要らない子2

話題:毒親
私の親にとっての要らない子は、自分の思い通りにならない子、親の願望を満たさない子だったよ。
私も、私の息子も、その条件をクリアしたから要らない子になった。
逆に親の願望を満たしたのは、今まで教育を放置していた妹達だったよ。
親に甘える。そんな妹達…
親に甘えるな!と教育された私には出来ないことだね。でもそれで良かったんだ。
私は要らない子になれて幸せだから。
だって、あの人達は私に害しかもたらさない。息子も行きたがったのは物を買ってくれるからで、それ以外は嫌だったと言ってたよ。物を買ってくれる約束を破って、息子を妹の子の子守り役にするためだけに連れていったことを私は忘れていない。
息子も私の父親から、要らない子にされて精々しているみたいだ。自分の妹の世話なら嫌がらないだろうが、誰が他人の子の子守りなんかしたいものか。なんの利益もないのに。
その辺息子は私に似ているのかもしれない。息子が目を覚ましてくれて良かったと思ってるよ。物に釣られたとはいえ、その度に嫌な気分は味わいたくないだろ?
当初は傷付いていたけど…
だからあれほど、私の親に近づくなと忠告したのに…
私がもっとシッカリ引き留めておけば…
いや無理か…私は息子の意思第一主義だったから…それに…はたして私に父親が息子を連れていくことに反発できたかどうか…

大人になっても、子供の頃に受けた恐怖は残る。
あの人達が私が離婚する時に、息子を何がなんでも引き取れ!と言った理由も想像はついてる。それは私のためじゃない。自分達の玩具にするためだ。まあ離婚する手伝いをしてくれたことは感謝してるけどね。しかしその条件は私が自分の親に息子を会わせることだった…
それがどんなに私を苦しめたか?あの人達は知らないだろう。私だけでは子育ては無理だといい自分達に都合がいいように私を洗脳しようとした…
せっかく手に入れた玩具(私の息子)を取られまいとしてね。
当時は、私の親も私の敵だったよ。私から息子を奪う敵。息子は人間だ。だから息子を傷つけるであろう者は敵。

今は精々してる。
私と私の息子から興味を無くしてくれて有り難う。
もう会わせることはないよ。
死んでもね。

要らない子1

話題:毒親
子供にとって、それがどんな親であっても『要らない子』と言われるのは辛い現実だ。
だから一生懸命、要らない子にならない努力をする。それが自分を苦しめることになってもだ。
それと同じで『中絶したかったけど…』と言われるのも、けっこうキツイ。だってそれは要らない子と同意だから。
聞いた時は、平然とした顔をしていたけれど。まあ、その頃には私の感情も麻痺していて、当時の自分が何を感じたのか?その頃は分からなかったけどね。
ただ罪業感だけが、そこにあった。
中絶された兄弟への罪の意識。私だけ、親の気紛れで産まれた罪の意識。その罪の意識が強すぎて、私が自分に対して感じた感情が認識できずにいたんだ。
今は知ったけどね。

自分から要らない子になりたいと思ったのは、自分に子供ができてから。
息子にとって害になると感じたから。
それにもう大人だから、親に保護してもらわなくても生きていけるからね。
だから私は、要らない子になりたいと願い、そして親からは要らない子になった。
感想?
やっと解放されたと感じたよ。

私をここまで生かしたのは、意外にも罪業感だった。兄弟への罪の意識が消えなくて、私は長く苦しんだんだけど…
私だけ生かされたという罪の意識が消えなくて、自分で自分を殺すことも出来なくて…生きてるのは辛いけど、殺された兄弟の分まで生きなきゃって気持ちが強くて…
自殺も出来ない臆病者。
だからこそ大人になれたのだ。
今は、その罪業感も私が背負うべきものではないと知ってるけどね。
でも…なかなか消えないものなんだよ…
親の言葉って、けっこう残酷なものだよ。

根付いたモノ


話題:毒親
『人を信じるな!自分以外は敵だと思え!』
私はそんな教育を受けて育ってきた。
だから何もかも自分でするのが当たり前で、人に悩みを打ち明けることも、頼ることも罪で、苦しいことも辛いことも自分で解決する道を見つけるしかなかった。
でも私は違うとも思い続けてた。
父親の言うことは間違ってる。心の中でずっとそう感じ、その教育の間違いの証明を探していた。
私の心は常に揺れ動いていた。父親が正しいという気持ちと父親が間違いという気持ち。
そして誰かを信じ、誰かに裏切られる度に『ほらね。父親は正しかった』との気持ちを強めていったんだ。

今の私は、通常はそんなこと思ってはいない。信用できる人もいると思っている。
だけどね、不安が高まると、やっぱり父親が正しいんじゃないかという感情に支配されていくんだ。
『全て』とまではいかないが、味方だとは思えなくなるんだよ。
だから、自分の世界に引きこもる。最も安全地帯だから。

それを告白したところで、何も変わりはしないのだけど、私が対人関係を最小限に収めるのはそのせいだ。
一方通行で悪いなという気持ちもある。
だけど私には、今声を掛けられたところで、返す言葉が見つからないんだ。
表面的な言葉なら言えるだろう。でもそれではダメだろ?

病院は楽だよ…
睡眠状況と症状(私の場合は気分)だけ報告していればいい。
深くは聞いてこないから、喋りたくなかったら喋らなくていいんだ。
全てを喋る必要なんてない。そんなことをしたって、処方できる薬は決まってる。いや、言い換えれば、薬でなんとかなる症状しか、どうにか出来ないんだよ。それ以上は期待してないよ。

結局のところ、父親の教育は半分正解で半分間違いなんだ。
自分のことは自分でしか出来ない。
だからこの、どうしようもない不信感も、自分でしかなんとか出来ないんだよ。
それが不安時の私…
それが私に根付くモノ。

不法浸入未遂

話題:毒親
あれは私が主人と結婚して間もない頃だった。
母親から電話には出ろ!と言われていたが、丁度その時、私は中耳炎にかかってしまっており、耳が痛かったので、母親のコールをずっと無視していた。
仕事も中耳炎で、お休み。そんなある日の夜のことだった。
誰かが我が家の敷地内に入り込みガサガサする音がした。
当時私は物音恐怖症。私は怯えた。
そして、そんな私を心配した主人が外に出て、その犯人を突き止めることになった。
犯人は私の母親だった。
母親曰く『娘が住んでいるのだから、勝手に家に浸入してもいい』そうだ。
この母親、前の旦那の時に前科がある。
そんなわけあるか!普通に不法浸入だ。
こんな思想なので、頭がおかしいと言われるのだ。

犯人が母親と分かったので、私は仕方なく玄関に赴いた。耳痛いのに…
そして会話中、母親が私の主人を呼び捨てした。
ブチッ
私の中で何かがキレた。
前々から気に入らなかった。でも言わずにいた。だがキレてしまったものは仕方ない。
『ちょっと。人の男の名前を気安く呼び捨てにしないでくれる。かりにも、よそ様の子だよ。失礼だと思わないの?』
母親は、それを聞き怒り狂った。
『お父さんに言うからね!』
そう捨て台詞を吐くと去っていった。
結局、最後は父親頼みか…
ホント自分では何もしない人だなぁ…
いつもいつも、誰か(私も含む)頼り。責任も取らない人。誰かに罪を擦り付けたりもしたっけ。
こんな人が母親なのが恥ずかしい。
まあ今は母親だと思っていないけどね。一応、産んでくれたので母親だと呼んでるだけだよ。

そしてその数日後の夜。案の定、父親が訪ねてきた。
対応は主人に任せた。
父親は主人から正しいあらましを聞き、納得して静かに帰っていった。
結論、母親が悪い。
そりゃそうだ。父親は、流石に社会でもまれ、常識もある程度身に付けた人なのだ。
母親よりはマシな人間性をもっている。
個人事業主でもあるので、常識があって当然。
まあでも、マシなだけで毒には違いないのだけどね。

純真・純粋・純情・純愛


話題:夫婦
齢4才にして汚されたが、自分とは無縁と思いつつも、純真・純粋・純情・純愛に憧れ続けた女と、純真・純粋・純情・純愛を貫き抱き続けた男。
二人は出逢い、結婚した。

意見の食い違いは、よくあった。
私は自分を大事にしていなかったので、その度に主人と喧嘩することになるのだ。
私は穢れた自分を呪い、女であることを呪う。
主人は私は穢れていないと諭そうとする。
しかし私の過去の男性遍歴については、主人は無理解。私が条件反射的に固まる、泣けない、怖くて諦めるというのが理解し難いものだったらしい。
なんせ純真・純粋・純情・純愛の人だからね。
何度も責められた。泣かれた。
そんなことを繰り返すうちに私の心は壊れた。

そうだよ…本当は泣きたかった、苦しかった、怖かった、嫌だった…平気なわけないじゃないか。私は主人に指摘されるまで、気付いていなかったんだよ。
野良犬に噛まれたようなもの。
それで終わらせてきたから。
そもそも、自分は穢れていると思っているので、そういう扱いを受けても仕方ないと思っていたからね。
でも主人は違ったわけだ。
主人にとって私は大事な初恋の人…
私にとっては、もう過ぎたことだし、どうでもいいことだが、主人にとっては違う。
私に関わりのある全ての男性が悪。
今も恨んでるらしいよ、私を翻弄しながらも、大事にしなかったことをね。
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