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ダナスの幻影

『ダナスの幻影』
著者 吉川英梨

警察官僚の娘だったれいかは、英語教師と関係を持っていた。教師の子供を身篭り退学した後、ラジオのディレクターと結婚して幸せを手に入れたように見えた。
英語教師と再会して再び関係を続けるれいかは、同じ町内の奥さんと不倫した末、奥さんを殺した夫と教師を捨て、夫の子供と教師の子供を抱えて貧しく生きていく事に、初めて生きているという実感を覚える。

とんでもなく変な女なので、流し読みだった。

葬送学者 鬼木場あまねの事件簿

『葬送学者 鬼木場あまねの事件簿』

著者 吉川英梨

民俗学の一部である葬送を専門に勉強したいという大学院生のあまね。
葬式で起こる事件を鮮やかに解決する。
あまねの母親が下品で飛ばし読みしてしまった。
あんまり面白くなかった。

警視庁 「女性犯罪」捜査班 警部補 原真希 5グラムの殺意


『警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補 原真希 5グラムの殺意』 吉川英梨

原真希シリーズ続編。
同じ地区での中学生の死亡事故から、計画殺人を疑う原真希のいる女性犯罪捜査班は、一見関係がなさそうな、ママ友トラブルを調べていくうちに、ある精神科医がボランティアで行っている、発達障害のある子供を集めて遊ぶ会に行き着く。
精神科の女医は自らの子供で、遺伝子を操作してサイコパスを作り出し、研究していた。しかし、いくら遺伝子を傷つけたとしても、サイコパスになるには環境が大きく左右するのだ。
親に愛して欲しい、こちらを向いて欲しいが為に、サイコパスにしようとしていない双子の片割れが、殺人を犯す。親が子供に与えるものは、どんなものであれ愛であり、大きく影響するのだ。
原真希シリーズということもあり、あまり原真希は出てこないんだけど、それでも懐かしい面々が動いて楽しかった。このシリーズにはまだ続きがあるようなので、引き続き追いかけたい。

警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

ストーカーなど女性犯罪に特化する部署として発足した班は、捜査一課に疎まれながらも活動をしていた。
有名陶芸家の家族4人が惨殺された。陶芸家の父、美人の妻、ご当地アイドルと、その二卵性双子の地味な引きこもりが顔を潰され殺されていた。引きこもりだけが首吊りの形で亡くなっており、家族を殺して自殺。妻の不倫相手が絡んだ他殺。アイドルの熱狂的ファンが殺した。沢山の伏せんがある事件で…。

『警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希』
著者 吉川英梨
発行元 株式会社宝島社
ISBN 978-4-8002-3250-2

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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ルビィ 女性秘匿捜査官・原麻希

背望会の事件、完結編。

背望会の子に私立小学校の児童と教師24名を拉致され、リクルーターである日浦和也の兄・弘行を公表し解放せよと犯行声明があった。
全国の警察からSATになり業務の合間に盗んだ拳銃を使い、小学校の校長は殺されてしまい、弘行の娘も人質になっていると、警察に拘束されている弘行に伝えた麻希は、残り6つの盗まれた拳銃の在処を尋ねる。

『ルビィ 女性秘匿捜査官・原麻希』
著者 吉川英梨
発行元 株式会社宝島社
ISBN 978-4-8002-1287-0

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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