最近よく、昔のことを思い出す。
その時その時…私にとっては最善の選択をしてきたはずなのだけど…今になって思えば、やっぱりその選択は子供で…最善とは言い難いことに気付く。
学業…進路…親との関係…決められたレール…
考えることが多すぎて、あの頃の私は飽和状態だったんだろうな…
その時にしか出来ないことを捨てて…安易に逃げて…
勿論、逃げるのも私にとっては大事な選択だったとは思う。
親との関係なんて、子供側だけがどうこうしようとしても出来る問題ではないから。だけど、逃げる選択を選ぶ前に、もっと…その時にしか、やれないことをするべきだったのだと、今なら思える。
そう…学生時代にしか出来ないことを…

たとえばコミュニケーション。
私はもっと、他人とコミュニケーションを取るべきだった。
一人で考えるのは大事だ。だけど、他者の考えを参考にすることで、もっと違う選択肢…選択肢に幅が出てきたはずだ。
そうすることで逃げる以外の選択が出来たのではないか?
いや…逃げるまで追い詰められることは、なかったのではないか?
一人で考えるから煮詰まる。
一人の考えは、所詮一人の考えだ。どんなに角度を変えようと、所詮は一人。幅はあっても根本的な考え方が変わらないので、袋小路に陥りやすい…
そんな単純なことすら、私は気付かなかったんだ…
自分を律するのと、自分を罰するのは違う…
まして、縛り付けても苦しさは増すばかり…
私は、その違いに気付かずにいたんだ…
それは偏に、自分の中に新しい風(考え方)を取り入れようとしなかったから…新しい風を取り入れなければ、空気は淀む…
そう…単純なことだ。