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名うての泥棒猫3(高新+銀さん)


:やはり前記事からゆるーくry




「それでも俺なりにまだ微妙っつーか……つまりはお前らって惚れ合った仲なんだろ?なのに好いた惚れたのひとっこともねーのかよ」

「ねェな」
「ない……ですよね」

「もう終わってるわおめーら。いくら野郎同士でもトキメキっつーもんが欠落してるわ、そんなんでいいと思ってんのか(はー)」
「フン。好いたの惚れたの、たとえ芝居でもそんなんをべらべら喋ってんのは滑稽で仕方ねェな。俺の趣味じゃねえ」
「あー。それはまあ一理あるわな。タイ●ニックでもジャックは別にローズに告ってねえしな。逆にあそこで告ったとしたらすげーだせえっつか、雰囲気に押されるままにヤってんのが逆に自然だったし」
「ほら見ろ。そのまま野郎がおっ死んでも、女は野郎の思い出を抱いてその後も生きてんじゃねェか。肝心なのは薄っぺらい言葉じゃねえ」
「確かに……それはそうだけどよ。触れ合いとか視線とか、二人の間に流れた濃密な空気が告白代わり的なやつだろ?口に出さねーけど確信できる何か?つまりはお前らの間にもそういうさァ……何かこう……あったの?(恐る恐る)」

「あった(即答)」
「え、ええ。高杉さんとは色々ありましたから(ポッ)」

「うううっぜェェェェェェ!!!!おいおいおいィィィィィもう死ぬほどうぜーよお前ら!何それのろけ!?聞いといてなんだけどマジで今吐きそうだわ俺!(ガタタッ)」
「うるせェんだよクソ銀時が。どれだけ泣かそうと結局はこいつに戻ってきちまうんだから仕方ねえだろうが」
「ですね。まあ僕も何度も何度も別れようと思ってましたけど、何故か離れられなくて」
「いやいやいや、誰もそこまで聞いてねえェェェェェェ!!心から聞いてねーよ!?てか思った以上にお前らがディープに付き合ってて戦慄だよ!おめーらに俺の気持ちなんて分かんねーよ!身内同士で勝手に付き合って勝手に盛り上がった挙句、しまいにゃ勝手に乳繰り合いやがってコノヤロー!泣かしたこともある、冷たくしたこともある、だけど寄り添う気持ちがありゃいいのさってマジどうなってんのお前らァァァ!?各方面に謝ってこいや!」(泣きそう)
「はっ!?銀さんから聞いたくせに何ですか、てか後半また名曲なんですけど!各方面に謝るのはアンタですよ!」(←確かに)

「……つーか、ちょい待ち新八。いや高杉。名作や名曲を引き合いに出さずとも、高杉が真摯に告るとか爽やかなお付き合いとか、よくよく考えてみたらすげーだせえわ。ある意味死ぬほどだせえ(真顔)」
「殺すぞクソ天パ」

「むしろ逆に、銀さんは好きな人ができたら好いたの惚れたのを積極的に言いたいタイプなんですか?その方が意外ですけど」
「あん?馬鹿ですかお前、さすが新八だわ。どっかのホストじゃあるめーし、そんなんをべらべら喋ってくる男なんざロクなもんじゃねーんだよ」
「ほら。銀さんもそうでしょ?高杉さんみたいなとこあるじゃないですか。つまり、アンタの発言は全部ブーメランってことですよ銀さん」
「あ」
「あ、じゃねーよ。結局アンタら類友でしょうがァァァァァァ!!」






A.好きな子に告白の一つもできなそうな野郎がここに二人います
A.何も言わずとも、言われなくても、確かな愛があることもあろう
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