精神病に一度なったら、なかなかソコからは抜け出せない。
ならば、ここは一つ考え方を変えて、上手く付き合っていく手段を考えた方がいいだろう。
何故なら、この病の一番の問題点は負のスパイラルに陥ることだからだ。

その前に、ここで一つおさらいの意味を込めて。
まず、精神病とは何か?
精神病は簡単に言うと、脳内物質の機能障害といったところか。
神経物質の過不足。それが適切でない。そんな状態。
そしてソレが癖づいている。そんな状態。
感情云々は、それに付随しているだけにすぎない。
そういうと、恋心などもそうなので色気も素っ気もないが(笑)
勿論コレには、卵が先か?鶏が先か?の賛否両論あるだろうが、とりあえず今は、このまま話を進めていく。

さて、ここで問題となるのは、その付随する感情と思考のパターンである。
まずは感情。
コレは脳内物質をコントロールするということにも繋がる。
コレは、ある程度、生活習慣を改善することで出来る。
社会生活の障害になっていない人ならば、こちらを積極的にオススメする。
では、社会生活の障害になってしまった人の場合は?
生活習慣の見直しをするのは当然だが、加えて薬の服用が最も有効である。

しかし、忘れてはいけないのが思考パターンの存在だ。
思考は感情を増減させてしまう。
(※逆もまた然り。大きな感情は思考の偏向を招きやすい。)
そして、いわゆる精神病の人は、突っ走った思考で感情を増幅させてしまいがちなのだ。
その思考の癖を直さなければ、何度でも繰り返し同じ罠にハマってしまうだろう。
それは薬を服用していてもだ。
薬は思考とは、直接の縁がない。
薬はあくまで、脳内物質に影響を与えているだけなのだから、その部分は自分で努力するしかないのだ。
そして、その部分こそが、社会生活に直接関わっているともいえる重要なポイントなのである。