千百五日目。



とりあえず、パイの仕込みが落ち着きました。



えーっと、合計二千枚? 数え直すと凄い量作ったな…。
一応、去年の実績をもとに作ったんですけどね。…アウトだったかな。作り過ぎたかな…?
でもこれで年明けまで作らなくていい、はずなんだけど。ミルフィーユで使うわけじゃなくて普通に焼き菓子のリーフパイとしてしか販売してないから、減り方も一定で戸惑うこともないんだけど。

…年が明けても大量に残ってることのないように、お菓子とお正月の神様にお祈りしておかないと…。

えっと、だから、手持ちの固有のお仕事がクッキーだけになりまして。晴れて暇人。よって明日から実まだまだま終わってない焼き菓子の仕込みと、そろそろやらなきゃいけないスポンジ系統の仕込みのお手伝い。スポンジは日持ちしませんからねぇ。近づかないと出来ない。焼き菓子だって賞味期限とかの都合があるからあまり早くからもできない。悩みどころですよね。

悩みどころではあるんですけど、結構多種多様にお店ごとのルールにのっとってうまいことやってるんですよねー…。今の職場にとっては今やってることが一応、一番道理にかなってる効率のいいやり方、の、はずなんだけど。



さてはて。



お店で今、シュトーレンを売ってるんですが。これを買おうか買わないでおこうか非常に悩んでおります。
やー…。シュトーレン、好きなんですよね。クリスマス菓子ッて言うのは数多あるんですけど…イタリアのパネトーネとか。イギリスのクリスマスプディング。フランスのブッシュドノエル。ドイツのベッラベッカ、は、あれ範囲どこまでだっけ…? やべぇ思い出せない。
まぁ、数多い中でもシュトーレンが断トツ。パン生地にドライフルーツとナッツと香辛料を混ぜ込んでたっぷりのバターと砂糖でコーティングするお菓子。独特の風味とバターと砂糖のこく。時間経過と共に変質する味。…ようするに、糖分上げて腐りにくくしたパンを一カ月にわたって食べるだけなんですけどね。

一日で食べるなんて無粋なことはしませーん。本場ではね。日本だと環境が違うし、そもそも販売元が「一週間で食べてね!」って言ってることもあるしぃ。一度、本場を訪れてシーズンに食べてみたいものです…。どんな味なんだろ…。


職場じゃ、大小二種類売ってて。多分大きい方が味が安定してるからおいしい。しかし値段は三千円。
…パン一つに三千円かけれるかって話です…。かけるひとはかけるけど。
流石に一個にそれだけするとなあ…。どうしたもんか…。でもおいしそうだし…。別のところ二階に走ってもいいけど、買いに走る暇がないし。おいしいところもしらないし。毎年食べてるわけじゃないけど目の前にあるのに食べれないって正直お預けだし! 無理無理気になる。



…聞いたら結構従業員が買って帰ってるらしい。今のお店は販売スタッフが気軽に色々買って帰るので自家消費っていうか、なんだろ、凄くなんとなく自転車操業って言葉がちらちら見える…。