1317日目。


うちの同居人その一(男性。びっちびちの二十代。)が最近女子力を高めててたまに「…コイツ、一体何になりたいんだろう…?」って漠然と感じたりします。どーもーーー。


いやほんと、今度一人暮らし(推定社員寮)するらしい、同居人その一ですが。「一人暮らしするならご飯位作れないと!」と一念発起したらしく、数年前まではカレーどまりだったその料理の腕をぐいぐい伸ばしてきております。最近の得意料理は厚揚げとひき肉のみそ野菜炒め。完全オリジナル。
みそ汁の具は三種類ぐらいは入れてるし、冷蔵庫の中身と相談しながらご飯は作るし、買い出しに行けばその商品が安いのか高いのか判断つく程度には値段相場をちゃんとしっかり理解してるし。
トクメー的にはもう十分『料理ができる。』の範疇だと思ってるんですが。


「何言ってんだよ。まだまだだって。」
「向上心があるのはいいことだけど…、大体の男子の平均よりは上だから安心したら?」
「だって魚の三枚下ろしできねーし、みそ汁の出汁はいまだにインスタントだし。冷蔵庫見て急に「これ作ろう!」ってできないし? まだまだじゃね?」
「お前それができたら料理人を名乗っていいよ。」


…っていう。今日もうちの同居人その二(男性。ばっちばちの半世紀越え。)の作った味噌汁を盛大につねってましたねぇ。具が少ないとか。俺はこんなのご飯とは認めない、とか。
あ。奴の味噌汁、余ってたからって油揚げの代わりにうどんのきつねに使うお揚げさんを切り刻んで入れてました。噛むほどになんか妙に甘いな、とか思ってたらそんなオチだった。斬新なお揚げの使い方だなぁとトクメーは感心しただけなんですけど、その一のほうは「ハァ?!」みたいな感じだった。
…あいつ、一人暮らし始めたらたぶん同じような独り暮らしの人たちから集られるんだろうなぁ…。



目標の三枚おろしができるようになったとして、その三枚おろしの技術で何を作るつもりなんだろうなぁ、あいつ。現代社会は三枚おろしができなくても何とかなる食材のほうが多いんだぞー。