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九月の恋と出会うまで

旅行代理店に勤める主人公・北村志織の趣味は写真で、撮ってから現像までを自ら行う事が仇となり、住んでいた部屋を追われ、古びた不動産屋に駆け込む。そこで紹介されたのは、古いけれども趣きのあるアパートの一室だった。

引っ越しも終わり、いつもの様にココア色のテディベアのバンホーに、日々のあった事や愚痴を喋っていると、何処からか笑い声が聞こえた。
それはどうやら、壁に開いたエアコン用の穴から聞こえてくる様で、恐る恐る話し掛けると、未来からその穴を通して話し掛けているシラノという男の声だった。
半信半疑でありながらも、志織は未来では隣人の平野があらぬ疑いをかけられ、罪人になっているので、アリバイの証拠写真を撮ってほしいと頼まれ、通路を挟んだ隣の部屋の住人である平野の後をつける事になったのだが…。


『九月の恋と出会うまで』
著者 松尾由美
出版者 新潮社
ISBN 978ー4104ー733ー026


以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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図書館戦争

図書の規制が今より厳しくなったらどうなるか…?
図書を守ろうとする図書特殊部隊を始めとする図書館員と、検閲をし違反図書を廃棄する輩との攻防の為、図書館員は軍隊並の力を求められた。中でも図書特殊部隊は、通常の貸出し作業から図書の防衛まで、幅広い力を必要とされていた。

高校生の頃、本屋で児童書を買おうとしていた主人公・郁は、検閲から図書を守ろうとした事で万引きで捕まりそうになった。その時、郁を助けたのが後の上司・堂上だったのだ。郁はその人が堂上だと知らず、王子様だと憧れ、図書館員への道を目指すのであった。


※本作は、『図書館内乱』へと続きます。因みに図書館シリーズは全部で五作あり、『図書館戦争』はシリーズの最初です。

『図書館戦争』
著者 有川浩
出版者 株式会社角川書店
ISBN 4ー8402ー3361ー6


以下、追記で感想書きます。主観が入る上にネタバレします。苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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屋上ミサイル ☆

アメリカ大統領を人質に取ったテロリストがいつ日本に核ミサイルを撃ってくるか分からない状況下で、ひょんな事から自分達の通う学校の屋上で意気投合した四人の男女で結成した屋上部が、謎めいた事件に挑む。

学校一偉そうな不良の国重、主人公でデザイン科の辻尾アカネ、一年の平原、恋愛成就の為一年間喋らないと決めた沢木の四人は、死体の写真を拾ったと言う国重と拳銃を拾った沢木の提案で殺し屋を探す事。
平原が提案した、トンネルを進んで行くと罪深い人には罰神様が天罰を与えるという噂の真偽を確かめる事。
沢木が恋する宮瀬さんのストーカーを退治する事。
小さな事件は次々と解決していくものの、やはり殺し屋を探す事はリスクがあって…。

『屋上ミサイル』
著者 山下貴光
発行者 株式会社宝島社
ISBN 978ー4ー7966ー6777ー7


以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでよろしくお願いします。
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空の中

航空自衛隊内で立て続けに起こった、空中で航空機が炎上するという原因不明の事故。
事故調査に自衛隊へとかり出された春名高巳は、事故の生き残りである自衛官の武田光稀から詳しい話を聞き出そうとするも、何度も説明を求められ疑われたという光稀は、既に報告書を上げた事を理由に彼を追い返す。

光稀と共に航空機に乗っていた斎木の息子・瞬は、海でクラゲの様な半透明の生物に遭遇し、幼馴染みである佳江の強引な勧めで、その生物をフェイクと名付け飼育する。
たどたどしくはあるものの、フェイクとは瞬の携帯電話を通じて会話が出来る様になり、瞬は天涯孤独の身になったのも手伝って、フェイクを家族の様に可愛がった。

一方、春名は光稀と航空機に乗っている時、優れた知能を持つディック(愛称は白鯨)と通信回線を通じて会話する事で、航空機炎上の謎が少しずつ見えてくるのであった。
白鯨が分裂してしまい、町中を飛び回る騒ぎとなった時、瞬は佳江を助ける為、フェイクに白鯨の分裂した一部を食べさせてしまうのだが…。



※この作品が気に入った方は、『クジラの彼』と言う同じ作者の小説が出てます。そちらは今作のその後の話です。お勧めは『海の底』と言う小説を読んだ後に『クジラの彼』を読むと、時系列順になりますが、一作品ずつでも充分楽しめるますので参考までに。


『空の中』
著者 有川浩

発行者 株式会社アスキー・メディアワークス
ISBN

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでよろしくお願いします。
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レインツリーの国

学生時代に読んだライトノベル『フェアリーテール』のラストが衝撃的で、十数年経った今でも忘れられない向坂伸行は、他の人はどう思っているのかと感想が気になり、ネットで検索をかけたところ一つの感想を見つける。

それは“レインツリーの国”と名付けられたブログで、ひとみという管理人が書いた感想だった。

自分と同じ様に何処かモヤモヤしたものを抱えていた事、そして本でも所々感じ方が違っていた事に惹かれ、自分の感想も彼女にぶつけてみたいと言う一心で、伸はメールを送ると返事が返って来た。
メールで本の感想をラリーの様にやりとりする内に、伸は実際にひとみに会ってみたくなり…。


『レインツリーの国』
著者 有川浩

発行者 株式会社新潮社
ISBN 978ー4ー10ー301871ー1


※この小説は、『図書館内乱』の中で出てきた書籍の実物という設定だそうです。
私はまだ読んでいませんが、それを知らなくても読めるので参考までに。


以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでよろしくお願いします。
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