1471日目。


お店側の出入り口玄関開けたら下駄箱上に大量のスナック菓子が籠に入って放置されてた…。
どうやら奥さんからの差し入れらしく。手紙と一緒に「お好きにどうぞ!」とのこと。
いやまぁ、うれしいけどね? 普段から甘いものに囲まれてますし? うれしいけど…。たまになんかなー、って思ったりします。そういうんじゃないんだ。してほしいことって。

まぁ、食い物に罪はない。皆できゃいきゃい言いながら適当に選んで手に取る。


「じゃ、私はこれで…。」
「私はこっちで。」 

先輩らが選んだのはあれだ。せんべい一袋。一袋二枚入り。市販の袋入りせんべいをばらしたやつ。
それ以外にもいろいろあるだろうに、つーかー、ほんとに山になってるんだから普通に選べばいいのに…。ほらあるよ?! ポテチとか! キャベツ太郎とか! ポテコとか!!

「え、じゃぁキャベツ太郎で…!」 
「いいよネ美味しいよね…!」
「わたしはー…、やっぱりこれでいいです。」
「「慎み深い…。」」

そんな二人をしり目にポテコをゲット。そのまま三人で岐路に。

「えいっ。(バリッ!)」
「「えっ。」」
「一枚いります?」
「いや二枚しかないのに一枚もらったらそれ俺がなんか悪人じゃん?」
「別に構いませんよー。」
「…じゃ、いただきまーす。(がぶ。)」

ごっそごっそ。ばりっ。

「は、はへへーー。(食べてー。)」
「え。ポテコ…。」
「(もぐもぐごっくん、)どうせなら三人でつまみながら帰ろうぜ。」
「…じゃっ! いただきまーす!」


ばりばり。


「あーーー、しおっけうめーーー!!」
「分かるぞ…! その気持ち…!!」
「止まんないですよね…!!」
「普段日ごろ甘いものにしか囲まれてないからなッ!」
「もう飽きますよね。」
「「飽きた。」」
「特にチョコレートとかね。」
「俺生クリームの方がヤダ。」
「「わかるーー。」」


「それに食べ歩きっていうか…、行儀悪いけど楽しくて好きです。」
「「わかる。」」
「ん、二人とも遠慮せずに食い尽くす勢いでどうぞ。駅までに食べつくすぞ。」
「「はーーい。」」


って、もぐもぐしながら帰ってきましたーー。 
久しぶりに和やかで、たのしかったなーーー。たぶん明日出勤してもスナック菓子の山、まだあるぜ。
…あしたもこんな感じで帰れればいいなァ。