私の心は、いつも揺れていた。
人間らしい生活…幸せさを求める一方で、道具らしさを求めた。
私は私を愛しながら、私が人間であることや女性であることを拒否した。
心を立て直そうとする一方で、心を罪で雁字搦めにした。

私の一番の苦しみは、その葛藤にあった。
相反するものを同時に求め、どちらも拒絶する…
矛盾する願望。
それを持ったことが私の一番の苦難。

親に人間として扱われなかったとなんて…ホントはどうだっていいのよ…
誰かに傷つけられたことなんて…本当にどうでもいいことなのよ…
誰が私を嫌おうが好こうが…拒絶しようがしまいが…生きることを望まれようが望まれまいが…悪く言おうが言うまいが…
そんなことは、どうだっていい。
そんなのは、私にとって苦難でもなんでもない…他人がすることなんて取るに足らないこと…
だって他人だもの。
避けようと思えば避けられるもの。

私の苦悩は、私が私を苦しめ責めること…その一点のみ。
私は、どちらの幸せも選べない。
それが問題。



PS
現在は人間としての幸せを求める方に寄っています。が、人生ままならないのがデフォなんですよね…困ったものです。