久しぶりの古なじみとのご飯だったんよ。


「あー、あたしも、地元の人とはほとんど会わないな…。このメンバーぐらい。」
「私もかなー。まぁ、中学でくくってるメンツと高校でくくってるメンツで、高校のほうはそこまで頻度高くないからなァ。結局このメンツで遊ぶ機会が多いんじゃないか?」
「…ふたりって、たしか、住んでたマンション一緒だったよね。昔。」
「「そうだね。」」
「じゃぁ幼馴染ってことか。」


「…おさな…?」
「…なじみ…?」
「いやそこ疑問に思うの??」


「たしかに幼稚園前から知り合ってはいた。」
「でも母親に聞いたら『あんたの幼馴染は隣の女の子やろ。』って言われた。」
「あ、あの子か。今何してる?」
「しらない。」
「そっかー!」
「ググったら『幼いころから親しくしていた人。竹馬の友。』だって。」
「『親しく』って範囲広いなぁ。」
「これはもう『竹馬の友』を調べれば解決なのでは。」


「『竹馬の友。幼いころから親しく遊んだ人。竹馬で一緒に遊んだ人。』」
「馬鹿野郎今どきの小学生が竹馬で遊ぶかよ。」


「竹馬あった?」
「あったけどあれで遊んではいない。」
「乗ってすらいない。」
「ですよねー。」
「…別のサイトだと『0〜10才までに一緒に過ごしていた人』らしいよ。」
「うん、10才ってーと、小学校三年ぐらいか。」
「幼稚園前からだから余裕だな。」
「じゃぁ幼馴染なのでは。」


「…これからの私たちの関係は、幼馴染ってことで。」
「OK。そういうことで。」




なんか。最高に頭悪い話をしてたと思う。そんで最高にどうでもいい話だと思う。でもなんか妙に面白かった。
話は中学の頃にも少し飛び火して、今明かされる衝撃の真実。AちゃんとBちゃんは実は不仲だったよ! みたいなあれそれも聞くっていう。え。そんなことになってた? いや確かに仲良くないような気配がしたかもしれないけどすでに記憶に残ってないというかそんなことが…??
人間関係に関してはやはり今一歩、よくわかってないんだよなぁ。大きくなってもその頓珍漢具合が変わらないっていうんだから、まぁまぁ重症だと思われます。ええ。



さわやかな朝でよろしい。
まぁこの後、イベント出店ありますけどね。お休み返上で金を稼ぎに行くやつ。はー。