スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

パイレーツオブカリビアン

目をつけてたフォトスタンドがあって、仕事帰りに購入してきた。

そこでようやく知ったんだけど、パイレーツ オブ カリビアン3ってもうすぐ公開なんだね(・o・)(遅っ

だから最近ポスターとかグッズとか見かけるようになったのか。(そこで気付けよ)



ジャックかっこいいよね!
間近で見るとけっこう歳に感じるけど(コラコラ)
でも某チョコレート工場は化粧のせいかデップにはまったく見えなかった!
演技者そのものを褒めるべきかメイクを褒めるべきか(笑)

いずれにせよデップの新しい魅力がたくさんの映画には間違いない(・∀・)



で、海賊の方。
シリーズ完結ということでこれはやっぱり映画館で観たいよね〜o(^^o)(o^^)o
でも、実は2を見てなかったりするι

なかなかレンタル屋に行かないからさぁ…
ここ2か月くらい行ってない(!)
ゲームとかアニメに夢中になりすぎた(´∀`)

公開までに見てもいいけど、6月に友達の家に泊まり行く時、一緒に見ようて約束しちゃったんだぁ

う〜ん…それまで我慢しようか

どうせ2、3か月は映画館で上映されてるだろ。

ずいぶん先になりそうだけど楽しみですっ(o^∀^o)

ブレイブストーリーパロ (阿部+三橋) 小話

ブレイブストーリーをおお振りで妄想してみる。



ワタル→三橋
ミツル→阿部









己の姿を借りた悪しき影を氷に閉じ込めた阿部は、いまにもその胸に己の杖の鋭利な切っ先で貫こうとしている。

「だ、だめ…!阿部くんっ」

そのとき、三橋は持てる全てを込めて叫んだに違いない。
たった一言に、喉が焼けつくような痛みを覚えたから。
この声が届くのなら、例え喉が潰れても構わなかったのだ。


待って。その偽物の阿部くんを傷つけちゃいけないんだ。

だって それは…


鮮やかに蒼く輝く氷上で、ゆっくりと阿部が両手を振りおろす。
その動作を遮るのはなにをもってしても不可能だった。
届かない声。届かない両手。
細く固い杖が重く突き刺さる様子はまるで映画のワンシーンみたいだった。

危惧していた最悪の結末に、三橋が茫然と声も失くし見つめる最中、阿部がゆっくりと何かを確認するように俯く。

「阿部く、っ!」

何も触れていない胸から鮮血がじわりと滲み出す。
真っ白な布地をさぁっと染めあげていく紅は、華が咲いたようで。
糸が切れたようにぐらりと傾き地面に滑り落ちる、直前に間一髪で三橋の両手が阿部の身体を支えた。


「みはし……?」
「阿部くんっ、だだだいじょうぶ?!」
こんな時にすら震える自分の声が情けない。
臆病者の自分は今も声も手も唇もふるえている。
何もできない。ただ、その姿を視界に流すことしか。
本気で案ずる視線に居心地の悪さを感じたのか、阿部はふっと目を反らした。


「かえ、たかったんだ」


「取り戻した……かっ」
ぐっと息を詰めて痛みを堪えるように身を曲げる。苦しげに時折漏らす阿部の吐息は、白く、熱かった。

「あべ、くん!」

阿部の大きな手をひたすら包んで熱を確かめる。
どうか神様、彼の痛みと苦しみをこの身に!
そんな祈りを込めてぎゅっと握りしめた両手が触れた彼の手は、かつてない程冷たかった。



そうだ、ここはこおりのうえなんだ
(だから つめたくてあたりまえ―――)



「ね ぇあべくん。寒い、ね?」
「あ あ、さむ い」
わずかに震える唇が紡ぐ途切れ途切れの言葉には、いつものような覇気がなく、その存在とともに消えてしまいそうで。
だんだんと下がっていく阿部の体温とは裏腹に、上気した自分の温度差がなぜか胸を締めつけた。
なにかが失われていくのは明白な事実だったのだ。

「なくなよ。三橋」

「ほんと泣き虫なやつ」

わらって。
そう言う阿部くんが泣いてどうするの。
彼の涙を見るのは、初めて手を握ってくれた、あの時以来だ。
ねぇ 阿部くん、覚えてる?
あの時は突然のことへの驚きのが大きかったけど、今はこんなにも、


「み、はし」
「…な、なに?」
「わらって」


意識するまでもなく溢れる涙をどうやって止めろというのか。普段から、この脆い涙腺はわずかな感情の起伏で決壊する。自分でも嫌になるほど弱い涙腺はもはや悪癖だ。
三橋の泣き癖を知らないはずはないのに、逆の苦手とする行為を懇願するあたりは本当に意地が悪い。こんな状況で笑えだなんて。
それでも阿部の望みは余すことなく掬いとっていきたい。そう強く思う。
苛立たしいほどに自制の利かない感情をどうにかおさえつけて、くいっと無理やり口角をもち上げてみる。
ぎこちないとわかっていても、これが今三橋にとっての精一杯だった。


「きれ いだ」

阿部はそんな歪な笑顔を見て、すっかり苦しさを感じさせない穏やかな面持ちで言葉に乗せた。

「 うひっ」

阿部がそう望むのなら、こんな不恰好な笑みで構わないならいくらでも捧げるよ。
だから、どうか、



「あべくん…?」



消えないで。




end
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2007年05月 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
アーカイブ