「〜〜〜、でね、〜〜〜〜〜でさ?!」
「うんうん。」
「〜〜〜!! 〜〜!!!! って、私はずっとのろっている…。」
「うんうん。」
「ごめんね…!! ずっとぐちってごめんね…!!」

「聞いてる私はとても楽しい。好きに狂っててくれ。」
「ありがとうちくしょう!!」



ソシャゲのバレンタインイベントで正気を失った友達と予定を合わせてお茶を飲む。
最初はこっちの真面目な話をちょいと付き合ってもらって、…いやアの子は一応美術系の学校進学してるんで、表示とかに悩んだときに相談持ってってるんだ。それをつぶした後、早速メイン議題である友達の発狂っぷりを聞くことに。
本当に楽しかったです。ええ、本当に。
イイ感じに正気を失ってて5段階ぐらいの葛藤をぐるぐるぐるぐるしてて。

どうやら今回も友達的に解釈違いとか「そこは書かなくていい!」「いやこれはもっと書け!!」みたいな痒い所を放置されるみたいな。そういう書き方をする人のシナリオだったらしくって。
ストーリーだけを見ると悪くないけれど、寄りにも寄ってこれをバレンタインでやるな! みたいな正気の失い方をしつつストーリーそのものは本当に良いので「ヨシッ!!」ってなって、「いやでも許さぬ」「しかしストーリー、」「いやこれに監修が入っていれば…!」「おのれ許さぬ。」みたいな堂々巡りをしてるらしい。テンション上がっちゃうな。


それ以外にも気が付いたらどうやら聖地巡礼も済ませてきたらしい。その報告もあった。てばやい。


「こんどいっしょにいこう。」
「前向きに検討するね。」
「ぜったいだよ。二人で行こう。私ひとりじゃもうたどり着けない。」
「一応今回も無事に帰ってこれてるでしょ。」
「すごく迷子になった!」
「Oh…」
「○○と××でまいごになった!!!」
「…あれ。○○はともかく、××は分かりやす、」
「よく言った!! 一緒にいこうよ案内して!!」
「いやまぁいいけど。ちなみにどういう風に迷子になったの教えて。」
「えっとね、」
「待ってマップ見よう。グーグルマップで見ながら教えて。」
「ガチじゃん…??」


〜〜説明中…〜〜〜


「そ、そんで? そんでこっちから出ちゃったのか…!!」
「そうだよ!!!あっちに行きたかったのに全然たどり着かないから本当にこの、このめっちゃ狭いエリアをぐるぐるしてたよ!! 周りの人に怪訝そうな顔で見られたよ!!」
「いやここはさ、全体がその…台地だから…こっちから出ると下りちゃうから戻るの大変、」
「なんであの時君は隣にいなかったの!」
「仕事してたわ。ゴメンな。」
「いいよ!! 次は一緒に行こうね!!」
「うんあのさ、」
「?」


「この話めっちゃ楽しいから身内に話すネタにしていい??」
「そんなに?!」



(さすがに地名出しちゃうといろいろもろばれするのでここでは言わない。)
(でもたぶん、同居人に話すとめっちゃ面白がってもらえると思う。)