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肺に侵食する水

窒息云々を描いていたせいなのか、今日の夜は湿度がこの夏一番じゃないかと思うぐらい高くて。
汗というより脂汗が吹き出し、その上呼吸が出来ている感じがしないといった酷い不快感の中帰宅しました。
外に出たら危険だ…と、本気で思ったのは久しぶりです。
日差しに負けるのはいつもの事なのですが、あの湿度は本当にありえません。
他の地域でも今日は不快指数が高かったのか分かりませんが、まだまだ油断しない方が良さそうですね。
皆さんもお気を付けください。

それにしても、もう八月も終わりなんですね。
もう実習が始まってしまうのかと思うと、何だか少し気が重いです(苦笑)
でも期間限定ですし、現場でしか学べない事は多いですから頑張ろうと思います。

閉塞感で首は締められるか

空になったミルクティーのパックが何だか恨めしげに私を見ている気がしてならないのですが(苦笑)
早くゴミ箱に捨てないと…。
ゼロルルを書いている時にちょっぴり寄り道をして作ってしまったSSSを、ブログに上げておきました。
えーっと…、私は普通に元気ですよ。←
英論文の翻訳を諦めて良いかどうか真剣に悩んでるぐらいに、元気です(爆)

書いている間は真剣だったのですが、読みなおすと凄くあちゃー…って気持ちになりました。
物凄く人を選ぶ内容ですみません。
いや、私の書く話は大抵そうだと思うんですけれど、謝らずにはいられないです。
一応裏話と言うか、内容について。
余り共有してもらえない感覚って、より孤独感を生むものだと思っているのですが実際はどうなのかと思ったのが始まりです。
砂音、解ける糸、名を呼ばれる、引っ張られる、触られる、耳鳴りの様な不思議な音。
色々形はあるのでしょうが、第六感って不思議ですよね。
シックスセンスなスザクと五感、正しくは論理的で科学的に証明できるものしか信じられないルルーシュというのもマニアックですが好きです。
それよりもヒステリールルーシュをもう一度書きたいなぁ。
一時流行ってたヒステリールルーシュ、私本当に好きなんです(笑)
ゼロルルが終わったら攻め攻めなスザルルを書いて、それから…。

『瓶の中なら窒息出来るのに』

スザ(→)←ルル
消化不良
暗め

********


虫の知らせ、というものに近いのか。
久しぶりに聴こえた離れる音に、少しはっとした。
多分、こういう時に行動を起こしたなら、まだ。
たとえもう一度繋ぎ直す事は出来なくとも先延ばしにするぐらいは出来るのかもしれない、とは分かってはいても。
どちらにせよこれが本当に終りなら、自分から何かするのはまるで縋っているみたいで。
それは何てみっともない、馬鹿馬鹿しいと思ってしまう(自分からの行動限定で)俺は、結局何もせずに素知らぬフリぐらいしか出来ないだろう。
あくまで聴こえただけで、それはほんの少しの綻びかもしれないし、どうしようもない終りの始まりかもしれない。
というのも、俺にはそれらのこまかい状況を判別する事は出来ないから、ただ離れるのかとしか分からないのだ。

つまり『誰が』離れるのか、それすら分からない。

それはどれだけ恐ろしいものか、恐らく誰も分からないだろう。
もしかして―――が、なんて。
遠い、関係の薄い奴ならば良い。
けれど、そんなの関係ないのだ。
近い人間、遠い人間、等しく離れかければ俺に音は告げてくる。

サラサラ、サラサラと、聞き間違いと思うぐらい小さな音で。

その恐怖がどれだけのものか、きっと他の奴らは理解し得ないだろう。
毎回毎回怖くなるのだ。
自分は信用している奴が、本当は、だなんて。
同情で傍にいてほしくはない。
俺という人間を信頼して、受け入れた上で一緒に居てほしい。
「…耳障りな音め」
変に目が冴えてしまった今は、眠ってやり過ごすというわけにはいかない。
だからといって今の自分はこの音を無視して何か出来るほど、心が落ち着いていない。
あぁ、こういう時こそ。

「そんな時だからこそ、お前は絶対居ないんだよな」

この音が聴こえる時は、俺が一人の時だけだから。
聴こえ続けるという事は少なくとも暫くの間は俺は一人なんだろう。
空間的にも、繋がり的にも。
…別に、それ自体は怖くない。
一人と言う事自体は慣れているのだ、色んな意味で。
誰かに理解されるという事自体が、奇跡といっていい様なものなのだから。

だから、大丈夫。

そうだ、前に戻るだけだ。
何を恐れる必要がある、俺はそういう人間というだけだろう。
誰かと繋がる事が出来る人がいるならば、そういうのに恵まれない人間もいるはず。
それが、俺だというだけだ。
…そう、多分。
「…大丈夫だ。そう、大丈夫」
頭の中に広がっていく、幻聴の様なその音は今も消えない。
無機質な癖に、どこか嘲笑っている様な感じがあるのは単なる被害妄想だと思いたいが、どうなのだろう。
「というか、何故砂の音なのかも理解できないがな」
相変わらず脳の中で再生される音は、ずっとどこかへ降り続いている。
もしそれを視覚化する事が出来たなら、今頃俺の首元ぐらいまで降り積もってしまっているのではないだろうか。
少ない人間関係でも、別れは起こるもの。
容量が少ない瓶であれば、少量の砂で溢れてしまう事だろう。
何となく想像してみると余りにらしすぎて、思わず笑ってしまった。
「俺はアリスなんかではないのだがな」
それでも瓶の中に自分が詰められて、砂で窒息してしまう図は妙にお似合いな気がする。
「…いや、実際砂に埋もれると窒息死というよりも圧迫死じゃないのか?あぁ、でも想像の範囲なのだがらそんなのどうでもいいのか」
さらさら、さらさら。
未だに止む事のない音は、けれどもう何度も聴いた事があるものだから、慣れればパニックも落ち着いてくる。
「今回は、誰なのだろうな」
我儘が許されるなら、彼じゃなければと思う。
今はまだ、アイツが傍にいてほしい。
もう少ししたらきっと平気になるから、それまでは、せめて。

ピピピピピ。

…何だ。
「もしもし」
珍しく固定電話に掛けられてきた電話番号に、俺は息を呑んだ。
けれど、相手はそんな事など知らないで。
『ルルーシュ』
夜中だというのに、普段と変わらない声。
「どうしたんだ、いきなり」
もしかして何かあったのか、と思ってそう聞くと何にもないよ、と言う。
『ただ、今からそっち行くから。鍵、開けておいて欲しくて』
「唐突な奴だな。今何時だと思ってる」
『普通だったら、流石にしないよ。けどさ』
「けど、何だ」

『君が泣いてる気がして』

「は」
違う、と言いたかった。
けれど出てきたのは吐息だけで、俺はひゅっと喉を鳴らす。
『何て言うのかな、日本だと虫の知らせっていうんだけど…。呼ばれた気がして』
しかしスザクは特に気にもしなかったらしく、話を続ける。
呼ばれるとはなんだ、非科学すぎるだろう。
「…意味が分からない。俺は何もしていないぞ」
『うん、知ってる。メールも着信もなかったもん。でも、引っ張られた気がするんだ』
「…それは、あれか。まさか心霊の類か」
『うーん、こういうのってそういうのに入るのかなぁ。僕詳しい事は知らないんだよね。でも、直感でルルーシュって思って。そうしたら電話しなきゃって思って』
「それなら、固定電話じゃなくて携帯にすればよかっただろ」
そうすれば、俺は気付かずにすんだのに。
砂の音がしたのと同時に電源を切った携帯はライトが消えたまま、ベッドに転がっている。
『そうだよね、でも何でかこっちの方が良いと思ったんだ』
「…こういう時、変に勘が働くよなお前は」
『何か言った?』
「いや、何も。だが俺は寝ようと思っていたから、早く来なければ寝る」
『え!ちょ、待って待って!五分で行くから、ね!』
「…はいはい」
『待っててよ!じゃ、後で』
「あぁ、…待ってる」
プツン、と切れた後俺の耳に聞こえたのはツーツーという通話が切れた音だけ。

いつの間にか、脳内を占めていたあの砂音は消え去っていた。

「…やっぱり、スザクなのか?」
いや、他人と話したから聴こえなくなったという可能性もある。
そういう経験は何度かした事があるから。
けれど、真相は砂音しか知らない。
俺が出来るのは。
「とりあえず、紅茶でも淹れるか。五分で来ると言ったから、早めに淹れてアイスティーを作ってやろう」
ただ、素知らぬふりをして。
そして、スザクを信じるだけだ。
「…スザク、早く来い」
早く、早く、そうしないと俺は。



アバンチュールはガラス箱の中

本当はゼロルルを上げたかったのですが、ちょっと時間が掛かりそうな予感…。
インテ前後でゼロルルについてお話させてもらってから、久しぶりにゼロルルに滾っています。
私が書く話なので、あくまでルルーシュ主軸のものですが(笑)
ゼロルルもやっぱり良いです。
倒錯的で、プライド高いのに互いには依存や甘えを欲求のままに強請れそうな感じが。
スザルルは原作重視でいくとどうしても、互いのベクトルが同じような方向を向きながら指し示す場所は全く違う、といった事になりやすいので…。

それから話は変わって。
インテ時に、頂いた差し入れの中で私なぞに手紙をくださった方が居て…。
ブログから失礼します、コビト様本当にありがとうございました!
私、こういうのにありえないほど弱いんですよ。
…私を深くまで知っている方は良く分かると思いますが(苦笑)
親に物凄く白い目を向けられる程度に喜んでいました。←
利用されるのも、独りも、捨てられるのも慣れているのですが、優しくされるのは本当に駄目なんです。
その場限りの、一時のものでも人からするとありえないぐらい喜んでしまって(^_^;)
勿論、声をかけてくださったり、差し入れをしてくださったりするのも物凄く嬉しかったですよ。
貴重な皆さんの時間を少し頂いて、共有出来た事はとても幸せでした。
…何か宗教めいた書き方しかできないのが残念ですが、誰かと一緒の空間、時間を過ごす事はそれだけで、とても恵まれた事だと私は思っているんです。
誇張ではなく、本当に。
他人に僅かでも好意を抱いてもらえるなんて。
私が非常に残念で歪な人間であるのは今更な事なので、それに対して不満やどうこう思ったりはしませんが、だからこそ今回のインテ旅行はとても楽しいものでした。
今回のYさんを始めMさんやRさん、こうして連れ出してくださる方に感謝です。

たった一言されど一言

今まで溜めに溜めていた拍手メッセージ、メルフォの全てに対してお返事させていただきました。
大変遅くなってしまって申し訳ありません。
これからはもう少し早い返信を心掛けたいと思います。
そして、改めて読み返して。
何気に大体内容を覚えていた自分に笑ってしまいました。
そんなに嬉しかったんですか、いや、凄く嬉しかったのは確かなんですけれど。
言葉ってやっぱり『力』を持っているなぁ、って。
今までにも何回か経験はしていますし、適度に自己暗示出来る程度理解はしているつもりだったのですが、それでも凄いって思いました。
…他人の影響を受けやすい私だから効き易い、というのもあるかもしれませんが(笑)
兎にも角にも、コメントくださった皆様。
こんな辺境サイトに遊びに来てくださって本当にありがとうございました。
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