スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

綺麗な思い出は作れましたか?

今晩は、やっと『世界の名前』の本編書き終わりました。
考えたら構想練ってから結構経ってました。
あの時に既に一応流れはまとまっていたのですが、なかなか文章にできなかったです。
精神的な作品は好きなのですが(サイトにある小説でバレバレですね)、皆に伝わる様な表現をと考えるととても難しいです(苦笑)
まだまだ語彙が足りないですね。
ですが、少しでも伝わったら嬉しいです。

そして後日談、というかスザクサイドをまた暇ができたらあげたいと思います。
どうしていきなりスザクが旅行なんて言い出したのか、とか。
ほぼ自己満足ものですが(笑)
ルルーシュが『ユートピア』だったので、スザクは『理想郷』の予定です。
そういえばアヴァロンも理想郷の一つだったんですね。
他にどんな名前がないか調べたら載ってて驚きました。
「エリュシオン」「シャンバラ」「常世」「ニライカナイ」「蓬莱」も理想郷なんですね。
本当はエリュシオンって名前的にルルーシュの雰囲気に一番合ってるかなぁ、なんて思っていましたが、そこって実は死者の国なんですよね…(^_^;)
それはちょっと、うん、まずい。
そこはちゃんと自重しておきました(笑)
でもエリュシオンって言葉の響きは好きなんですよね。
どこかで使うかも…。

『ユートピア』

「ナナリー、寝ちゃった?」
「あぁ、珍しくはしゃいでいたから。疲れたんだろう」
しかしその疲れは良い疲れだ。
握っていた小さな手を布団の中に入れ、そっと障子を閉じる。
三人の仲とはいえ、俺達は男だからナナリーとは寝室を別にしておいたのだ。
「ふふ、ルルーシュも眠そう」
窓の隣にあるソファでくつろぐスザクが笑う。
学園の時とも違う、何も繕ってない彼本来の笑顔。
優しくて、暖かくて、らしくもなく衝動的にその首に腕を回した。

「っ、ルルーシュ?」

少し驚いた声が、髪を揺らす。
でもすぐにまた笑って、俺の腰に手を当てた。
「立ったままは辛いだろ?ほら、座って」
ぽんぽん、と叩いて示すのはスザクの太股。
「恥ずかしい奴だ」
でも今日は何だか素直になりたくて、スザクに乞われるままに横に座った。

抱きついたまま。

「どうしたの?今日は何だか甘えただね」
「別に」
「そう。でも僕は嬉しいから良いや」
同じ浴衣の袖から出る腕は軍人らしく、しっかりと筋肉が付いている。
その腕は誰かを助ける腕だ。

俺以外の誰かを。

「ありがとう」
「え?」
また驚くスザクに、今度は少し顔を動かして翠の瞳を見つめた。
「ありがとう、今日は楽しかったよ」
まるで七年前の夢を見ている様な、優しくて綺麗な時間。
もう感じる事はないと思った。
俺もお前も誰かの為の嘘をついて、自分を繕って、だからどんなに一緒にいてもあの時みたいな時を過ごせるなんて夢見てなかった。

とても嬉しくて、痛い。

「夢見てるみたいだ」
「夢じゃなくて現実だよ、ルルーシュ」
スザクが笑う。
何の陰もなく、ただありのままの嬉しさを表に出して笑う。

可愛い、愛しい、切ない。

どれも心を波立たせるもので、どうしたらいいか俺は途方に暮れてしまう。
でもそれさえも、スザクから与えらえるものなのだから価値があると思う俺は、相当の末期だろう。
「そうだな」
「ルルーシュ」
まるで綺麗な名前だと言いたげに、スザクが俺の名を口にする。
彼に直接言った事はないが、その言い方は実はとても好きだ。
「泣かないで」
そっと指でなぞられて初めて、俺は自分が泣いている事を知った。
余りに自然に泣いていて、自覚なんて全くなかったのだ。
「不安かい?」
それに俺は首を横に振る。
そうじゃないんだ。

「…幸せ、なんだ」

幸せはただ暖かいものだと思っていたが、違っていたんだ。
「幸せすぎて、どうしたらいいのか分からないんだ」
こんな時間はもうきっと来ない。
約束はしたけれど、それを果たせるかどうかは分からないから。
出来るなら限りある時間全て、お前と過ごしたいけれど。

「僕も幸せだよ」

スザクが少し力を入れて俺を抱き締める。
「君とナナリー。いや、本音を言えば君とだね。こんな風に過ごせるなんて思わなかったから」
凄く幸せだ、まるで溜め息の様にスザクはそう零した。
「きっと一生分の運を俺は使ってしまったな」
だってこんなに幸せなのだ。
幸せすぎて痛いぐらいに。
普段は泣けない俺が、涙を零すほどに。
「そんな事ないよ。だって来年も来るって約束したじゃないか。使ったとしても、一年分だ」
「そうだな。そうだと、良い」
「そうに決まってる。ルルーシュは恐がらないで、ただ享受してれば良いんだよ」
その言い方は、実に男らしくて、まるで昔のスザクみたいだった。
根拠なんてないくせに、でもそう断定されると何故かほっとする。

「大丈夫、ずっと続くよ」

そっと背中を撫でられると、さらに涙が溢れた。
嗚咽だけは何とか出さないように我慢して、スザクにぎゅっと抱きつく。
そうすると、スザクもより強く抱き締めてくれた。
電灯の音以外、お互いの鼓動だけが全てになる。
ゼロとは違って重ならない、けれど聞いていると安心する力強いスザクの心臓。
そして目を閉じると、スザクの唇が俺のに触れた。
慈しむ様に、慰める様に、優しく何度も軽いキスを重ねる。
それだけでも、とても幸福だった。
「ルルーシュ、もう寝ようか。明日もあるから、体力残しておかないと大変だし」
「あぁ」
女みたいに抱き上げられても、文句を言う気は全く起こらなかった。
恐らく、こんなに心が安らぐ時はこれが最後だから。

学園に戻れば、またいつもの俺とスザクに戻る。
日常に帰れば、またテロリストと軍人になる。

それはもう、お互いが決めた事。
あえて何か言おうとは思わない。
「おやすみ、ルルーシュ」
「あぁ、おやすみ。スザク」
だからいつもの様に唇を交わして、俺達は布団に潜った。

勿論抱き締めあって。

まもなく寝つきの良いスザクは眠って、呼吸がゆっくりになっていった。
それは俺を信頼している証で。
また涙が溢れた。
「好きだよ、スザク」
まだ少し湿り気の残っている髪の毛に触れても、スザクは起きなかった。
「ありがとう、誰よりも愛してる」
珍しく俺からキスしたのに、やっぱりスザクは眠ったままだった。




でも、そんなお前が好きだよ
―だから、これがさよならのキスってどうか気付かないで。

書いて、消して、また書いて…

何度も日記を書いては消してすみません(^_^;)
血液が減って鉄分やら栄養素やらが減ると、ただでさえ悪い思考がもっと落ちるみたいです。

今日テレビを見てたら、地元にあるらしい美術館でとっても大きい万華鏡を見られる所があるのを知りました。
残念な事に車がないといけなさそうなのですぐは無理そうですが、その内機会があったら行きたいなぁと思います。
というのも万華鏡、結構好きなんです。
キラキラ輝いてどんどん変化していく様とか、見ていて飽きないですし。
安っぽいものでも充分楽しめますしね(笑)

痛い系、切な系はちょっと充分なほど書いたので、今は甘ったるいスザルルが書きたいです。
しかもちゃんと『スザルル』なの(笑)
二期のために耐性つけようとして、ちょっと無理したのがいけなかったみたいです。
うん、無理な物はやっぱり無理みたいです(苦笑)
ほら、私スザクと一緒で蟹座だし?←責任転嫁
それは冗談ですが、ルルーシュ至上なスザルルを書きたくなりました。

そして余談で(笑)
たまたま所用で自分の出身県の有名人を調べていたら、ギアスの声優さんが同じ出身だったという事に今更気付きました(゜o゜)
全然知らなかった…。
しかも市も一緒で、もしそのキャラが地元の方言で喋ったらと考えたら爆笑してしまいました。
だって重要な部分が方言になってしまうんですよ。
基本はほとんど標準語なので、余計違和感があって笑えてしまいました。
一度書こうかな…、そのネタ。
ほぼ自己満足なものになってしまいますが。
というかローカル過ぎ(爆)
流石に出身高校は違いましたが、でもその学校もよく知ってるところだったので本当に驚きました。
私の県には漫画家や声優さんが結構いる、と昔友達に教えてもらった事があったのですが、まさかそんな有名人がいると思わなかったです…。
というか、微妙に変わった人が多いような??
土地柄かしら。

いつだって君に振り回されてる

今日もまた複数、パロディと薬パロをあげました。
というのも、推敲しながら今後の予定をふと考えていたら、これから三月の二週目が終わるまでちょっと更新できなさそうだという事に気付いたんです。
しかも春分の日がある週は薬ゼミという春季ゼミがあってほぼ一週間潰れ、三月の最後には進学テスト兼模試があり、と実は三月は色々詰まってたんです。
また更新できなくなるのなら、とちょっとだけ頑張りました。
そして気付いたのはパロディになるとやたらスザク視点が多いという事。
薬パロはちょっと理由があるのでスザク視点になるのは全然良いのですが、振り返ってみたらちょっと不思議でした。
騎士皇子なんて皆騎士視点…(爆)
そして短編はルルーシュ率が高いような?
今度短編パロディを書く時は、是非ルルーシュでやってみたいと思います。

まずはパロディ、やっとこさ書けた花言葉です(笑)
ルルーシュがなんて乙女!って感じなのはほかっておいてあげてください(^_^;)
そしてこれって微妙に黒を白〜から続いてる様な気がしないでもない、と自分で書きながら思いました。
でも一応短編。
そして恥ずかしがるスザクを可愛く書こうとして撃沈しました。
中身俺様だと可愛くない!

そして薬は過去編です。
初めの印象、微妙なのです(笑)
悪い!ってわけじゃないんですが、何だこの人?的な感じです。
そして私の知る限りでは、全身真っ黒な医療従事者は知りません(笑)
上等な黒スーツを着てらっしゃる方は見かけますけどね。
でもふと思ったのは、ルルーシュにジ/ャガーは似合わない気がする事(爆)
あ、あれルルーシュの車じゃないですよ☆
違う方の愛車です。
次の薬パロは過去編の続きか、それか現在のルルーシュ編かのどっちかの予定です。

多分次の更新は本編よりのはずです。
いつかは未定ですが…。
「思い出作りしよう」なスザクのつもりです。
ルルーシュ視点にしようか、スザク視点にしようか…。

余韻に支配されて

昨日というか、今日の夜明け近くまで読んでいた本の余韻が抜け切れず、今日はおとなしく家で過ごしました。
こういう時はいつもにも増して頭の働きが悪くなるので、下手に外に出る事はせず、紅茶を飲んだり音楽鑑賞をしたりしてゆったりと一日を過ごすのが一番なんです。
時間があったのでミルクティーを久々に作ったのですが、動きも緩慢になってたせいかほとんどを母に飲まれました(笑)
酷い!
でもこういう時に面白い、というかリアルな小説の設定を思いつくことが多いです。
意識が鈍化する事で無意識が表面意識化まで出るのかなぁ、なんて。
理系っぽく言ってみましたが、実際は何故なのか全く良く分かりません(笑)
今日はちょっと早めに寝ます。
←prev next
カレンダー
<< 2008年02月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29
アーカイブ