出勤、のちの半休で試験勉強、かーらーのー、古馴染との新年会もどき。あっ。新年会だったのに口であけおめとか言ってない。なんかごめん古馴染。



えーと。



出勤は特にやることもないので、適当に仕込したら終了の予定でした。が。何の因果か、トクメーが着任日だったこともあり、内部の説明をシェフがしてくれたときに問題発覚。年末休暇中、誰一人として出入りがなかったはずの冷凍庫だけの部屋から異臭がしよる。

「ん? なんでここ、こんな変なにおい、が、」

ぱっぱらーー。冷凍庫フルオープン。

「「?!?!?」」

どうも最後に入れた人が半ドアだったのか、それとも無茶な荷物の積み方をしたのか、中身が崩れて内側から強制的に扉をぶち明けたらしいです。開閉の瞬間は見てないけど現場が物語る。うん、つまり、多く見積もっても五日間はフルオープンで外気にさらされてたわけで。

そこからは大騒ぎですよねー。全部引っ張り出して片づけて、冷凍庫を拭き上げして、半解凍及び全解凍されてしまった物品を仕分けして捨てるものは捨てて、生き残りそうなものは適切な処置をして再び冷凍。具体的に言うとブイヨンの類は全部一回火を入れて冷凍しなおす。火口が一瞬で鍋で埋まる。ヨカッタネー今日予約が無くて!!! 初日から腹回りを汚しながら作業してます。ひたすら混ぜ続けないと焦げる形もあったので必死。突沸があって液体が飛ぶ飛ぶ、火傷もするし暑いし汚れるし…。
高級食材のいくつかはお釈迦。あらかじめ仕込んでおいた料理の種もお釈迦でずいぶんシェフは凹んでた。あちゃー。あちゃー…。

「…だれのせいや…。お前のせいか…。」
「確実に違いますね?」

最終営業日:別の店に在籍中、だしな。

「…もういい。低温管理はできてたから肉は生きてる。今からフォンドボー作ったんねん…!!!」
「あぁ、大量の肉の行方…。」
「手伝う気、ない?」
「これから半休なのと、試験勉強したいっす。」
「チッ!! 試験頑張れよ!!」
「うぃっす。」


で、焼肉の匂いが漂うお隣でチョコレート作ってましたね。場違い感半端ねぇ。



続きを読む