輪廻転生の仕組みからいくと、人間として生まれる魂は、罪のある魂ということになる。
(虫や獣も罪のある魂)

なぜ生を受けるのか?
それは魂の穢れを浄める為なのだそうだ。
前世での悪行をこの世で悔い改め、罪を浄化させる。そのために人は生を受ける。

では、罪が完全に浄化され清い魂と変化した魂は、どうなるのか?
輪廻転生の枠から外れ、意識体として魂を向上させる努力に励む。
更に上となると、意識は個ではなくなり、地球上でいうと自然と一体化することになる。
コレが日本の場合だと、自然は八百万の神と一体なので、神と一体化するということになるだろう。
輪廻転生は魂を清める儀式。
コレが神秘論の考え方である。

尚、輪廻転生的に言えば、自殺は大罪である。
なんせ、魂を浄化する努力を途中で止めたわけだからね…
繰り返し繰り返し、死を繰り返すと言われてるよね…
永劫的に続く死。痛みも苦しみも続く。
死では楽にはならないんだよね、結局。
とはいえ…気力を失っていくと、生まれてきたことを呪いもするし、死にたくもなる。
救いは自分の中にしかないけど…誰かに縋りたくもなる…

そうそう。
私の信じている教えではね、神は己の内にあるんだよ。
だから、生まれてきてから死ぬまでの全てを見てるし、全てを知っている。
死んだ時…身の内から一組ずつ現れ、手を差し伸べてくれるらしい。
誰を選ぶかは自分の自由。
だけど、その自分は自分が行くべき世界へ導いてくれる神しか魅力的に見えないんだって。
だから悪いことをして生きてきた人は、所謂、極楽浄土な世界に導いてくれる神様は魅力的に感じない。寧ろ、恐ろしく感じたり、気持ち悪く感じたりするんだって。
因みに、身の内の神々は2人一組で全十組いるらしいよ。
で、もし、どの神の手も取らずにいたら…もう迎えは来ない。
どんなに願っても来てはくれない。
身の内の神にも見捨てられる。
永劫的な孤独。

まぁ、そういうことを信じているから、余計に狡いことや悪いことが出来ないんだよね。
あっ因みに行き先は、天国五ヶ所、地獄五ヶ所らしいです。
また、自殺は迎えが来ないという罰が待っています。
だからまぁ…自殺はしたくないんだけどねぇ…
気力が下がると、つい意識がそっちに流れてしまう…
まだまだ修行が足りないなぁ…と思うわけです。