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13日マチネ 王家の紋章

王家の紋章ミュージカルを観劇してきました。
原作未読の初心者です。
一応概要は把握してから行きましたが、それが正解でした。

まずはザ・少女漫画っていうストーリーにびっくりした。
だって古代エジプトのなんか歴史的なお話かと思ってた。
普通に乙女ゲームかよって思う王道恋愛ものでした。
あんまりザ・少女漫画が好きではない私には原作はきついかもしれないと思ったりもしました。


さてそんな初心者が王家の紋章を観に帝国劇場へ行くわけですが。
帝国劇場と言ったら個人的にはサクラ大戦の大事な舞台なので、初めて足を踏み入れることにドキドキしていました。
だってあの帝劇ですよ!帝都劇場!
さくらたちと出会って物語を紡いだ帝都劇場!帝国歌劇団!
あの夢の舞台に行くことができるのかーと思ったらワクワクが止まりませんでした。

かなり開演時間ぎりぎりについたのでじっくり劇場を見るまもなく座席へ。
今日はJCBとイープラスの貸切公演で満員御礼。
というか期間中ずっとチケット完売。
原作の力かいやキャストの力かな。とにかくすごいですね。
Wキャストはマモと宮澤さんの回。
ほんとは新妻さんがよかったんだけど、チケット取れなかったから仕方ないね。
でも!実は今日宮澤さんの誕生日だったらしく最後のカテコでハピバ歌いましたよ♪
全然狙ってなかったけどいいご縁に恵まれました♪

さて、ギリギリながらも2階席の座席につくと、オーケストラピットが舞台の下についていたことにびっくり。
音の調整が既に始まっていてバイオリンやらドラムやらの音が鳴っていました。
・・・知らなかったからびっくりしました!!Σ(´∀`;)
とにかく2階席はその生オケも舞台の奥行も全部見下ろせたので初見の私にはちょうどよかった!
例えば仕掛けが動いたりアンサンブルが踊ったりしてたらこれ一階席だとよく見えなかったと思う。
ましてや生オケは二階席じゃないと見えない。(そもそもがそういう造り)
初めての帝国劇場の舞台の観劇には二階席おすすめです。

あとは会場BGMとして水の波打ち際の音とか。
ナイル川のほとりにいるんだってイメトレしやすくてよかったです。


簡単にストーリーを言うと、
現代の考古学を学ぶ少女キャロルがエジプトの王家の墓を調査中に王家の呪いにかかって古代エジプトに飛ばされる。
アメリカ人のキャロルの容姿はとても珍しくばったり出くわしたファラオのメンフィスに捉えられる。
物珍しさからおもしろい奴隷として扱われるキャロルだけど、
奴隷扱いにキレたり古代の制度に物申したり、いろいろ問題というか騒動を起こすうちにメンフィスに気に入られて最終的には恋仲になるのね。
ただ、20世紀の科学知識を持つキャロルはとても重宝される存在になっていき、他国の王子とかに目をつけられるんだ。
そんでいろんな男の人がキャロルを巡って争うって話。
すごい端折った。

メンフィスの姉のアイシスが古代エジプトにタイムスリップさせる呪いをかけたすべての元凶。
姉だけど、血族結婚という習慣が当たり前だった古代エジプトでは、アイシスもまた弟のメンフィスを愛してたのね。
その愛する弟のお墓を荒らしたキャロルに呪いを、と古代エジプトに引き込んだの。
奴隷として汚辱にまみれた死を、というのが呪いの本懐なんだけど、
狙いと外れてキャロルはメンフィスと出会って恋仲になっちゃうんだよね。
まーーー女の嫉妬怖い。恐ろしい。
弟に取り入る他国の姫すら殺しちゃうくらい姉は恋に狂ってる。
いつの時代も女は怖いのね。


メンフィス役浦井さん
とても人気のある役者さんだそう。
地声が高めだったので少年王らしい向こう見ずな荒々しさとか真っ直ぐさが伝わる好演をする方でした。
メンフィスって生まれた時から何百万という民を統べる王として育てられてきてるから現代の常識とか普通の感覚が通じないんだよね。
そういう性格を嫌味なく出してくれたのすごいと思いました。

キャロル役宮澤さん
アイドルだし・・・と思ってたけど意外と現代っ子っぽいキャロルを演じてくれて私はきらいじゃなかったです。
ちょっと気が強くて明快な性格の行動力のある女の子。
多分こういう子漫画で見るとちょっとなぁって思うけど、生の舞台だから全然よかった。
ということは漫画読んだらキャロル嫌いになっちゃうかしら。

イズミル役マモ
キャロルを横恋慕しようと密かに企む隣国の王子。
最初は妹の敵を取ろうとキャロルを狙ってたのだけど、古代人から見たらキャロルは未来を見通す賢人ですから。
只者じゃないって思ってからいつの間にか恋してた人。
妹の復讐をしようっていう過激な思いと、キャロルに恋しちゃったままならぬ想いなんかが見え隠れする一見冷静に見えて実は熱い心を持つ人でした。
歌のシーンであ、マモだって思う細かい動きが多くてにやりとしました。

アイシス役濱田さん
影の主役。というか劇場の支配力半端ない。
たったワンフレーズ歌い始めるだけで会場を飲み込んじゃう。
素晴らしい歌声と技術を持った役者さんだと思います。
メンフィスの心が離れていく瞬間の歌はぞっとするものがありました。


全体的に脚本がなぁって感じは否めませんでしたが、
メンフィスとキャロルの気持ちの変化にドキドキしながら見入ってたので、私はすごく楽しかったです。
メンフィスって王族の残虐さを当たり前に持ってるんだけど、浦井さんの演技なのか清らかさは絶対感じるんです。
純粋なのかな。純粋に自分の生き方を疑わない人。
そういうまっすぐが故の強引さとかもあってキャロルがなんとなく心惹かれるのもわかるなって思いました。
ミュージカル的にはコロっといってびっくりしましたが。
そうなのですよね、イズミルとかえ?いつキャロル好きになったの?って思うくらいコロっといっててよくわからない人になってしまったのが残念。
これは脚本の問題ですかね。
あと宰相のイムホテップの重要ポジションがわかりにくかった。
すごい帰還を歓迎されてるけどなんなのこの人って感じ。
あと死んだミタムンが亡霊としてちらつく演出があるんですけど、イズミルがいるシーンはわかるとしてもなんでそこで出てくるんだろうっていう謎があってよくわからなかった。
誰かに場面場面で解説してほしい。

多分こういう演出すべて原作読者向けなんだろうなって思うところでした。
未読者にとってはとりあえず主役二人の恋の始まりとアイシス様の怨念めいた嫉妬が見所でした(笑

本当にアイシス様が主役かな?って思うような存在感でした。
特になんかメンフィスが主役なんだろうけど、薄れるシーン多くて。
そもそもキャロル視点のストーリーなので主人公はメンフィスって言われてもそうなの?てなっちゃいますけどね。
あとせっかくイズミルさん恋のライバル的な立ち位置なんだからもっと激しくバトルしてもいいんじゃないかと思いました。
一応最後に戦争が起きるのに、殺陣なかったのが残念すぎ。
殺陣がないならせめて歌い責めるシーンがあってもよかったんじゃないかと。。。
マモきっとそういうのできると思うの。もちろん平方さんも。
立ち位置的にもったいないなーって思うことも多かったです。

ラストシーンは三者三様の愛の形って感じの最後でしたねぇ。
まぁそんなものかしら。原作どこまでやったのかわからないけれどそもそも未完ですしね。

なんか酷評してるように見えるかもだけど、先述のように私は意外と好きでしたよ。
メンフィスにもキャロルにもすっと感情移入できたので恋の行方に本気でドキドキして心臓鳴らしながら見守っていました。
けっこうキャロルが逃げようとするシーン多いんですけど、がっと腕を掴んだり抱きしめたり。
自分の思い通りにならなくてもどかしがるメンフィスにあああああああせつねーーーってなったりしてました。
そしてアイシスの嫉妬に狂う感じも気持ちはわかるから。
十何年も一途に想い続けてきた愛しい人が他の人に取られるとか嫌だよねぇ。
ただでさえ家族という立場で一番近くにいた人なんだから。
そうそう楽曲もそういう複雑な思いに答えるかの如く複雑な曲多くて、それでも完璧に歌い上げる濱田アイシスすごかった。
イズミルも妹の復讐とかキャロルへの複雑な感情とか微妙な感情が多かったので、曲難しいの多かったです。


今日は宮澤さんの誕生日だったので、2度目のカーテンコールの際に浦井さんがみんなでハッピーバースデーを!って言ってお祝いしました。
特別な舞台でむかえる誕生日って幸せだろうね。おめでとうございます。
袖から出てくるとき、浦井さんと宮澤さんが手を繋いで・・っていうか手を掴まれて引っ張られるように出てくるのおもしろかったです(笑
ぶんぶん振ったりね笑
最後の最後はマモが二人まとめて抱きしめてたりしてああ仲良しなんだなって思いました。

せめてあと一回は見たいなって思わせる良いミュージカルだったと思います。
再演はキャスト違いで二回は見れたらいいなぁと思いました!
あと半月残ってますがみなさん頑張ってくださいね!

リメンバー 真夏の夜の夢 ゆうくんの考察

ゆうくん、真が推しの一人としては鬱になるイベントでした。
この子の抱える心の闇は思った以上に根深くて、トリスタという新しい場所をみつけたはずなのにそこにまだ戸惑いがある。
その理由は無意識であり、真の当たり前の価値観である、‘愛されることについて’が根底にある。


真には愛されるには理由が必要っていう価値観が備わってしまってる。成果を出した時に愛されるものだって思い込んでる。
幼い頃モデルをやっていて、何かすごく上手にできて褒められたときに、母親から認めてもらえる=愛してもらえるっていうのが真の世界の愛情の価値観なんだ。
だから、今みたいな状況で、理由もなく愛してるとか好きとか言ってくる瀬名がの愛情の意図がわからない。
モデルの世界から逃げ出して何も生み出せなくなった自分に愛は与えられないものだと思ってる。
トリスタとしても他のメンバーと比べて一歩遅れてしまう自分が評価されることはないから愛される理由がないって思ってる。

周りより優れた何かがあってこそ、そこに向けて愛情が生まれるっていうのが真の価値観なんだ。

言うまでもなく母親の偏った育て方のせいだよねぇ。
きっとモデルとしてちゃんと周りよりすごいことしてた時だけ、真を見てあげてたんだろうな。
それ以外の時はもちろん家庭事情はあるけど、放置というか多分自分のことで手一杯で真を見てあげることをしなかったんだろう。
だから、モデルの仕事をしているとき、何か上手にできたことで母親から唯一褒めてもらえることが、真にとって何より嬉しくて、認めてもらえた瞬間だった。
母親に褒めてもらえることが愛情の受け取り方だと覚えたせいで、それ以外の愛され方を知らない子になってしまった。

それは周りから見ておかしいっていうことがわからない。だって知らないから。
そういうものだって思ってるから。
だから瀬名の愛情も、トリスタの仲間の友愛も、真には理解できていない。
いや向けられたものを理解できていないというかそもそも存在しないものと思ってる。
ないものを認めることはできないから、瀬名が鬱陶しいほどに向けてくる献身的な愛情のようなものが恐ろしくて瀬名から逃げてしまう。


今回のイベストで、瀬名は真の歪さを知っていて無償の愛情を注いでいるっていうのがわかった。
お前実はいいやつだな。
クレイジーサイコホモとか言ってごめんな。ちょっと愛が重いホモだとは思ってるけど。

北斗は原因や理由はわからないまでも真がおかしいことはなんとなく気づいていて、それを正さないといけないって思ってる。
お前も仲間思いのいいやつだな。
頑張って踏み込んでやってくれ。

きっと物語的にはSSという舞台で成功するときに他のトリスタメンバー含めて個人の抱えている問題が払拭されるんだろうな。



個人的にこんな真に唯一自信をつけさせた晃牙って実はすげーやつなんじゃねーの?って思ってます。
あの人を顧みない暴力的なまでの強引さが真を後押ししてくれたんだろうか。
できれば今後真を引き上げてくれる役割を期待したい。
瀬名にこれ以上望むのはさすがにかわいそうだと思った。
あとはやっぱりキーは転校生なんだろうな。
なんとなくだけど、淡い恋心を抱く真が、愛し方を知っていくのは展開的にあるかもしれないと思ってる。
そこまで真個人の話を掘り下げてくれるのかは謎だけど。


リメンバー、けっこうなメンタル爆弾でした。
あまりの救われなさにリアルに丸二日鬱状態になって私まで笑えなくなりました。
ちょっとこれは本当にヤバかった。

いずまこ好きさんがどう捉えていくのか気になりますね。
世間的に瀬名の好感度はさらに上がったんでしょうが、ゆうくんの好感度下がったんじゃない?それが一番つらい…
とりあえず瀬名の愛が報われて一刻も早く二人で幸せになってほしいと願うのでした。
あの人ならゆうくん任せられると初めて信じられたイベストでした。
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