前後編。

カグヤの声は白石さん再生でした。
小説にしろ漫画にしろ、読んでいる時は無意識にキャラクターに声がつきます。大抵はこんな感じの声、とおもいつつもはっきりした声優としては意識しないんですが、カグヤはすんなり決まりました。装った中性さではなく、自然とにじみ出てくる感じとかね。
ちなみにハルさんがカミーヤさんなのはまだイメージ定着しません(~_~; 聞いてみたいけど音源さがしても見つからない…。
本編は物語上のルイス・フロイスの登場です。

愛した者の転生体にめぐりあい、また愛してしまう。
「転生」がという題材の物語においてロマンを感じてしまうのは“あの頃には戻れない今をどう生き抜くか”です。
特に、テンという存在は保名を愛し将門を愛した葛葉の頃より継続するものでありますが、カイは保名の転生体ですが前世の記憶なぞ覚えておらず、テンという存在の頃しか知らない状態。
カイはカイだからいいの、と何巻か前で言っていたのですが、今回の話では「どうして何も覚えていないのか」とカイに酷な事を言ってしまうくらい感情が葛葉の頃に返ってしまっていたテンさま。
同じ所を感じたり前世とまったく違う存在であると感じたり、それをどう乗り越えてカイを愛するかが行き着く所かなーとは思いますが。
これでカイが保名の頃を思い出してしまったら元も子もないないのですが、多分それは無いはずです。うん。

今回の末は母恋しさを味わった晴明さんによるちょっとした呪詛返しでした(うわー…