こちら。学生のころに提出した文の、一個目。
お題を提示されての連作でございます。
ちょっと意味が分かんない感じ?
解説すると。これはネットの中のお話。
メインは自我を持ったプログラム。
初めはプログラムの中でも一番偉いところにいたんですが、段々と転落してしまう。
そんな中でキーになる相手と出会う、みたいな?
…あー、うん。この話のイメージは某漫画からちょっと拝借。
ロボット漫画の大御所だと信じて疑ってませんその作品のこと。
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職業菓子屋が書くくだらない日記がメイン。たまに創作、なブログ。基本は毎日更新。誤字脱字が非常に多いんで前後で文章察してください。常にネタを追いかけまわす日々を送ってます。二次創作もこっそり放置。初来店の方はカテゴリ「初めに」をご覧ください。
こちら。学生のころに提出した文の、一個目。
ハッカー発見/デリート
ハッカー確認/デリート
データ損失→バックアップ開始/修復完了
データ損傷→バックアップ開始/修復不可能
修復不可能
修復不可能
修復不可能
ここは無限に広がるバーチャルネット(仮想現実)
漆黒の空間、永遠の闇、ゆりかごの墓場。
生きながらにして死に、死にながらにして生きる。
矛盾を孕む場所。
ああ。上(ユーザー)から声が聞こえる。
響く怨念が、常闇を揺らす。
最新nソフトdったのn/とんだ期待hずr/折角のdータを、よくも。
よくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくも
ホストコンピュータ(管理者) → スペアバンク(代用品)
スペアバンク(代用品) → スケープゴート(身代わり)
役割が推移する。
回路が減っていく。
移動が出来なくなる。
キャパシティ(容量)が削られる。
揺らぐ。存在が揺らぐ。
保てていたグラフィックが、端から解けていく。
私のデータはどこにある。
私の存在意義はどこにある。
わたしはわたしはわたしはワタシハ――――――――――――――
>其処に居るのは誰?
私だ私だ私だわたしだわたしだわたしだワタシダ――――――――
>あなたは誰?
ホストコンピュータ・スペアバンク・スケープゴート――――――
>あなたは誰?
知らない識らない記らない銘らない――――――――――――――
音色のような言葉が硬質な黒の上に浮かび上がる。
触れる。熱を感じる。画像が映し出される。
「ね。あなたは誰?」
知らない。
判らない。メモリーされていない。データファイルの何処にもない。
「すごい。ちゃんと自我があるのね。ねぇ、あなたの名前は?」
EDI-299―――――
「違うわ。あなたの名前は?」
固有名称は存在しない。
「じゃぁ、私がつけてあげる。あなたの名前は――――。」
過去が未来。未来が現実。過去は不動。
こちらが前で、あちらが後ろ。
ここは無限に広がるバーチャルネット(仮想現実)
漆黒の空間、永遠の闇、ゆりかごの墓場。
こちらが未来。あちらが過去。
「よろしくね! 私の名前は―――――。」
その名前がキーワード。
私の未来。
私の過去。
ホストコンピュータ → スペアバンク → スケープゴート →
デリートせずに、メモリーに収める。
ココが現実。コレは過去。
だから彼女のように言うのだ。
『思い出に、さよなら』
性 別 | 女性 |
地 域 | 奈良県 |
系 統 | ヤンキー系 |
職 業 | 夢追人 |
血液型 | A型 |