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タイトルなし


すごく悲しい夢を見た。

目が覚めてそれが夢だと分かって、涙が止まらなくて。

それは夢が現実じゃなかった安堵の涙じゃなくて、やっぱり私にはどこにも居場所なんてないんじゃないかという恐怖感からの涙。



ずっと居場所が欲しくて。

でも人と接するのが苦手だった私は、そのうち自分の妄想の世界に居場所を作るようになった。


だけど。


色々経験を積んでから、

どういう受け答えをすれば会話がスムーズに運ぶかとか

今相手が求めてる言葉はこういう言葉だろうとか

そういったことが分かるようになってきて。


妄想の世界は手放せないままだけど、それでもいつからか、

現実の居場所が欲しいなら自分で勝ち取りに行けばいいんだ

って思うようになった。


それからは、居場所がないって焦ることはなくなった。

だって自分の頑張り次第で、いくらでも居場所なんて作れるから。

そのためならいくらでも頑張れるから。


だからこそ、人から拒絶される夢はダメージが大きすぎた。

例え夢でも、やっと見つけたと思った居場所が偽物だということに堪えられなかった。




でも泣いてても仕方ない。

この恐怖から逃げるためにはまた1から頑張るしかない。
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