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バーチャルな世界

VRアトラクションで遊んできました。
渋谷にあるティフォニウムっていうところです。
VRを使ったウォークスルー型のアトラクションで遊べるところで、VRの先を行くMRと言われているそう。
今現在そこでは3つのアトラクションが稼働しています。
タロット その名の通りタロットのカードの世界に入る
フラクタス 異世界を船で旅するファンタジー
コリドール 廃墟の洋館を散策するホラー
お値段もそれぞれ違います。


夜19時過ぎにお店に行ったら他に誰もいなかったので夜がおすすめです。
受付最終は19:30です。
昼間は2時間待ちとかあったそうです。

今回私が遊んだのはコリドールです。
同時2人まで一緒に入れるのかな。たぶん。
友人と二人で行ったので、最初に映像で概要と遊び方の説明。
部屋に案内されて機材を背負わされ、ゴーグルをつけられ、二人で絶対にはぐれないようにリングを持たされ、スタート。
VRゴーグルをつけてエレベーターに乗るところまでは係員さんに誘導してもらえます。
わりとここまでいろんな説明をされるのでうまく処理していかないと忘れます(笑)
私はエレベーターの云々を正しく理解できていませんでした(笑)
最後の最後で友達に言われてそういうこと!?って声に出して驚きました(笑)
そりゃいつまでたってもエレベーター動かないわ。
初のVRでしたが、映像のリアリティはすごいですね〜〜
洋館に入ったところから片手に持たされたランタンで隅から隅まで照らしてみました。
すごいんですよーランタンを近づけるとほんとに明るくなるんです。
私の視界はVR(虚像)なのに。ランタンは手に持っているもの(現実)なのに。
どういう仕組みなんだろう。
アトラクションはホラーなので、まぁ、ゾンビ、、、とは違うかな、クリーチャーですかね、が襲ってきたりはします。
あと虫いっぱいいる。
幽霊っぽいのもいる。
あと最後進撃の巨人。←
怖い人は、足元見ながら歩いていれば問題ないです。
私もわりと足元気にしながら歩いてたからどどーんって出てくる系のを数回しか直視してないので平気平気。
一旦冷静になってこれはVRで現実じゃないし、って思えばわりとなんでも平気。
襲われそうになっても実際触られることはないので安心できるよね。
あ、一回閉まるドアに直撃したけどVRだからすり抜けました(笑)
足元ずっと気にしてたって言うのは、足元に魔方陣があって、歩くときはそれに沿って行かないといけないんです。
途切れていたり曲がっていたりなんかいろいろ進んだり止まったりしないといけないから足元ばっか見ちゃうw
クリーチャー襲ってきてるのに足元の魔方陣の方向が変わったらそっちに気を取られたり。
よくよく考えたらさくさく歩いていくより周囲を見ながら歩くのが正解なのだろうと思うので、もっと周り見ながら時間かけて歩いてもよかったかもです。
わりと細部まで綺麗に作りこまれていて、映像美?がすごかった。
レースが風に乗って揺れる所とかじっくり見てしまった。
友達がわりとびびりなので最初ホラーやだとか言ってたけど、怖がりながらも最後までやり遂げたのでそうそうリタイアは出ないんじゃないかな。たぶん。
受付さんのお話では今日は1組だけリタイアがいましたってことでしたが。
まじもんで苦手って人以外は大丈夫だと思います。富士急行けるなら余裕じゃない?

渋谷は二号店で同じお店がお台場にもあります。
内容は一緒です。
今後アトラクションのラインナップは変わると思う、ってことでした。増えるのかな?
初体験でしたがVRゴーグルで遊べるゲーム
友達がひたすら武器が欲しいと行っていたので次はそういうVRゲームを遊びに行きたいと思います。

抜歯 2,3日目

また朝からくそ熱い一日でした。
からっからで干からびそうだったので寝起きに恐る恐る水を飲んでみたらなんと痛くない!
昨日あんなに苦労した水を飲むのがまったく苦痛じゃない!
そうなると食欲も出てきて、野菜炒めを作って食べたりハム焼いたりチキンラーメン作ったりして一日何事もない食生活を送れました。
もちろん抜いたのとは反対側で噛んだりして一切患部に触らないようにしてました。
触らないように慎重に歯磨きもしたし、特に歯に痛みもなく普通に過ごしました。
一応痛くなったら嫌だから薬は飲んでました。
ふっくりとなんかふくよかになったかな程度に腫れてました。


この二日間で大変だったのは初日の飲料だけでした。




3日目。
2日目と変わらず!
月曜日なので仕事です。
耳の奥のあたりが瞬間的に痛む!ってことはありましたがそれ以外は気になるほどの痛みはなかったかな。
この耳から脳にかけてのピリっとした痛みは虫歯だったころからけっこうあったのでそんなに・・・(笑)
昼食だけはちょっと気を使ってウィダーインゼリーにしました。
もし仕事中に痛み出したりしたらやだし。
夕方は痛み止めが切れたのかちょっとじーんとしてましたが別に痛くてやべーってほどではなくて、痛むかなぁって程度。


まぁ生活に支障をきたすようなことはなく問題なく終了。

抜歯 1日目

親知らず一本抜きました。


2年前に治療で歯医者に行ったときに、この親知らずすぐ抜いてとかなり圧力かけられました。
親知らずの前の歯が虫歯になっていたのですが、それも親知らずが影響してるからと。
そのときが尋常じゃない痛みを伴う虫歯でほんと大変だったんです。
熱は出るし鼓動に応じてズキンズキンと激しい痛みを伴うし。
夜も眠れないくらいのほんとに悲惨な虫歯でした。


で、それはいったんは治療してもらったので痛みも引き、親知らずは虫歯らしいけど別に痛むわけでもなく、、、
放置しました。
数か月後にぼろりと削れて穴が開きました。
痛むわけでもなかったので放置しました。だってどうせ抜くならいつでも一緒やん。
徐々に穴が大きくなり、最終的には1/4ほどなくなるくらいの穴になりました。
食べ物がつまったまま放置すると痛みはあるけど、普段は特に気にならなかったので放置してました。
でも夏休み期間中に(多分運動したからかと思うけど)夜に寝るときに痛み出して(歯ではなく歯茎が)眠れぬ夜を過ごすことになったので、さすがに抜くかと病院に連絡し。
あ、なんですぐ抜かなかったかって言うと大学病院の口腔外科行かなきゃいけなかったからってのもあるんです。
知らない病院予約すんのめんどいじゃないですか。


2年の間にちょっと他の歯が痛むなーって思っても歯医者行けなかったよネ。
くそ怒られんの分かってたから。
だからとりあえずこれで抜いて、落ち着いたら歯のクリーニングくらいは行ってもいいかな。




で、その時は夜眠れない痛みがあるからと鬼気迫って予約をとったのですが、結局あいてなくて最短で1週間後。
次の日くらいには痛まなくなったし。おい。まじか。
まぁそれでもやろうって決めて連絡したんだから抜こう。さすがに。ひどい虫歯だし。


ただ予約が取れたのがオーケストラコンサートの日だったんですよね。
抜いた後にコンサートとかまじ不安。


9時に予約して、実際処置が始まったのが11時。おい。なんでだよ。予約ってなんだったんだよ。
朝一に来てたぞコラ。
超絶腑に落ちないけど過ぎた時間は戻らないからもういいよ。
先生めっちゃ謝ってたけどな。


抜くのに30分くらいかなーって説明はあったものの、15分くらいで終わった。
すんなり抜けて自分が一番びっくりした。
抜けた歯を見たらやっぱり虫歯の穴が酷いwwww放置してごめんwwwww




口の中の違和感がすごいけど、そのあと20分ほど歩いて会社寄って駅に行き。
駅前で処方箋もらってコンサート会場向かいました。
1時間ほど前についたので薬を飲んでじっとしてました。
大きな痛みはないんだけど、一番大変だったのは水が飲めない。
水を口に含んで患部に行った瞬間の痛みがやばい。
今日ね、気温36度なのよ。そんな中歩いてきてるのよ。
喉かわくじゃん。
でも飲むと痛いじゃん。
当たらないように少しだけと思っても、たった数滴分の水でも飲みこむときに奥歯まで広がるんだね!!知らなかったよ!!
もう飲むというよりなめるしかなかったよ。
全然水分補給できないwwwwww
コンサート中は演奏に集中してるから基本的には何事もなくって感じだったけど。
唾液が酷かったなぁ。一回唾液飲み込み損ねて盛大にむせたし。
唾液はね、奥歯当たってても痛くならないの。不思議だなぁ。
休憩時間とかに渇きに耐えられずに水を飲むと「えいぁあああああ」って口の形になる。痛くて。


コンサートはすごくよくて終わったのは20時半くらい。
まーーーここで自分でもバカだなーって思ったけど、電車賃節約のために30分ほど歩く。
もともと歩く予定だったからさ、、、
夜とはいえ30度オーバーなのは間違いない蒸し暑さ。
激しい運動じゃないと思ってるから大丈夫、大丈夫、、、多分。
家に着いて、時間をかけてちょろちょろなめるように水分補給をして一日終了。


飲み物でこんなんだから食べ物なんて無理すぎて拒否でした。


ただ栄養取らないわけにはいかないからウィダーインゼリー3食分買ってきて明日のご飯はこれにする。

年末年始の日記 刀ステを見たその後の体調不良で死んでた件

刀ステライビュの翌日は熱もなく体が軽かった。咳がひどくなったけれども。
やっぱり睡眠の重要性を思い知った。

その日は神棚のお供えの準備とか大したことはせず、午後はずっと昔の写真を見てた。
夕方になって日が落ちると寒くなったせいか体調悪いなって感じたけどその程度だった。
もしかしたら軽く熱は出ていたかもしれないがたぶん微熱。寒気もなければ体も痛くなかった。

翌31日、今日も咳がひどい。
しかし今日は大事な日なのである。
大晦日なのである。31日なのである。
あんスタの最強のトリスタSS箱イベントが始まるのである。
告知があった時から走る気まんまんである。
今後のランウェイ復刻ガチャに向けて貯めてた無料ダイヤ1000個、全部使う覚悟で走るのである。
午後15時、私は走り出した。(イベントを)
基本的に前回イベントの回復アイテムは全部取っておいて、期限が切れそうになる次のイベントで使うとかそういう保管タイプの自分は、前にやってた復刻イベントのアイテムも残っていたので、
スポドリ20本以上と、ダイヤ1011個を両手に抱えて走る私。

さすが物語の主人公トリスタの最後のSSの物語。
4人全員☆5イベント。
勢いがやばい。
あ、いや私は過去☆5を取るために走ったことは1度しかなかったし、そんなにすごい大変なイベントではなかった。あれだよリメンバー。ゆうくんの☆5イベント。
だから比較にならなかった。最初の勢い。
年末年始休みにイベントがどっかぶりだったというせいもあり、最初からとにかくすごい。
順位を維持しようとすると30分以上スマフォが手放せない。
とりあえず8000位をキープすることにした。

大晦日の夜はお年取り(長野県の風習です)
うちは農家なのでお日様と一緒に寝て起きるような一家なので、冬の夕食は早い。
17時には食べ始めてる。まじで。
しかし夕方、日が落ちてきたころからやっぱり私の体調も下り坂。
うーん起きてるのがつらい。
でも食欲はまったくもって影響ないのでお年取りのごちそうを食べまくる私。
たらふく食った。でもやっぱり起きているのがつらい。食べすぎじゃないですー風邪だからですぅーだってまだ食べられるもんー!
紅白を見たり、ガキ使をみたりしながら刻々と一年の終わりを迎えようとしている。
20時が過ぎた時点で寒気と身体の節々の痛みがひどくなってきた。
もう起きてるのがしんどくてずっとこたつで寝転がりながら紅白を見る。
というか、もうテレビを見ることがつらい。でもそんな状態でもイベントは走る。
9時を過ぎ、10時を過ぎ、あまりに体がつらいものだから私はスマフォを片手に葛藤した。
0時を迎える前に寝てしまうか。明らかにこの体感は38度を超えた熱を出している。
しかしせっかく実家に帰っているのだから年越しであけましておめでとうぐらいは言いたい。

10時を回ったころ、母が聞いてきた。
「お寺行く?」
年を越す前に、越してからか?どっちかわかんないけどお寺に行かなければいけないのだ。
初詣とかじゃなくて(そもそもそれは神社だし)、お寺で何かをもらってくるのかおさめてくるのか謎のやつ。
一回だけ行ったことあるが結局目的はよくわからなかった。(炊き出しのトン汁もらって食べてた)
唯一知ってるのはごふっていう砂糖菓子もらって帰ってくることだ。食べると健康でいられる御利益あるやつ。

ともかくそんな感じでお寺に駆り出されそうになったが、死にかけている私を極寒の外へ連れ出そうというのか。これが人の行うことか。
とか心中で怒り狂っていたが、これは私が悪い。
体調が悪いことはほんのり言ってるし、むしろ咳がひどいからあれなんだけど、熱を出していることはついに今日まで誰にも言っていなかった。
熱出てたの初日の夜と多分昨日の夜も軽くだけど昼間は全然普通に元気だったし。
ただ、もう生きているのがつらいなって思うくらいの高熱と身体の重さで今はそれどころではないのだ。
お寺なんかいったらぽっくり行ってもおかしくない。ちょうどいいかもしれないけど。


結局母親が一人でお寺に行った。
ゆく年くる年が始まって年を越した。
やった、なんとか日付を超えた!
目的を達成した安堵もあり私はもう苦しさに我慢がならず祖母に言った。
「熱が出てるからもう寝る。」
38度とっくに超えてた。よくもまあ我慢したものだ。
祖母は私を心配し、なんちゃら(忘れた)っていう風邪に効く飲み物を作ってくれた。
ねぎと生姜を切ったのを味噌で味付けするらしい。
簡単に言うとただの生姜の入ったねぎの味噌汁だった。でもおいしかった。
さすがに今日はお風呂には入れなかった。入る気力もなかった。


深夜、熱が収まるどころか猛威を奮い、おそらく39度は超えただろうと思いながらねむれない夜を過ごした。
寝たと思っても一時間で目が覚めてしまう。
ただ今の私にとってそれは吉兆だった。夜もあんスタのイベントは順調に稼げた。

 

翌朝1日。新年あけましておめでとう。
深夜の高熱で眠ることができず寝不足な元旦。
でも日が昇ったころには落ち着いていたので10時まで布団にいた。
今日も寝て起きたら熱は下がっておりなんともない。
昼間は普通に元気なので、おばあちゃんと近くの神社に初詣に行ってきた。
子供の頃はよく遊んだお宮さんだ。
20年以上ぶりに行った気がする。
夏目友人帳とか見ていると田舎のさびれた神社とかお地蔵様とかそういうのを大事にしたいなと思っていたから、神様への信仰心を持って行ってみた。
こんなさびれたところ誰も行かないかと思っていたけれど、私たちより前に4人はお参りに来ていたようだ。
お米と、お正月飾りが4組置いてあった。
よかった、普段はまったく人がいないけれど、忘れられていないお宮さんだった。田舎のおじいちゃんおばあちゃんありがとう。
私も帰ってきたらお参り行くようにするね。

ここで新発見。
ただの田舎の無人のお宮さんだと思ってたこの神社、一応歴史的に某戦国大名とかかわりのある神社だった。知らんかった。
去年の真田丸のおかげで地元とっても注目されたのでこんな田舎の小さな神社にまで立て看板出ていた。
第一次上田合戦。それに関わる一つの拠点だった。まじでびっくりした。
家から徒歩1分のところにあるお宮さんが、、、戦に関わるところだったなんて、、、まじでびっくりして熱出るかと思った。

それから家でテレビを見ながら一日過ごして、やっぱり今日も夜になると熱が出てきてまたもや38℃を突破する熾烈な戦いだった。
私の中のウイルスに対する抗体が本気で戦っている。まじつえぇ。
とはいえもうこれでほぼ4日間ずっと夜になると高熱が出るというつらい日々を送っていたのでそろそろ限界でした。
明日は東京に帰る日だったのですが、帰れるのかとか帰ったところで寝込むだけじゃない?って不安。それに4日から仕事だし。
でも帰らないわけにもいかないし、母親が喉痛い言い出してたぶんこれ絶対私の風邪うつしているから申し訳ないし、なんか私年末年始帰省するべきじゃなかったよなってすごい反省。
そもそも29日に帰省っていうスケジュールじゃなければあんなふざけた生活してなかったとも思うし、こたつで寝・・・てたなたぶん、、、いつものことだし。
いくら実家でみんなに会いたいからって無理して行くべきではない。来年から気を付けよう。

1月2日は夕方から母親とショッピングモールへ出かけつつ、夕飯を食べてから新幹線で帰りました。
新幹線は驚くほどがらがらだったのが印象的です。
軽井沢あたりからすごい混んだけどね。

明日が最後の年始休みだったので、とりあえず風邪をなんとか落ち着かせるべく薬を買って行ったのですが、
なんか具合は確かに悪いけど悪寒がするわけでもなく熱も軽くしか出てなかったみたいだから結局飲まずに終わりました。
翌日はすっかり元気でした。
一日アニメ見てゲームして本を読んでネット見てなんていつもと変わらない休日を過ごして、私のほぼ風邪で苦しんで終わった冬休みは幕を閉じたのです。

初日に体調崩して最終日に治るっていうね。
せっかくの一週間の休みだったのに実家に帰ってもやりたいことやれなかったわぁ。
封神演義全巻読んでいく予定だったのに(アニメ楽しみです)

12/12屋根の上のヴァイオリン弾きマチネ

ミュージカル 屋根の上のヴァイオリン弾きを観劇してきました。

今年50周年記念となるそうで、歴史ある舞台の一幕を見れたことが光栄です。
モーテル役のみゆくんを見るべくして行って参ったのですが、
市村さんや鳳さんの息の合った演技が強烈に印象的でした。
すごかったです。
今回、田舎に住む母親を連れていったのですが、母も楽しんだようで何よりです。

屋根の上のヴァイオリン弾きは今回が初めての観劇となりました。
前回みゆくんはパーチック役として出演を果たしたものの、観に行くことができなかったのでリベンジ。
今回はモーテルという長女の相手役にキャスティングされていましたが、人物紹介を見るだけだと、前回のパーチック役の方がかっこいい青年でよかったんじゃあとか思ってましたけど、実際見てみたらモーテル役の重要性が想像以上でとてもいい役をいただけたんだなと驚きました。
前回の演技を認めていただいた上でのキャスティングならこんなに嬉しいことはないですよね。
これは私らファンも張り切って応援していかなければと思いました。東宝にいっぱい感想送ろう。

本編は今よりもう少し前の時代のロシアでのお話。
宗教、政治、民族という今に至るまで古来より続く差別問題を描いた作品。
何千年も昔から解決に至らないこのテーマは、歴史の中の古めかしいお話などではなく、現代に通じるお話だなと思います。

その上でもう一つ語られるのが家族の愛。
古いしきたりの中で生きる村の人々の中で、現代らしい自由な思想を持った若者たちが、慣習を破って新しい世に切り替わっていく。
自由恋愛が認められていなかった時代のお話です。
一族、民族の古いしきたりを守ることが当たり前だったテヴィエは、次々としきたりを破っていく娘たちとの間で葛藤する。
しきたりを守るべきなのか、愛する家族たちの幸せを認めるべきなのか。
テヴィエは、結局のところ何よりも大事な家族が望むことならばと変革することを受け入れていくのですが、愛とは何かを改めて自分たちに問うことにもなります。
そしてそんな暮らしの中に忍び寄る時代の波。ユダヤ人である村の人々は否応なしにその渦中に巻き込まれていく。



ユダヤというかユダヤ教に関する知識は、とても厳格な規律で縛られていることくらいしか知りません。
あと男性がハット被ってる。ひげが立派。(すごく偏った見方してる)
だから安息日とかドアのところの何かとか、最初はなんかよくわからんけど特別なことしてるなってくらいの認識でした。
幕間にパンフレット読んだからなるほどがってんいきました。
テヴィエを中心に当時の小さな村の暮らしぶりが事細かに描かれていて、今ではない昔の生活を学べるおもしろいですね。


泣いたのはテヴィエとゴールデが愛を確認し合うところ!
鳳蘭ゴールデのきもったまかかぁの尻に敷かれてはいるけど、一家の長として家族を守ってきた市村テヴィエ。
夫婦は昔のしきたりどおりに仲人からの紹介で結婚をした二人だけど、自由な恋愛をしたわけじゃないけど、確かに長年連れ添った二人には愛が通っていてお互いが支えになってる。
神田ホーデルが自分で愛する人を見つけて、二人で愛を育んで、そして愛する人を追いかけていきたいという。
そんな二人を見て、市村テヴィエがふと、しきたりによって結婚が決められた自分たちに愛はあるのだろうか、と、頭を呼び理鳳ゴールデに問う。
俺を愛しているかと、
何をいきなり馬鹿なことをと取り合わなかった鳳ゴールデだけど、真摯に問い続けるテヴィエに折れて答える。

あんたと一緒になって、子供を産んで、5人の娘を育てて、家をずっと守ってきた。あんたのために。
愛しているわ。と。
事実を並べていくうちに少しずつ気持ちが解けて自分はテヴィエのことを愛しているんだと自覚するゴールデがすごくよかったよぅ。
ハンカチ手放せない。。


歴代を知らないので比較はできないのですが、ツァイテルと幼馴染のモーテルという人物なのだとしたら、若いみゆくんはとてもぴったりだったんじゃないかなぁと思います。
ツァイテルたしか20歳くらいでしょ?同年代だとしたら、ねぇ。若いほうが良くない?
男らしさ?え?なにそれおいしいの?てな具合で臆病で気弱な貧乏な仕立て屋の男、だった入野モーテル。
おどおど頼りなくていつまでも子供でツァイテルの相手になるなんて想像すらされていなかったモーテル。
貧乏だけど誠実な男だと、そう認められる入野モーテルはわたし嫌いじゃなかったです。
あわわわわわっってなんかいつも慌てている役がすごーーーくうまいと思います!

ツァイテルの結婚式から穏やかだった日常が壊されていく描写が始まるんですけど、
結婚式の儀式としてグラスを破壊すること、あれが、その後の男と女の垣根を破壊するパーチックとか、民族の壁を破壊して結婚するチャヴァとか、穏やかだった日常が破壊され故郷を追われる村人、だとかを暗喩させてるのがとても印象的でした。
幸せだった結婚式が兵士の乱入によって壊されてしまうあのシーンは、悲しくて悲しくて。
みんな逃げ帰ってしまって祝いの席の残骸に取り残される家族が泣き暮れているのが悲しくてつらいです。
そして遠くからも聞こえる破壊の音におびえる様子も見てて悲しい。

同じ人間なのにどうしてこんな風に差別され暴力の対象とならなければならないんだろう。。悲しい。。。

後半はもう悲しい別れの連続なのでさみしいですよね。
sunrise sunsetを聞くと胸が苦しいですもん。切なくて。
アメリカを目指して旅立つところで終わりましたけど、どうかあの一家がこの後新天地で穏やかな暮らしができたことを願うばかりです。



ここからはただの雑談なんですけど、
当日は一日お休みを取ったので、母親と東京駅で合流してお昼は松本楼でランチにしました。近いですし。
11時15分くらい、、、だったと思うんですけど、もうほぼ満席でびっくりしました。
私はいつも通りにカレーを食べました。
観劇が終わったのは16時半で、そのまま銀座の宝くじを買いにいって(笑)
けっこう並んでいたので40分くらいかかったかなぁ。当たるといいねぇ。
それから東京駅地下街で夕飯を食べて母を新幹線の改札で見送って帰りました。

・・・新幹線の改札って、なんであんなに哀愁漂うんでしょうね。
何言ってんだって感じですけど(笑)
いつも思うんですけど見送る側ってなんであんなに切なくなるんだろう。
見送られる側だとね、たいした感傷もないんですけどね。
二週間もすれば年末で帰省して会えるのに、一人東京に取り残されてしまうひとりぼっち感が切なくて泣きたくなりました。
そのとき、ふとこの気持ちが愛なのかもしれないと頭に浮かびました。
アメリカへと旅立つテヴィエたちを見送るツァイテルとモーテルはもしかしたらこんな気持ちだったのかもしれないと。
このさみしくて切ない気持ちに名前をつけたら愛と呼ばれるのかもしれないと。

今日一日でとても大切なものを教えてもらった気がします。
素敵な出会いがあるからこそ観劇ってやめられないですね。
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