シュトーレンを仕込み始めましたーー。
シュトーレン。ドイツの魅惑のお菓子。スパイスのお菓子でもあり、クリスマスを代表するお菓子でもあります。文化の象徴っすね!
シュトーレンの歴史から食べ方のお作法にまつわるクリスマスの景色ってんですかね、ああいう一連の文化、大好きです。これが好きだから菓子屋やってんだよなぁ、って感じがします。
お店の開店時間が少ないので、普通にやってたら絶対に時間内に仕込みが終わらない。よって今回は初めての手法でせっせと準備してます。その名も「オーバーナイト法」っす!!
オーバーナイト法は昨今の忙しい一般人に対応するために加療された手法の一つで、最近専門の本なんかも出てくるようになりました。一言でいうと冷蔵庫を使って長時間かけてゆっくり低温発酵させるパン作りの手法ですかね。
一番の利点はなんと言っても管理の容易さ。本来のパン作りだと40℃で発酵とかがあるんですが、この方法だと在中先は冷蔵庫。多少練りが甘くてもじっくり低温発酵させることでグルテンが形成されるので失敗が少ないっす。
基本的には貯蔵は12時間が目安なんですけど。これがシュトーレンになると中身の成分の違いから凡そ倍の24時間ぐらいの貯蔵が可能っす。
…ちゃんとうまくできるかどうかは正直賭けですがねッ!!!
一応ちゃんと理論はできてるんですけどねー…。実践できるかどうかってのは本人の腕と機材の差です。機材の差を埋めるのが本人の腕や知識で、本人の腕や時間が足りないのを機材が補うわけです。バランスよく組み合わせましょう。
今日は一次発酵ー。明日は冷たい状態で二次発酵。明後日が焼成…、の、予定っす。明日でも焼けるんじゃねーかとは思うんですけどねー…。それは生地の具合を見ながらですかねー…。