私が転院を余儀無くされた日…
あれから、もう二年も経つんですね…
あの日の私はガチガチに緊張していました。
なんといっても、初めての人との対話ですから…
が、それでもなんとか話せたのは、今まで培った経験のおかげ…
接客業の経験のおかげですね…
意外なとこで役に立つものですよ、接客業(笑)

それでも私は秘密主義に成り果てていた…
精神科に期待をせず、処方薬さえ貰えればいいや〜という考えだった。
それは今までの経験が私の期待をことごとく裏切ったせいだった。
私は、おとなしくしていればいい…
淡々と睡眠と日中の気分だけを伝えていればいい…
私は諦めていた。今後、私が変わることなどないだろうと思っていた…
自分の病気は自分で治す…それしか方法はないと思っていた…

しかし、私は変わった。
まだ私を全てさらけ出す勇気はないが、少しずつ気持ちを吐き出していこうと思う。
今の先生は説明が上手い。私に反論する隙を与えない。
まあ、今まで、反論するようなことになったこともないけれどね…

私は、また期待している…
今の病院なら…今の先生なら…私を救ってくれる気がする…
相変わらず、伝えることは睡眠と日中の気分だけれど…それに過ごし方を加えて話そう。
もう…隠す必要はないだろう…
私は何も出来ていない。それを隠す必要はないだろう…
前回…話した時に、先生は私を責めなかったのだから…

あの日…私が転院先に選んだ病院に間違いはなかった…
私の運命が変わった日…認識が変わった日…
あの日は、私の転機の日となった。
今は祈ろう。休みながら頑張ろう。
いつか…普通に家事が出来るようになる日々を夢見て…