主人の更正7

思えば…主人と結婚して十数年…いろいろなことがありました。
最初の頃は、よく喧嘩もしましたよ。
主に私が正論ですが(笑)
感情論より理詰めの方が得意なんですよ、私。
主人は感情論でしたけどねぇ…今や、息子を説教する時は理詰めになりましたね。
なので、聞いてると偶に笑えます。
だって、それは昔、私が主人に言った言葉だったりしますからね(笑)

喧嘩しなくなったのは、いつからだったでしょうか…
たぶん私が社会的に弱くなったくらいからですかね。
私が社会に適応出来なくなって…それでやっと、主人に守るものが出来たのかもしれません。
私は主人にとって弱者になった…
私にとって主人は必要な人間になった…

それでもまだ私は足掻きたいんですけどね。
もう一度、社会に適応したい…
もう一度、働きたい…
もう一度、一人でも生きていけるようになりたい…
だけど主人は、その逆を望む。
もしかしたら男の人って、そういうものなのかな?

昔…「お前は強いから、俺は必要ないだろ?」っと、何人かに言われ去られたことがあります。
私は恋愛をしたことありませんから、相手が勝手に告ってきて、勝手に納得されて去られた形ですけどね。
だから、そういうものなのかな?なんて。
まあ全員が全員、そうだというわけではないんでしょうけどね。

ただ…そう考えると、私は主人のプライドを守る為に、常に社会的弱者でいなきゃいけないんですよね〜
私が一人で外に出れなくなったことを主人は喜びました。
私が働けなくなったことを主人は喜びました。
私が半身不自由になったことを主人は喜びました。
そして私が太ってしまったことを主人は喜んでます。

屈折した愛情…
私は、主人のソレをそう考えています。
主人の中にあろう劣等感や虚無感を満たす為に、今の私が必要…
主人が更正したのは、その劣等感や虚無感が満たされているからではないのか?
私は、そう考えています。
まあ「守りたい」という気持ちがあり、それが更正に繋がり、また、それが純粋に「愛」なのかもしれませんが…残念ながら、私に恋愛感情は分かりませんからね。

まあ、とりあえず紆余曲折して、主人は更正しましたという話でした。
長々と昔話に付き合っていただき、ありがとうございました。
(゜)(。。)ペコッ

主人の更正6

私の主人は長い時間をかけて、今の主人になりました。
今考えると、最初の頃の主人はダメダメ君でしたからね〜
仕事に関しても、甘い考えで、遅刻や欠勤を軽く考えていました。
まあ勿論、私がクドクド説教しましたよ。
無遅刻無欠勤こそが大事。人に信用信頼してもらえるようになるには、それしかない!と。
いくら仕事が出来ようと、上が評価するのは、その部分なんですよ。
無遅刻無欠勤の人間になら、信用して仕事が任せられる…たとえ手が遅かろうと、確実に仕事をこなせる…そういう人間こそを欲する…それが会社。社会というものなのです。

まあ、今は理解して真面目にやってますけどね。
そのおかげで、評価が物凄く高いみたいです。但し、給料には反映されてませんがね〜(苦笑)
ただ、出向先の会社からは、ちょくちょく勧誘されているみたいですよ(笑)

でも…まだ私は信頼はしていないですね。
主人の中には、まだ拗ねる癖が残ってます。
自分一人で働くことに、こだわってるのは、なにも私の体調だけを考えてのことではないのです。

主人は…私が働くと、自分が無能だと感じると言っていました。そして、自分は不必要な人間だと感じるとも言っていました。
だから私は、強くは出れない…
私が働くということは、また主人に無能感無気力感を与えることになるからです。

まあ悩みどころですよ。
金をとるか…主人をとるか…
まあ今は様子見ですかねぇ…
息子も出来るだけ早めにバイト先を決めると言ってますし…なんとかは、なるのかなぁ…?

ああ因みに、ダメダメさは息子の方がマシです。
仕事というのは、無遅刻無欠勤が当たり前だと認識してますからね。あと借金(街金融)はダメとも認識してますし…
うん…いい反面教師になったかもな〜(苦笑)

主人の更正5

とりあえず病院代と最低支払い額(光熱費とか)さえ稼げればいい!
主人は、やっとランクを下げて就活をするようになりました。
だいたい、こんな御時世に資格なし中途採用で20万以上とか狙ってる方がおかしいんですよ。
とりあえず、生きていければいいじゃないか。

因みに、足の治療は金がかかるので、途中で病院行くの止めました。
毎日、病院行くだけでも苦痛だっつうの!
動かす度に激痛がはしるわけですからね〜
そんなマゾのようなことはしたくない。
というわけで、私は、ほぼ寝たきりになっちゃいました。

そして、主人がとりあえずバイトに行くようになって…足の激痛も良くなってきた、そんなある日…
またまた理由は分かりませんが、今度は左腕が動かなくなっちゃったんだよ〜
マジ、ビビった。
ああでも、今は、かなり良くなりましたよ。
病院は行ってませんがね(笑)

で、それから少しして、主人が不当解雇されました。
でも、たまたま次の日に、主人が面接の予約をしていて、それが受かっちゃったんだよね〜
で、やっと安泰という時に息子からSOSが!
なんと息子、ブラック企業につかまってたの。
で、通信学校を辞めさせられそうになっていたのです。
なので、私の介護を理由に無理矢理(?)救出。
無事、息子が家に戻ってきたよ〜

そして、現在に至る。
だからまあ、主人は今の息子を見て、ヒモ時や自堕落な頃の自分を思い出してイヤなんだと。
それが喧嘩の原因だね〜
だから私から見ると、どっちも同じなのさ〜(笑)

主人の更正4

ある日、大喧嘩しました。
私は力はありませんが、口だけは達者ですからね〜
まあ、痛いところを突きまくったと思いますよ〜
で、主人が変わりました。
私の進言通り、役場に相談に行くようになりましたね。
でも、生活保護は申請させてもらえなかったですね。なので、国から、お金を借りることにしました。
せっかく借金終わったのに、また借金ですが、餓死するよりはマシですから。
でも、それも限度額がありますから…結局、問題を先延ばしにしたに過ぎませんでした。

ああ因みに、大喧嘩後しばらくして、主人にやっと病院に行く許可を貰えましたよ〜
私一人では行けませんからね、病院。
まあ私は、薬の力でも借りて、一人で外に出れるようになりさえすれば、勝手にパートに行く気満々でしたけどね。でも、そこは主人に内緒で(笑)

で、病院代も加算され、いよいよ餓死かなぁ…って時に事件が起きました。
主人が朝になっても帰宅しないという事件がね。
私は、主人を追い詰めている自覚がありましたから、主人の自殺を考え、勇気を出して一人で外に出ました。
いやぁ〜、人間、切羽詰まれば、案外、行けるもんですね〜
バクバクでしたが警察署に行って、事情を話し、捜索願い出しましたよ。
但し、左足を犠牲にしてね…

何が悪かったのか…私にも分かりません。
その日から、私の足は激痛で動かせなくなりました。
今も、痛みがあり、普通の人のようには歩けません。まあ、激痛が無くなっただけマシかな。短時間なら歩けるしね〜♪

ああ因みに主人は、その日の昼間に帰ってきたみたいですよ〜
まったく、人騒がせな!
そして、私の動かせなくなった足を見て変わった…のかな。
以前の優しさを取り戻し、献身的に介護してくれるようになりました。
自堕落な生活も止めましたしね〜
私の介護があるから(笑)

主人の更正3

リーマンショックが起きました。
主人がリストラされました。
良くなり始めていた私の体調は、また再び悪くなっていきました。
それでも私は、今度こそ2人で協力し合うべきだ。
病院で薬を貰い飲みながらでもパートに行く。そう主張しました。
でも主人は、受け入れてくれませんでした。
それどころか、「俺を馬鹿にしてるのか!」と怒り狂いました。
私は主張を引っ込めるしかありませんでした。

でも、しばらくは良かったのです。僅かではありましたが退職金もあり、失業保険もありましたから。
でも、それも底をつき始めました。
なので私は、年金貯金を解約しました。老後の保険にと、とっておいたんですけどね…
まあ、餓死するよりはマシですから…

そのお金で、私は先ず、主人の残りの借金を全額返済しました。コレで、もしも私達が死んでも、息子に負の財産は残らない…
私は安堵しました。
でも、その安堵がまたいけなかった。
私の体調は、益々悪くなりました。
その間、主人は、どうしていたか?って。
堕落していましたよ。
自堕落な生活を送り、好きなように飲み食いし、太ってしまいました。
私の忠告も聞かず、ただひたすら拗ね、私に暴言を吐くようになりました。
私は、お荷物なんだそうですよ。
ハハハ…笑えますね。誰のせいで、こうなったのでしょうね。
私は、今も根に持ってますよ。
たぶん一生、根に持ってますね(笑)
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