前記事の最後からさっくりと続いているんだけど、晋助が万事屋に普通にお宅訪問に伺う的な、前代未聞の大いにギャグに走ったお話は書いてみたいものです。とりあえず銀さんが全力で臨戦態勢になる事は間違いない。
しかし、ごく普通に新八くんの作った料理などを神楽ちゃんと同じテーブルで食す晋助とか、どんだけだよ!しかもかなりの偏食家だから横から神楽ちゃんにさえ叱られてるとか、プークスクスされてるとか、マジお前どんだけ?!(幸せか)お前はどんだけだよ大好きだよ。
でもそんなんなってましたら、銀さんが一人でこめかみをピクピクさせております。ふるえる指で晋助を指し示して糾弾します。もう一方の手にはお箸(昼食を食べ終えてからやればどうだね)


銀さん「……何お前、何で真顔で坂田家の食卓に居るわけ?おかしくね?誰にことわってうちの食卓にいんの、てかバカなの、死ぬの?」(真顔)
新八くん「銀さん落ち着いてくださいよ、とりあえずご飯食べ終えてからゆっくり話しましょう?」(あせあせ)
銀さん「これが落ち着いてられっか!何コイツ、てかお前だよ高杉、今てめーの話してんだよ、それを何で他人事みてーな顔してやがんだてめえ!誰の許可があってうちの食卓についてんのかって聞いてんだよ!」
晋助「あ?飯くらい静かに食えねえのかテメェは、さすが昔から頭が軽い男は違ェなオイ、銀時」(はっ)
銀さん「(ブチッ)てんめえェェェェェ!!てかマジでコイツ何だよ!?さっきからやたら新八と近いけど、何?お前ら何なんだよ!」
晋助「フン。見ての通りだろうが」
銀さん「は?……見ての通りって何?え?何なの?し、新八?お前、高杉と何かあんの?」(チラと新八くんに視線を投げ)
新八くん「……!(かあっ)」
銀さん「し、新八ィィィィィィ!!??」(ガタタッ)

どうしよう、銀さんが完全にお兄ちゃんポジションだよ!自分の幼馴染と妹がくっつきかけてるから動揺して止まない兄貴ポジだよコレ。でもいいですね、この場合の晋助は坂田家に婿入りする訳?もう本当にいいですね、新婦より一回り年上の新郎とか、しかもそれ銀さんと同い年とか、よりによって長年に渡る因縁を拗らせ続けた相手とか、ついこの間ガチで殴り合って斬り合ってた相手とか、

これはもう銀さんが荒ぶる要件しか揃ってないですね(ニコッ)

そうなったら、定春に頭からがっぷりいかれた晋助などが万事屋の居間で見られる訳ね。ばくんと喰いつかれた晋助ですね。
そしたら「……」ってなって自動的に無言になる晋助(身体はそのままで指には煙管)と、キャアアアアアってなって、
「た、たか、高杉さんがァァァ!?!?絵的にどうなんでしょうかコレェ!どうしようコレェェェェェ!!」ってなって、涙目であわあわする新八くんと、

「こらこらだめアルヨー、定春。めっ。こんな厨二テロリスト食べたらお腹壊すネ。純粋な定春が悪いもんもらっちゃうアル、じゃじゃ馬姫だのかぐや姫だの言い出してしまうアル。早くぺってするネ」

って棒読みで定春を叱る神楽ちゃんと、

「オイオイ、ざまねーな。そんなんだからてめーにゃまだうちの食卓は早えっつーんだよ。弱肉強食なんだよ、坂田家の食卓はよォ。何調子こいて新八に手ェ出してんだよ、ここがてめーの黄泉への入り口だよ。あ、定春の餌代が一食分浮いたな新八、良かったな」

って、至極悪い顔でニヤニヤニヤニヤする銀さんが見られますね。てか何気にもう晋助が万事屋に馴染んでいる件について(本当だよ)

もちろん、新八くんの尽力の甲斐あって定春の口から救出された晋助は顔面血まみれになってんだけど、だらだら血ィ流してんだけど、

「高杉さんっ!大丈夫ですか!?凄い血ですね、早く止血しないと!」

って駆け付けてきた新八んには普通にカッコつけて、血まみれなりにキメ顔で煙管を咥え、ぷるぷるしながらも新八くんにだけはかっこ悪いとこを見せたくないので、

「……ふ、フン。この俺があんな犬っころ如きに殺られる訳がねえだろうが。俺を誰だと思ってやがる」(さり気なく煙管を咥え直し)
「え?で、でも高杉さん……その、言いにくいんですけど、あの、煙管が逆さまですよ?そっちだと確実に火が点きませんよ、てかそんな咥えにくいもんをよく咥えたな!アンタどんだけ動揺してんの!?」

ってな事態になりますね、ハイ。
しかしこんな調子で坂田家の食卓を生き残れるのか、晋助は(もうすこしがんばりましょう)