三十五日目ですー。
本日は配達がお仕事でありました。
案の定、上司が新しいルートを教えてくれました。正直覚えてません。
っていうか。話すネタが無さ過ぎて道中ちょっとログアウトしてましたすみません。
上司の人半笑いだったけど大丈夫だったんだろうか。

そう。その配送についてですが。



新橋と東京にそれぞれ支店があるので。…うん単語がリッチ。
それぞれに配達するんですけど。
東京のほうに本社っていうか、社長がいて。
重要書類とかはやり取りするんですよ。配送のついでに。
九階に部屋があって、そこにエレベーター使って取りに行くんですよ。

ちーんと。音を立てて止まります。

向かって左手。すぐのところに扉があります。
ドアをノックして入室するんですが。

「…あれっ?!」

ドアノブを握って開けようとするけど。ドアがあかない。
え。ちょ、何これ、今現在誰もいないの?! まさかの不在?!
でもだって! 電気ついてるぜ!?

とか。半分パニックになってると。
扉の向こうで笑い声がする。


『…っ、あの、さぁ…っ! それ、引くんじゃなくて押すんだよ。』
「は!! なるほどっ!」


きぃ


「うわー…まさか素でやる人がいるとは…。」
「…なんかすんません。」
「流石関西の人だねぇ。」




や。俺と関西人をひとくくりにしたら、多分俺、関西の人に張り倒されると思う。



続きを読む