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ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく

ホリエモンとして一世を風靡した堀江貴文氏が逮捕され、お金も社会的地位も大事な人も、なにもかにも失った時、自分の今までを振り返るもの。

堀江氏は寂しがり屋で、働いてさえいれはいつも誰かと関わり喋っていられる。だからこそ堀江氏は働いているのだ。

逆らうどころか反論すら出来ない強烈な母、一般的な父との家族。それは“れっきとした家族でありながら、同居人でしかないような、不思議な関係”それが寂しかったし、家庭の温もりが欲しかった。でも、そんな願望を言葉にする事も出来ず、のみ込んできた少年時代。

両親共働きで割に放任されていた堀江氏は、家にあった百科事典をひたすら“あ”から読み、情報を取り入れていた。勉強は出来るが協調性に欠ける堀江氏はクラスで浮き、先生からの評価も低かった。しかし、小学校の先生に私立の有名中学へ進学する事を勧められ、堀江氏は100点しか取ったことがないのに塾へと通い、そこで友達が出来有名中学へ進学する。
が、先生が言ったように堀江氏と気が合う友人はいなかった。そこで堀江氏は当時出たパソコンを買い、プログラムを覚え、熱中する。しかし、成績がどんどん下がり、やがて母にパソコンを捨てられそうになった堀江氏は、世の中の風潮も相俟って、パソコンではなくビリヤードなどにはまり始める。

大学など全くわからなく、九州大至上主義だった両親に学費を出してもらうには、最高学府・東大に入るしかない。その思いで勉強し、見事、入学する。入学当初は3年次に理系学科へ転向しようと思っていた堀江氏だったが、先見の明があり、才能ももっていた先輩が、上手くいかない現実を見て、理系に行く事をやめる。
中学から男子校に入った堀江氏は、女性に対する免疫がなく、いつも挙動不審だった。それは単に、経験に裏付けられた自信がなかったからだ。

“経験とは、経過した時間ではなく、自らが小さな勇気を振り絞り、自らの意思で一歩前に踏み出した歩数によりカウントされていくのだ。”

大学時代に友人の思いつきに面白そうだと乗っかったヒッチハイクで、コミュニケーション能力を身につけた堀江氏は、東大に入ったものやりたいことを見つけられず、一生を塾講師で終えていこうとする先輩を見て、ゾッとする。そして、プログラマーとしてアルバイトを始め、友人らに借金をして企業のホームページを作る会社を設立した。

何かを好きになる=何かに没頭できた時

没頭できるものがあると、仕事も我慢ではなくなる。そもそも、仕事全てが好きではない。経営が好きだから、経営する事で見えてくる仕事が好きなのだ。
人を信じ、時には裏切られる。それでも信じた自分を信じる。他人は恨まないし、他人の足を引っ張らない。
何故なら、引っ張ったところで自分が代わりに浮上できる訳ではないから。

『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』
著者 堀江貴文
発行元 ダイヤモンド社
ISBN 978-4-478-02580-2

すごく素直な子供のような人で、すれてない事は、良いことでもあるし、欠けていることでもあるんだなぁと思った。
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