恋愛非情(?)物語 言い訳

昔…私は自分が好意を抱かれるような人間だとは思っていませんでした。
私は性格も悪いし、おしとやかでもない。
女性としては器量が悪いし、背が低いし、バランスが悪い。
何より汚れている。
だから、自分が恋愛の対象になるとは全く思ってなかったのです。

また『好きだった』を全て過去形だから過去のことで今は違うと受け取りますし、『可愛い』は喧嘩売られてるのかしら?と思ってしまいます。
『美人』はお世辞だと思ってますし…やりたいだけの世辞かと。

更に『愛してる』は『やりたい』と訳してましたし、『結婚したい』は『生でやらせろ。働いて金寄越せ』と訳してました。

つまり…全く男性の言葉を信じていなかったんですよね…
だから睦言をマトモに取り合わなかった…

書いた話は、それでも、まだマシな方ですよ〜
少しは『本当かも?』と感じ、疑いながらも言葉通りの意味で受け取っていたやつばかりですからね…
それ以外は全く信じてないです。
なので、相手にとっては、もっと酷いことなのかもしれませんね…

因みに私は相手の気持ちに気付かずに…とか、興味がないから…とかだけですが…例の2人は違いますよ〜
彼女らは好意を知っていて利用しますからね〜
更に、好意を抱かせるようにも振る舞いますからね〜
最初から利用する気満々だったり…あわよくば利用してやろうと虎視眈々と狙っていたり…
まぁ、それがイヤなんですけどね。

恋愛非情(?)物語(4)

高校の時…私の従者だった彼…
彼に再び出逢ったのは、離婚前のことでした。

私は仕事上、指名がないとスッゴく困るのですが…出逢ったのをいいことに、図々しくも店に来て指名しておくれ〜と曰ってみました。
すると彼は、本当に店に来てくれたのです。
たいそう、お金使ってくれましたよ〜
11時頃に来て翌2時までいましたからね。
それから月に二回は来てくれましたよ〜
なんて、いい奴なんだ。と思いましたね〜

それから離婚があって…その間も彼は来てくれて…離婚後のある日、私は彼に問いました。
何故、結婚しなかったの?いい人いなかったの?っと。
すると彼は少し驚き…だけど、すごく優しい顔をして言いました。
誰とも付き合ってないよ。ずっと君だけを想っていたから…と。

だけど私はジョークだと思ったんですよねぇ…
彼は、よくジョークを言う人でしたから。
だから、ちょっと意地悪な質問をしたんです。
だけどアレから経験はしたんでしょ?何人かな〜?ってね。
そしたら彼は、してないって…好きな人がいるのに他の人とは出来ないって…

もし、それが本当なら凄いですよねぇ。
(主人に出逢う前で、そういう人が存在するとは思わなかった)
だけど…うん…感動しましたよ。
照れちゃいましたね。
でも…私は誰ともお付き合いする気がなかったんです。
それに…酒の席だからねぇ…という思いもありましたし、何より彼は「君が幸せなら何も望まない。会えるだけでいい」と言ってましたしね。

その後も彼は私に会いに来てくれましたよ。
プレゼントも沢山貰いましたよ〜
だけど私の離婚を知った彼は、私と一緒になりたいようなことを言い始めて…
(子供がいることは当然知ってます)
面倒だった私は、職場を変え、それを期に彼と疎遠になりました。
その店を辞めることだけを彼に告げて。

今は悪かったなぁ…と思ってますよ。
利用するつもりはなかったけど…結果的には利用してるんですよね、私…
彼は借金してまで会いに来てくれてたのにね…

恋愛非情(?)物語(3)

私が恋愛面で非情と言われるのは、まず人を『便利』と感じるからだそうです。
主人に注意されてからは、そう感じないよう心掛けていますが…内心、主人のことも便利…と思ってますからね。
コレは、なかなか消えないかもしれません…(;^_^A

さて、もう一つ非情な話をしましょう。
それは高校生の時…
私のまわりには便利な人が男女問わずいました。
全員年上で社会人ですが…一緒に遊びに行けば、皆さん一様に世話を焼いてくれました。
まぁ、それは皆さん大人だっただけなのかもしれませんけどね。

その中に1人、物凄く便利な人がいましたよ。
彼は同じ高校で学年は私より下ですが年は上です。

休み時間中は従者のごとく傍に付き添い、缶珈琲を奢るのは当たり前。
ボーリング行けばボーリング代奢ってくれる…
(靴代や食事代も)
スケート行けばスケート代奢ってくれる…
(靴代や食事代も)
カラオケ行けばカラオケ代奢ってくれる…
食べ物は、よそってくれるし、飲み物なくなったら頼んでくれるし…
まぁ、いわゆる至れり尽くせりというやつで、当然、飲食代も奢ってくれる。
(全部、私だけね。他の人は自分の分は自分で払ってます)
しかし、ここでも私は、彼が好意を抱いてることに気付きませんでした。
何故なら、彼には噂があったからです。
私に、いつも、くっついている女の子が好きだという噂がね。
(でも、その女の子の分を払っているところは見たことない)

そんなある日…その女の子に彼氏ができ…私は彼に励ましの声をかけました。
すると彼は苦笑いしながら、あの噂は嘘だよ…と。
アレは周りの人が勝手に誤解して流した噂にすぎない…と。
じゃあ、なぜ噂をそのままにしていたのか私は問いました。
すると彼は神妙な顔で…君が好きだったから傍にいたかったんだよ…と。

だけど、それでも私は気が付かなかったんですよね。
だって過去形だったから。

その後も彼は私に尽くしました。
私は従者が出来たくらいにしか思わず、彼の心に気付きませんでした。
そう…その後、何年経ってもね。

恋愛非情(?)物語(2)

昔…少しの間、自衛隊の人とお付き合いしていたことがあります。
彼は、とても優しく親切で…いろいろ奢ってくれました。
(お付き合いしている男性が全部奢るのが当たり前な時代です)
が、
とても熱烈な人でもあったのです。

勤務地に戻るその日…彼は私に結婚してくれと言いました。
次の任期で終わって、こっちに戻ってくる…仕事は家業を継ぐことになっている…心配は要らない。苦労は掛けない。
身辺整理に金が必要なら出すから一緒になってくれ…と。
(彼は私を学生だと知らなかった&私が自分のことをあまり話さないのは他に男がいるのだと思っていた&私は面倒なので、それを否定していなかった…)

だけど私は、ただの大人の冗談だと受け取って…社交辞令的に「考えておきます」と答えました。
彼は私に寮の電話番号と電話していい日、電話していい時間を書いたメモを渡し、勤務先へと旅立ちました。

その後、私は彼に言われた通り、電話をしました。
彼は、とても喜びました。そして、退職後の話…結婚式の話…結婚してからの話をするのです。
最初は、それでも良かった…
もし本気な話だとしても、離れていれば気持ちは変わる…そう思っていたのです。
ところが彼は変わらなかった…
私は、だんだん怖くなりました。
そして…彼が帰宅する1ヶ月前…私は彼への電話を止めました。

その後、彼がどうなったのか…私にはわかりません。
彼は私の素性を無理に聞こうとはしなかった…
私は彼と軽いお付き合いをしているだけのつもりだった…
ただ、それだけの話。

だけど…コレも主人に怒られましたよ〜
男心を弄ぶ酷い奴だと言われました。
私って酷いんですかね?
たぶん、酷いんだろうなぁ…
(主人がそう言うから)
彼には悪いことしたなぁ…と今は思ってますよ。
本当にごめんなさい。

恋愛非情(?)物語(1)

私の非情な一面…それが一番、濃く現れていたのは、おそらく…幼稚園の時と高校時代…そして離婚前後だったのだと思います。
因みにコレは恋愛関係に関してですけどね。
それ以外にも非情な一面はありますが、それは機会があれば。

恋愛関係…私は、もともと恋愛に物凄く疎いわけですが、それとは別に異性に冷酷な面があります。
一番最初は幼稚園の時…

以前も書きましたが…その頃の私は今と違い、外では、とても活発な子でした。
幼稚園でも、よく遊ぶ元気な子。
そんな私に何故か、くっついてくる男の子がいました。
その子は園内のガキ大将。
他の子は、その子に逆らえません。
だけど何故か、私の言うことは、素直に聞いてくれる。

便利だなぁ…と思いましたね。
いつも従者のように近くにいますので、アレ取って〜コレ取って〜と頼んでました。
でも、変な子だなぁ…とは思ってたんですよ。
他の子が頼んだらキレるからね…

数年後、偶然その子に出会いました。
(彼は、お兄ちゃんの家の近所に住んでいた)
その時、彼はテレながら言いました。
「実は好きだったんだよ」っと。
私は「そうだったんだ。全然、気付かなかったよ」と返しました。
いや、マジで気付かなかったしね。
便利だとは思ったけど、全く興味がなかったからね。
彼は「そっか」と言い、その話は終わりました。

さて、この話…実は主人に話したら相当クドクド言われましたよ〜
冷酷、非情、男心の分からない奴って。
私は何故そんなことを言われなきゃいけないのかサッパリ分かりませんでした。
主人曰わく、その彼は告白していたらしい…
でも「だった」は過去形じゃないかー!
今も好きとは言ってない。
でも、主人曰わくアレは告白なんだと。
その後、主人の解説を延々と聞かされました。

結論。
私は冷たいらしいですよ〜
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