三百四十日目。
確かそろそろ関東に引っ越してきて一年だったと思う。カウントはまだだけど。
思えば遠くに来たもんだ。奈良に帰りたくなったのだって一度や二度じゃねーし。
えっと。昨日はうっかり打ち込んでる最中に寝ちゃって…。そいであんなに短い文章に。
チョイと反省…。うう、途中までいい感じだったのに。
悔やんでもしょがないんだけどなー、流石に昨日のは短かった…。
こほん。
昨日は配達。
でもこの配達なー、ちょっと前に「確認したいことがあるから俺行くねっ!」って上司がルンルンしながら言ってたんだけど。直前になってメールで「明日配達よろしくね!」になってた。
…あれかな。確認したいことが確認し終わったのか、それとも頭からその発言を忘れ去ったのか。どっちだ。可能性は五分なんだが。
天気が良かったせいか、はたまた月末の金曜日だったせいか。えらく車の流れが悪くて、当初の予定よりもかなりかかった。あー、めんどい。
しかし、いい感じの青空で。走ってる分には非常に気持ちがよかった。ので、チャラ。
今日はー、奈良の友達が夜に食べにくる…、はず。一応。
午前中がウエディングでゆっくりできた上に、夜は夜でちょっとした楽しみがあるので本日は中々精神的には余裕がある一日になりそうだ。良いことだ。
こちらの上がりを待っててくれるとか何とか言ってたけど…そういう時に限って遅かったりするからなぁ…!
できれば、少し早めに上がりたいもんだ。贅沢は言わないつもりだけど、会えるだけで充分なんだけど。
うし。腹も減ってきたし、とっとと飯を食ってとっとと出勤するだ!
そんなこんなで、こっちに来る予定の奈良の友達。
この人。ちょっと前の木曜日にネズミの国海版に行ってた子です。
台風だったので心配しましたが『無事。アヒルがかわいすぎて鼻血吹く。』ってメールを寄こした。文面だけ見たら変態だなこのメール。
まぁ、ようするに、だ。彼の人は十分にネズミの国を満喫した、と。
「え。ごめんもう一回いい?」
「僕、休んでたじゃないですか。」
話変わってこちら職場。
バイトに降格になった新人君が久しぶりに出勤してきて、まぁ、話のネタもないもんで適当につらつら聞いてた。
なんでも、金がなかったから日払いの派遣を受けてきたんだとか。
「その間バイトしてたんですよ。」
「うん。そこまではいいんだ。…ナニしてたって?」
「えーっと、工事現場でちょっと労働して、工場でちょっと働いて、ネズミの国で着ぐるみに入ってました。」
「それだっ!!」
「え?」
「なんでネズミの国で着ぐるみ入ってんの?!」
ジーザス。
あれって厳しい適性試験とかなかったっけ。身長制限とか。色々。
「…お前、でかいのに何の着ぐるみに入ったの…?」
「アヒルです。」
「ブルータスっ!!」
「は?!」
いや、いやいやいや。こんな偶然って、ありか。
あれか。あの友達のメールの中にあったよなぁ。アヒルについて。多分アイツ写真撮ってるぞ。
しかもツーショット写真とかぜってー撮ってる。
だが。だがっ! 中身は実は新人君。何このカオス。
「…い、いつ、着ぐるみ着たの…?」
「えーっと、いつだったっけな…、」
「…。」
「…。」
「あ。思い出しました。先週の日曜日です。たしか。」
「っセーフ! ギリギリセーフ!」
「え? え? え?!」
こんなくだらない日常(いやね? だからどうしたって意見は、あるよ?)
「そーゆーわけで。お客の一人は友達だったかもしれないという罠。」
「あー、木曜日は別の予定があったんで、その仕事もあったけどキャンセルしたんです。」
「キャンセルしてて良かったよ…もしも木曜出てたらなんか俺、笑えばいいのか突っ込めばいいのかわかんなかったよ…。」
「え? それって何か違いがあるんですか?」