女性不信…私のソレは小学生の頃から始まりました。
男女問わずイジメられていたのも、一つの原因ですが、一番の問題は家庭にありました。

一つは父に言われた一言…「お前は、お母さんに捨てられたんだよ」…
ソレは幼稚園の頃だったのだけど、その言葉が忘れられず母を信じられないでいました。

そしてもう一つは、やはり父の言葉…
父は、事あるごとに女性を軽視し、差別言動を繰り返していました。
泣くのは卑怯…人に頼るのは卑怯…そういう女になるな!何事も自分で対処しろ!
そして、そういう大人になれ。誰にも頼らずに生きていける人間になれ。
それは、ある意味では正しかったのでしょう。でも、正直…辛かったです。

でも一番辛かったのは、父に「男の子の方が良かった」…と言われたことでした。
私は自分の性を嫌いました。呪いました。
私は幼少時代から変質者の餌食になることも多かったので、それもこれも私が女の子として産まれたせいだと思っていました。

自分が女でなければ…
もしかしたら、父は、もっと優しかったのかもしれない…そうも思いました。
また、自分が男の子であれば、イジメにも父にも対抗出来たかもしれない。そうも思いました。

私は母を嫌い、自分を嫌い、同じ女の子なのに私とは違う他の女の子達を嫌い、同じ女の子なのにイジメを繰り返す女の子達を嫌いました。

その結果が女性不信…
でもそれは、やはりネット通じて薄れていきました。
他にも、私みたいな人がいた!私だけじゃなかった!
それは、とても心強いことでした。
そしてネットを通じて、意地悪な女性は少ない方だと知り、私の母のような人も少数派なのだと知り、私は安心しました。

でも今でも私の中では、くすぶっているのです。
自分が女性であること…それを呪う気持ちが…