹿にすれば気がすむの!?高杉さんのばか!ばかばか!」(ぽかぽか)

──って、何なのこいつら!意地悪言ってると見せかけていちゃついてるだけですがな!書いてるこっちが恥ずかしいわ!恥ずかしくて嬉しいわ!(え?)
でも意地悪な高杉さんにさんざっぱらぽかぽかした後でね、そうっと下唇に触れられ、

「距離如きで焦ってんじゃねえ。近かろうが遠かろうが、てめえは俺のものだ。……お前が分かるまで、こっちはおあずけだな」

などと高飛車に言い放たれたら、ふっと薄く微笑まれたら、もう新八くんきゅううんですよ。胸が苦しいですよ、赤面でジタバタです。しかし晋助こそいっつも強引にキスしてくるのに、新八くんが小煩い時とかキスして黙らせてくるほどなのに、何でこんな時だけおあずけ食らわすのさ?うちの新八くんのMに拍車かかるからやめて欲しい!ウソ止めて欲しくないもっとください!ありがてえ!(いやもっとお前はプライド保っていけよ)

「ううう、い、いや!もう嫌です僕、これ以上高杉さんに振り回されるのいや!!(赤面)」
「はっ、何を今更。それがお前の快感になってんじゃねえか(真顔)」
「っ!!……だ、だからそれが嫌なんですぅぅぅ!!」

ますます赤面の新八くんって言う。もうとんだカップルなんですけども、銀新と並ぶほどに腹立つカップルですけど、別にユカリはふざけてないです。若干嗜虐性のある彼氏に振り回されてる無自覚Mっ気な新八くんが愛しいだけです、ありがたいと思ってるだけです(え?)



やっぱりやっぱり『貴方は私の一生もの!』なのです。ご結婚。