主人に何気なく聞いてみた。
もしも、この先…私のダイエットが成功して、キレイになって…それを誰かに見初められて…お金を積まれて、私が欲しいから別れてくれと迫られたら、どうする?…と。
主人の回答は即答。
「いくら金を積まれても渡さない」だった。
主人曰わく、私は金で取り引きできるものではないらしい。「お荷物」と言ったくせに…
じゃあ、なんなら代わりになるの?と問うてみた。
回答は、やっぱり即答。
「代わりなんてない」
そして、こうも言っていた。
「俺の横恋慕歴にかなうやつなんていない。何年経とうが、その差は埋まらない。こうして君の籍は手に入れても、君は風船のように手を離したら飛んでいってしまう存在だから」
そう思わせたのは私だね。
私は誰の手にも入らない。
そう主人は信じている。
もう…100%主人に気持ちが向くことはない…
それは主人も知っている。
主人は過去の自分をぶん殴りたいらしい。
私がこうなったのは、過去の自分の行いのせいという自覚はあるらしい。
だから、あえて、100%は望まない。望んでも、それは叶わぬ夢だから…
しかし、手離す気はないのね…
私との約束…私を看取るまで、傍にいてくれるという約束を違える気はないらしい。
それは嬉しいな…
一人で逝くのは怖いけど…傍にいてくれるなら、私もそれまでは、傍にいるよ…