千百五十六日目。



寒いでござるぅ…ッ!


朝仕事場付いたら3度だったでござる。解せぬ。外気温と変わんねーじゃんよー。よくある話だけど。
マスクしてよーと何してよーと寒いっていう。何をどうあがいても寒い。
というか、マスクしてたら若干あったかい位だったのに今日はそれでも寒かった。寒い日だったんですねぇ。

そんな寒さのおかげで仕事にも支障が。バターがいい感じに溶けてくれないのでパイを折るのが大変だった…。常温に戻すとか色々手間暇かかっちゃったなァ。
あれって、のばして抜いて、ちゃんと膨らむんだろうか…? 不安だ。


で。よ。



今日は粉についてのお話を一つ。
粉。菓子屋で使う粉っつったら大体は薄力粉ですね。今のお店は休日にはパンも焼くので強力粉も使います。
一般のご家庭ならこれで話は止まるんですが。そこはまぁ、腐っても商売。そこで止まらない。
一口に薄力粉と言ってもメーカーや成分の違いで結構な量の種類があるわけです。
トクメーが一番なじみがあるのは「宝笠」という薄力粉ですかね。あくくまでも一例。

最近、この粉のサンプルを大量にいただきまして。社長がそれぞれ食べて比べてるんです。
簡単な絞りだしクッキー作って、焼いて。「うわぁこんなに違うんだ…! コレいい粉だな!」って言いながらぼりぼり食べてて。「コレ食べてみなよすごい違うよ!」って。勧めてもくれたんですけど。食べたんですけどッ


…ごめん社長。その粉の違いが分かんない…。


クッキーこしらえても見た目も差がほとんどないしさー。じゃぁ味かと思ったけどどっちも従来品に負けないっていうかそんな粉の味もしないし。食べてもごめん味もそこまでしない。むしろバターと砂糖の味がする。
先輩と二人で頭抱えましたからね? 社長スゲェ…。何をどうしたらこの違いがわかるんだ…?
成分表で見てもほとんど違いないのに。…うーん。これが菓子屋の一番最初の世代の実力差なのか…。あの時代は今よりも道具がない分、腕がリアルに反映されてた時代だもんなぁ。




何だかんだありましたけど、このお店は行ってよかったかも。どんどん知らないことが転がり出てくるので正直楽しい…!