下にネズミ(実験ラット)の写真があるのでネズミが苦手な方、後解剖実験についての話題を書いているのでグロはちょっと…な方はブラウザバックでよろしくお願いします。
一つ前の日記といい、何だか精神的に大丈夫ですが?と思われるかもしれませんが、私は普通に元気です(苦笑)
…何だかコートが鼠臭い気がする、うん、臭い、やばい臭い、と登校中の車内で気付く程度に生き生きしています。←
消臭剤がないので、臭い消し用の香水を後で振り掛けておこう…。
ある意味生物実験といったらコレ、解剖が私のセミナーにもあります(以前の日記にも書きましたね)。
私は直接的には解剖担当ではないのですが、生徒がなるべく自主的に実験に参加するのが我がセミナーの暗黙のルール。
その為麻酔は私がやる事になっていて。
一緒に実験をしている友人にねずみを持って固定してもらう間にお腹の皮を摘んで、ぶすっと注射。
ためらったらねずみが痛いだけ(痛いから暴れて友人を噛む事もあり危険)なので、普段は掴んでもらったら速やかに注射していたのですが、今日は後輩に持ち方の指導をする際の映像を取りたいと教授から要望があり。
蓋をとって針が出ている状態で注射を持ちながら、教授の撮影が終わるのを待機していたら。
ねずみが唐突に吐、血…。
血吐いた!?と一同大パニック。
しかも口からたらぁー、っと流れるのではなく、げほっ、ごほっというドラマでよくある吐血で、床は血溜り。
よくあの状態で友人はネズミを投げ捨てなかったものだ…、と後から思いましたが、その時はそんな事を思う暇もなく。
早く注射して、という指示を受けて慌てて麻酔を掛けましたが、息苦しさで暴れているため半分しか薬剤を注入出来ず。
私の教授の実験室が地下だから良かったものの、教授用の部屋が並んだ所にある実験室を借りていたら、絶対色んな人が来そうなぐらいの大パニックでした…。
地下で良かった、本当に良かった…。
元々おとなしい子ならまだしも、興奮しやすい子を長時間無理矢理固定するのは危険だと猛省した一日でした。
あ、ネズミが吐血した理由は舌を噛んでしまったからだと解剖途中に分かりました。
小さな舌に下の歯が貫通していて、そりゃあ吐血するよね…っていう。
人間でも舌を食い千切って動脈を切れば死ぬ可能性がありますし、結構な量の血が出てくる事のある部位なんですよね。
舌を噛み切る趣味はないので失念していました(苦笑)
それでもなるべく苦しませない様気を付けているだけに、今回の事はショックでした…。
皆白衣が血塗れになりましたしね(といっても、あくまで血飛沫が少し飛んだ程度で床が一番の被害)。
動物を扱っていると、こうして時折不慮の事態が起こるのでドキドキします(苦笑)
ゲージを移動させる時にジャンプして脱走しかけたり、血圧測定をする時に暴れる子は軍手とフェルトを使ってす巻きにするのですが、軍手を食い破ってヤッホー、って顔を器具の外にぴょこっと出したり…。
日々格闘です。←
でも、お昼寝してる姿はそれなりに可愛いですし、年老いてくると肉にハリがなくなってくる姿に哀愁を感じたり。
平日が全部潰れる事を差し引いても、生物実験を扱っている事は自分の中で良い経験だと思います。
ラットでも、扱わないで一生過ごす人が殆どですしね(というか普通は扱わない)。
某団体怖いです。←
そんな感じで、今日もネズミと戯れてきます。